今日の裏読み、表読み

昨晩はアジア時間のドル売りも、NY時間は巻き戻しとなっており、若干強い方向感は見えておらず、本日も来週のFOMCを前に、大きな方向感とならない可能性が残ることは、留意して対応したい。
 本日の経済指標としては、豪12月NAB企業景況感・企業信頼感指数、独2月GFK消費者信頼感調査、ユーロ圏各国の1月製造業とサービス業PMI・速報値、英1月製造業とサービス業PMI・速報値、米1月製造業・サービス業・総合のPMI・速報値、1月リッチモンド連銀・製造業総合指数、NZ第4四半期消費者物価指数などが発表される。
 注目としては、各国の1月製造業とサービス業PMI・速報値の強弱次第で、相場に一定の動きが見えるかとなる。特に欧州や英国は、天然ガス価格の落ち着きもあって良好な結果が想定される一方、米国は例年冬場に経済指標に悪い結果見えるケースが多く、その面ではドル売りが優勢となるか注意しておきたい。
 その他、本日は米2年債国債の入札が実施されるが、この結果を受けた米長期金利の動向、本格化する米企業決算を受けた株価の動向も引き続き焦点となる。

戦略としては、ドル円は、堅調な上昇も引き続き若干方向感には薄く総じて130円を挟んで、3円程度のレンジを想定して対応したい。
まずは、130.89や131.68をストップに、戻りがあれば売り狙いから、押し目は、129.04や128.70をストップに、買い場を探しながら、しっかりと利食いながら対応したい。ただ、来週はFOMCも控えており、押し目は買いが優勢とみておきたい。
ユーロドルは、1.0927まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。引き続き不透明な上下運動は継続しており、追いかけるのは避けておいた方が良さそう。下値は1.0841-47が維持されると買いから入っても、上値は1.090前後が抑えるなら利食いながら、また売りは1.0927をストップに検討しても、下げが甘ければしっかりと利食いながら、引き続き逆張り的な戦略で臨みたい。
またポンドドルも1.2448まで上値拡大も、更なる展開となっていないが、押し目の堅い状況は続いており、早期は1.2323や1.2313をストップに買っても、1.24台が押さえると利食いや売りは、1.2448をストップに検討しても、下げが甘ければしっかりと利食いながら、引き続き逆張り的な戦略で臨みたい。
一方クロス円は、金曜日の高値を越える情報も、追いかけるのは避けたい。早期は慎重に売り場探しから、下げが甘ければ利食いを優先しながら対応となる。また買いは、昨日の安値を睨んで、下げ止まりを確認しながら対応するか、出来れば割れるケースから19日の安値を睨んで、押し目を探すのが無難となるが、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。