選ぶだけで簡単に自動売買が始められるとご好評いただいている自動売買セレクトが、この度、2019年11月30日(土曜日)より大幅にバージョンアップいたします!
今回の大きな変更点は以下5点です。
■ETF自動売買に新規売り機能が追加
・ETF新規売りからの自動売買を設定できるようになります。
■自動売買セレクトに新自動売買プログラムが登場
・ヘッジャー(ETF)
・ハーフ(FX)
■自動売買セレクト画面がリニューアル
・自動売買プログラムごとのタブ切替で、セレクト一覧がより見やすくなります。
■ビルダー機能の拡張
・ビルダーで作成した自動売買をカートに10個入れることができます。
■推奨証拠金の計算式の変更
・セレクトで表示される推奨証拠金の計算式を変更しました。
本記事では、上記の変更点5つについてご説明させていただきます!
ではさっそく進めていきましょう!
ETF自動売買に「売り注文」が登場
トライオートの自動売買は「新規→決済→次の新規→決済・・・」と、何度も繰り返し取引を行っていく仕組みです。
FXでは新規買い・売りどちらもご利用可能ですが、ETFは、米国銘柄を筆頭に長期的に見ると右肩上がりで価格が上昇していること等の理由から、買いからの注文にのみ対応しておりました。
しかしながら、長期では右肩上がりの相場でも、昨今の相場状況においては「短期的な大きな値下がりに耐えられない!」「売りから入ることはできませんか?」とのお声も多くお寄せいただいておりました。
自動売買の売り注文は、自動売買セレクトのプログラム「ヘッジャー」または、お客様オリジナルの注文を作る「ビルダー機能」から稼働いただけます。
売りの自動売買注文が作成可能になったことで、今までよりもフレキシブルな運用が可能となり、投資の幅が広がります。
売り自動売買の対応銘柄(日経レバ、日経Wインバを除く24銘柄)
TOPIX連動ETF |
日経225ETF |
生活必需品株 |
MSCIワールド |
金融株トリプル |
中国代表株50 |
資本財株 |
大型バリュー株 |
小型株 |
投資適格社債 |
バンガード新興国株 |
S&P500ETF |
S&P500ダブル |
ナスダック100トリプル |
ナスダック100 |
エネルギー株 |
金融株 |
EU大型株ヘッジ |
テクノロジー株 |
高利回り社債 |
公益事業株 |
一般消費財株 |
SPDRゴールド |
原油ETF |
|
◎セレクト一覧から
ETF自動売買プログラムに、売り注文と買い注文両方を設定する新自動売買プログラム「ヘッジャー」が搭載されます。
自動売買セレクトよりご選択いただけます。
「ヘッジャー」を選択して、お好みの自動売買から稼働させてみましょう!
◎ビルダー機能から
ビルダー作成方法は今までと変わりません。ビルダー画面を開き、投資対象ETF>自動売買タイプ(マルチカスタム・シングルカスタム)>銘柄>『設定』まで進むと、売り買いが選択できるようになっています。「売」ボタンをお選びいただくと、売りの自動売買が作成できます。
ビルダー機能からご利用いただけます。
ETF・FXに新しい自動売買プログラムが登場
こちらでは新規売り機能が追加されたことで登場したETF自動売買プログラム「ヘッジャー」とFX自動売買プログラム「ハーフ」を簡単に説明します。
ETF自動売買プログラム「ヘッジャー」
フォロー値の異なる買い注文が上昇相場を追いかけて利益を狙う設定ですが、大きな下落局面では、売り注文を仕掛けて買い建玉の評価損失をヘッジする設定となっています。
より詳しい設定等の説明はコチラをご参考ください。
ヘッジャー対応銘柄は以下の8銘柄となります。
ナスダック100トリプル |
金融株トリプル |
S&P500ダブル |
一般消費財株 |
小型株 |
テクノロジー株 |
ナスダック100 |
S&P500ETF |
「ヘッジャー」は、大きな下落局面において、買い建玉の評価損失を売り建玉の評価益や売り建玉の実現益にて軽減されるような設定となっております。
こちらについては、グラフを比較しながら見て行きましょう。
まずは、買い注文のみの自動売買プログラムのシミュレーションです。
上記グラフを見ると分かりますが、2018年10月と2019年4月にナスダック100トリプルの下落により、シミュレーション上では総合損益「青い線(実現損益+評価損益)」が一時的に悪化しております。
それに対して今回、売り注文が入ったプログラムのシミュレーションはこのようになります。
このように一時的にナスダック100トリプルの価格が下がったときでも、売り注文の評価益や実現益にて買い建玉の評価損失が軽減されて、シミュレーション上での総合損益「青い線(実現損益+評価損益)」の悪化をおさえることが出来ています。
ヘッジャーは「相場の下落局面で、評価損が大きく膨らむことが怖い」というお客様の声から生まれた自動売買プログラムです。
米国株式市場に過熱感があるこの機会に、上昇相場を追って利益を狙いつつ、リスクヘッジもこなす、「ヘッジャー」をぜひお試し頂ければと思います。
※「ヘッジャー」運用時の注意点
・売り注文と買い注文の両方を発注するため、両建てになる可能性があります。両建てはスプレッド・金利が二重にかかること等デメリットがある点をご理解の上ご利用ください。
・買い注文のエントリー価格は前日終値とフォローの組み合わせで計算されますが、売り注文の初期設定価格は価格固定になっているため、相場変動により、買い注文が約定する前に売り注文が先に約定する場合がございます。
・相場の変動などにより、自動売買セレクトに掲載している売り注文の価格が変更される場合があります。
FX自動売買プログラム「ハーフ」
こちらではレンジ相場で効果を発揮しやすい自動売買、「ハーフ」を簡単に説明します。
より詳しい設定等の説明はコチラをご参考ください。
その名の通り、想定レンジの中央値より上半分では「売り」、下半分では「買い」だけの取引をするようなデザインとなっています。想定レンジで買いか売り、どちらか一方の注文を設定するよりも必要証拠金や評価損失を抑えた運用が期待できます。
ハーフ対応通貨ペアは下記13通貨ペアです。
ハーフ対応通貨ペア(英ポンド/円、トルコリラ/円、南アフリカランド/円、英ポンド/ドルを除く全13通貨ペア)
ユーロ/豪ドル |
ユーロ/英ポンド |
カナダドル/円 |
豪ドル/NZドル |
スイスフラン/円 |
米ドル/円 |
米ドル/スイスフラン |
ユーロ/円 |
ユーロ/米ドル |
NZドル/円 |
NZドル/米ドル |
豪ドル/円 |
豪ドル/米ドル |
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以下のチャートは自動売買注文を設定しているイメージです。上半分に売り注文、下半分に買い注文を設定します。
※「ハーフ」運用時の注意点
・買い建玉を保有している状態で価格が想定レンジの下限、また売り建玉を保有している状態で価格が想定レンジの上限を抜けますと、評価損失が拡大する可能性があります。
・売り注文と買い注文の両方を発注するため、両建てになる可能性があります。両建てはスプレッドが二重にかかることやスワップポイントで支払いが生じる等デメリットがある点をご理解の上ご利用ください。
自動売買セレクト画面がリニューアル
セレクト一覧の表示方法が変わります。
今までは全プログラムを一覧で表示していましたが、タブ切替で自動売買プログラムごとにご覧いただけるようになりました。
「すべて」を選択すると、搭載している自動売買プログラムがランキング表示されます。
搭載自動売買プログラム
・FX:コアレンジャー、ハーフ、スワッパー
・ETF:ヘッジャー、カウンター、スリーカード、追尾
※ETF自動売買プログラムの内容については下記リンクよりご確認ください。
ヘッジャー(ETF)
ハーフ(FX)
カウンター
スリーカード・追尾
※ETF自動売買のライジングについては公開を終了とさせていただきます。
既に稼働された注文に関しましては引き続きご利用できますが、今後セレクト一覧よりカート追加・発注することは出来かねます。何卒、ご了承くださいませ。
ビルダー機能の拡張
今まで、ビルダー機能で作成した自動売買は最大2個までしかカートに入れて組み合わせる事しかできませんでした。今回のバージョンアップでは、ビルダー機能で作成した自動売買を最大「10個」までカートに入れることができるようになります。
通貨ペアの異なる自動売買を組み合わせたり、FXとETFを組み合わせたりと、トライオートならではの拡張性がさらに高くなり、戦略の幅が広まります。
是非この機会に、より高度な自動売買の作成を目指してください!
ビルダーの詳しい操作方法は下記ページの「ビルダーの使い方」の記事をご参考くださいませ。
推奨証拠金の計算方法が変わります
お取引する際の運用資金の目安として、セレクトの詳細画面や、カート画面にてご案内している「推奨証拠金」の計算方法が変更されます。昨今の相場変動等を振り返った結果、今まで以上に余裕を持たせるように、下記計算式で算出いたします。
変更前の推奨証拠金=係数*必要証拠金+期間中の最大ドローダウン1/2
変更後の推奨証拠金=係数*必要証拠金+期間中の最大ドローダウン
※ETFの係数は銘柄により異なります。
変更前と比較して、より推奨証拠金に余力を持たせた金額となります。
ご注意点としては推奨証拠金は必ずしもロスカットにならないという金額ではありません。
自動売買を長期で運用するためには資金管理が重要になります。推奨証拠金の水準では心配な方や、余裕をもって自動売買を運用したい方は、まずは証拠金預託額に余裕を持たせて自動売買を選ぶことが大切です。その後の運用期間中は、1日に一度だけでも良いので、取引ツールにて有効比率を確認することだけは忘れないようにしてください。有効比率が危険な水準ではないか、なるべく毎日確認することが大切です。
今後も、自動売買セレクトの自動売買プログラムは相場の変動等により不定期にバージョンアップを予定しております。加えて、ビルダー機能も機能拡充を順次進めており、皆様に満足して頂けるサービスを目指しております。
今後もどうぞ、楽しみにしていてください!