昨晩の海外

金曜日の海外市場は、ドル買いが優勢となった。米3月雇用統計では、非農業部門雇用者数が70.1万人減、失業率が4.4%と市場予想から大幅に悪化したが、ドル買いは限定された。また、米3月ISM非製造業指数が。52.5と予想の44.0を上回ったが、新型コロナウイルスの影響が反映されておらず、不透明感が残る形となった。またNYダウは、550ドル安まで下落も、どうにか下値は維持した。
ドル円は108.68まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏3月サービス業PMI改定値の下方修正やイタリアなどが求めていたEU共通のコロナ債発行について、ドイツが改めて反対を表明したことが嫌気されて、1.0773まで下落、ポンドドルは、対ユーロでの売りも加わって1.2206まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は116.73から117.36まで反発、ポンド円は132.55まで値を下げ、オージー円は64.85、NZD円は63.35まで下落、カナダ円は76.96まで値を回復した。