今日の裏読み、表読み(2023/08/22)

昨晩は、株価の反発を受けて、リスクオフの動きに巻き戻しが優勢となった。ただ、ジャクソンホール会議を前に、利食いややれやれの動きも出易く、追いかけるのは避けておきたい。
 経済指標としては、スイス7月貿易収支、ユーロ圏6月経常収支、米国では、7月中古住宅販売件数と8月リッチモンド連銀・製造業総合指数などが発表される。
 大きな注目材料はなく、 経済指標に対する反応は限定されそう。要人発言としては、ボウマンFRB理事やグールズビー・シカゴ連銀総裁の発言が予定されているが、タカ派の発言が続くと、米長期金利の高止まりが続きそうで、引き続き米長期金利や株価の動向を睨んだ対応となりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、146.56まで上値を拡大後の調整が144.93で維持されて再反発。ただ、直近高値の146.56はえ維持されており、今後もこの高値が抑える状況が続くか注目して対応したい。ただ、上値追いも厳しく、早期は、昨日の高値146.40や146.56が上値を抑えるならこれをストップに売り狙い。超えても147円越えなどをストップに、売り直しも一考となる。下値は146円前後維持されると強く、買い戻しも割れるなら145.50前後から利食いや買い下がりとなる。この買いのストップは144.93割れで、ターゲットは、戻りが重ければ、利食いを優先しながら対応したい。 
 ユーロドルは、下値を1.0845まで下値を拡大もこれを維持する形。下値をこれが維持されると1.0845や1.0834をストップに、慎重に買い場探し。割れるケースでは、1.0733をストップに買い直し。上値は、1.09014-35が押さえると利食いで、売りは1.0953-60越えをストップ、超えても1.1005や1.1065をストップに売場探しとなる。ただ、こういった反発では、その直前の安値が維持されると利食いとなる。
 ポンドドルは、1.2617まで再下落もこれを維持して、反発が1.2788で抑えられる形。このレンジでの上下のブレイクが焦点となるが、上値は1.2788が押さえるとこれをストップに売り狙い。超えても1.2818や1.2885をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.2711-23、割れても1.2687-90が維持されると利食いで、この位置の買いは、1.2674割れをストップ、割れても1.2617をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
 一方クロス円は、高値からの調整を既に、18日の安値が支えて、再反発となっている。ただ、上値追いは厳しく、引き続き直近高値が押さえると利食いや売り狙い。一方下値は、押し目があれば、18日の安値をストップに買い場探しとなる。また割れるケースからは、7月28日の安値を睨んで買い下がりとなるが、直近高値が上値を押さえるとしっかりと利食いながら対応したい。