昨晩の海外

昨晩の海外市場は、アジア市場の株価の調整を受けて、欧米株価も軟調なスタートとなったことで、リスク回避の動きが優勢となったが、その後NY株価3指数が、値を回復したことで、円買いの動きも一服した。米経済指標としては、10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や9月景気先行指標総合指数が予想を下回った一方、週間新規失業保険申請件数や9月中古住宅販売件数が強い結果となり、相場の反応は限られた。また米10年物国債利回りは、ウォラーFRB理事が、「高インフレが続けば、より迅速に行動しなければならない」と発言したこともあって、1.645%から1.690%まで上昇したことが、ドル相場を支えた。
 ドル円は、113.65まで下落後、米長期金利の上昇や株価の反発を受けて114.05まで反発、ユーロドルは1.1652から1.1620まで値を下げ、ポンドドルは、1.3825から1.3776のレンジで上下した。
 一方クロス円では、ユーロ円が132.26、ポンド円が156.79、オージー円は84.89、NZD円は81.25まで一時下落、カナダ円は、原油価格の下落を受けて91.90まで利食いに押された。