昨晩の海外(2026/06/16)

昨晩の海外市場は、米5月小売売上高、6月NY連銀製造業景気指数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数が、予想より強い結果となるも、週間失業保険申請件数や継続受給者数が、市場予想より悪化したことで米長期金利が低下、また、ECB理事会では、予想通りの利上げが実施されたが、今年・来年のコアインフレ率見通しが引き上げられ、ラガルドECB総裁が「7月も利上げの公算が極めて大きい」、「利上げの停止は考えていない」などと発言、ユーロに買い戻しが強まったこと、加えてNY株価3指数が、米経済のソフト・ランディング期待で強く上昇したことも、リスクオンのドル売りを誘った。米10年物国債利回りは、3.845%から3.709%まで低下した。
 ドル円は、アジアの高値141.50から140.15まで下落、ユーロドルは1.0953、ポンドドルは、1.2786まで上値を拡大した。
 一方クロス円では、ユーロ円が153.69、ポンド円は179.41、オージー円は96.74、NZD円は87.60まで上昇、カナダ円は105.47まで下落後106.25まで反発した。