昨晩の海外(2024/05/01)

昨晩の海外市場は、予想を上回った米1-3月期雇用コスト指数を受けて、米10年物国債利回りが4.690%まで上昇、ドル買いが優勢となった。またNY株価3指数が大きく調整したことも、リスクオフの動きにつながった。ただ、その後発表された4月シカゴ購買部協会景気指数やコンファレンス・ボードの消費者信頼感指数が予想を下回っている。
 ドル円は、日銀が公表した明日の当座預金増減要因の予想値が、市場推計値と約5.5兆円程度乖離していることで、29日に財務省のドル売り介入が実施されたとの確認が高まったことで、156.49まで一時下落後157.57まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏1-3月期GDP・速報値や4月消費者物価指数のコア指数・速報値が予想を上回ったことで1.0735まで反発後、1.0666まで売りに押され、ポンドドルは、1.2490までじり安となった。
 一方クロス円では、ユーロ円は168.60、ポンド円は197.38まで一時反発、オージー円が102.57から102.12、NZD円は93.42から92.87まで利食いに押され、カナダ円は、加2月GDPが予想より弱かったことで、114.86から114.42まで下落も、このレンジの推移に留まった。