昨晩の海外

昨晩の海外市場は、具体的な要因のない中、米大統領候補者の最終討論会を控えて、ポジション調整的なドル売りが優勢となった。ただ、米国の追加経済対策を睨んでNY株価3指数が、マイナス圏で引けたこと、米10年物国債利回りが0.8%台まで上昇したことが、ドルの下値を支えた。米追加経済対策に関しては、22日も協議が続くが、メドウズ大統領首席補佐官が「48時間以内に合意目指す」、ペロシ下院議長は、「追加経済対策巡り、合意の見込みはあると考えている」
ドル円は、中国人民元相場の上昇あって104.34まで下落、ユーロドルは1.1881なで値を下げ、ポンドドルは。バルニエEU首席交渉官が「EUと英国が互いに妥協の姿勢を示せば合意は間近」と発言、「英国とEUの通商交渉が再開される見通し。11月半ばまでの合意を目指す」との報道を受けて、1.3178まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が124.84から123.92、ポンド円は137.78、オージー円は76.63から74.22で上下、NZD円は69.37から69.78まで反発、カナダ円は、8月カナダ小売売上高が予想を下回ったこと、原油価格が、在庫の増加を受けて大幅に反落したことで79.52まで売り込まれた。