「評価損失を多く抱えながらの運用が不安」というお客様の声をもとに、両建てをなるべく避けながらもレンジ相場で収益を狙う自動売買プログラム、「ハーフ」が登場しました。
「ハーフ」について、詳しく解説していきます!
「ハーフ」のコンセプト
ハーフはレンジ相場で効果を発揮しやすい自動売買戦略です。
その名の通り、想定レンジの中央値より上半分では「売り」、下半分では「買い」だけの取引をするようなデザインとなっています。想定レンジで買いか売り、どちらか一方の注文を設定するよりも必要証拠金や評価損失を抑えた運用が期待できます。
ハーフ対応銘柄は下記13銘柄です。
ハーフ対応通貨ペア(英ポンド/円、トルコリラ/円、南アフリカランド/円、英ポンド/ドルを除く全13通貨ペア)
ユーロ/豪ドル | ユーロ/英ポンド | カナダドル/円 |
豪ドル/NZドル | スイスフラン/円 | 米ドル/円 |
米ドル/スイスフラン | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル |
NZドル/円 | NZドル/米ドル | 豪ドル/円 |
豪ドル/米ドル |
売買イメージ
■自動売買プログラム「ハーフ」の設定値
続いては、ハーフの各設定値(初期値)を見てみましょう!
◆注文本数
通貨ペアによって異なります。なお、設定する売りと買いの注文本数は同数です。
◆想定レンジ
2018年1月から2019年10月末までの相場変動を参考にして設定しています。
◆売り注文のレンジ帯
想定レンジの中央値より上のレンジ帯に設定しています。
◆買い注文のレンジ帯
想定レンジの中央値より下のレンジ帯に設定しています。
◆利確幅
2018年1月から2019年10月末までの期間の、約1日平均変動幅(Avg)の1/4~1/2を設定しています。
◆注文間隔
利確幅と同じ値幅間隔に設定します。
◆カウンター値
新規エントリー価格と同じ価格で設定しています。
※カウンター値(決済後の次の新規注文の逆張り方向のエントリー条件)
なお、フォロー値と損切り幅は設定していません。
フォロー値・カウンター値等、自動売買の仕組みについてはこちらをご確認ください。
■ハーフのここに注目!
◆想定レンジで買いか売り、どちらか一方の注文を設定するよりも、評価損失を抑えた運用が期待できます。
豪ドル/円80円~70.50円の範囲内で0.5円おきに、自動売買注文20本、利確幅0.5円、カウンター固定を設定するケースを例にご説明いたします。
・買い自動売買注文のみ、①~⑳まで20本を仕掛ける場合
価格が80円から70円まで下がった場合は、評価レート(70円)が20本(①~⑳)の買い建玉の価格より低いため、20個の買い建玉すべてが評価損失を抱える状態になります。
同じ想定レンジ内で、レンジの上半分に売り注文10本(①~⑩)、レンジの下半分に買い注文10本(⑪~⑳)を仕掛ける場合
価格が80円から70円まで下がった場合は、売り建玉(①~⑩)が全部利益を確定し決済され、買い建玉(⑪~⑳)のみが評価損失が抱える状態になります。
上記例の場合、どちらか一方の注文を設定するよりも、ハーフのほうが評価損失を抑えられたことがわかります。
「ハーフ」は、「コアレンジャー」と比較すると取引回数が少なくなる為、退屈に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし「ハーフ」は想定レンジ内で価格が推移する場合は、「コアレンジ底値付近の売り建玉・上値の買い建玉」などといった、解消し辛いポジションが発生しにくいことも特徴で、その分資金効率に優れたプログラムだと考えております。同時に、初心者の方でも理解しやすいシンプルな自動売買プログラムだとも考えております。
自動売買セレクトが初めての方、ご経験がある方も、ぜひ新プログラム「ハーフ」をご利用ください!
※「ハーフ」運用時の注意点
・買い建玉を保有している状態で価格が想定レンジの下限、また売り建玉を保有している状態で価格が想定レンジの上限を抜けますと、評価損失が拡大する可能性があります。
・想定レンジ中央値付近では、売り注文と買い注文の両建てになる可能性があります。また、両建てはスプレッドが二重にかかることやスワップポイントで支払いが生じる等デメリットがある点をご理解の上ご利用ください。