昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ドルの軟調な動きが続いた。前日3万ドルを超えたNYダウは、弱い週間新規失業保険申請件数や米国の新型コロナウイルス感染者の死亡が、5月以来の水準となったことなどから、利食いに押されたが、リスクオフのドル買いにはつながらなかった。その他の米経済指標としては、7-9月期GDPの改定値、10月耐久財受注額や新築住宅販売件数などがまちまちの結果、FOMC議事録では、「債券購入の変更を正当化する状況に変わる可能性もある」と示されたが、相場への影響は見えなかった。
ドル円は、小動きの中104.26まで下落、ユーロドルは、1.1930から1.1882で上下、メルケル首相が、部分的ロックダウンを12月20日までの延長を発表したが、反応はなく、ポンドドルは、マーティン・アイルランド首相が、「ブレグジットの合意は厳しく、時間が無くなってきているが、おそらく段階的に合意するだろう」と発言したことで、1.3305から1.3394まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円が124.51から124.15で上下、ポンド円が139.01から139.85、オージー円が76.47から77.00、NZD円は72.75から73.26ま、カナダ円は80.11から80.37まで反発した。