「自動売買セレクト」のFX自動売買プログラムがバージョンアップ!

「コアレンジ帯で自動売買注文をさらに細かく設定したい!コアレンジ帯で取引額を増やしたい!」といったご要望を受け、2018年7月14日にリリースしたFX自動売買プログラム(コアレンジャー、スワッパー)を、2019年9月14日(土)にバージョンアップいたします!

今回のバージョンアップでは、コアレンジャー・スワッパーいずれもレンジ幅が変更となります。
バージョンアップ前のレンジ幅は、「2014年1月から2018年6月までの4年半の相場変動」を参考にしていましたが、バージョンアップ後は「2018年1月から2020年2月までの相場変動」を参考に設定しました。

※2020年3月14日、相場の乱高下を受け、2018年1月から2019年6月であったレンジ幅の見直しを行いました。

バージョンアップ前のレンジ幅だと、直近の価格帯から離れた価格に設定される自動売買注文は中々約定せずに証拠金だけが拘束され、自動売買の回転率の低下が見受けられましたが、今回はレンジ幅を狭くすることで、直近の相場の価格帯により多くの注文を仕掛け、今まで以上に資金効率を高めることを狙いとしています。

バージョンアップしたプログラムは、より一層「コアレンジ帯の取引に注力するプログラム(コアレンジャー)」「高金利通貨の短期反発を狙うプログラム(スワッパー)」になっていますので、ぜひ自動売買セレクト画面よりご覧になってください。

では、早速、コアレンジャーとスワッパーそれぞれの特徴を見ていきましょう!

レンジ相場向きの戦略「コアレンジャー」

コアレンジャーはレンジ相場で効果を発揮しやすい自動売買戦略です。
下記のようにレンジ帯をコアレンジ帯・サブレンジ帯の二つに分け、コアレンジ帯では買い注文と売り注文を同時に仕掛けます。一方、サブレンジ帯は、コアレンジ帯より上のレンジ帯には売り注文のみ、コアレンジ帯より下のレンジ帯には買い注文のみを仕掛けます。

コアレンジ帯では、相場が上下に繰り返し動き続けるときに細かく売買を行い、利益をコツコツと積み上げ、サブレンジ帯はコアレンジ帯より利確幅を大きく設定することで、価格の戻りを想定した設計になっています。

■自動売買プログラムの設定値

バージョンアップ後のプログラムの大きな特徴は、コアレンジ帯における自動売買注文の注文間隔を以前より細かくし、取引数量をサブレンジ帯の数量の2倍に設定したところです。また、利確幅を小刻みに設定することにより、より細かい値動きに対応できるようになりました。

・レンジ帯
2018年1月から2020年2月末までの相場変動を参考にしています。
また、上記によって設定したレンジ帯のうち、70%~80%の価格(日足終値)をカバーできる価格帯をコアレンジ帯とし、コアレンジ帯より上のレンジ帯、下のレンジ帯をそれぞれサブレンジ帯としています。

・コアレンジ帯での売買
売り注文と買い注文両方を仕掛けます。利確幅は、約1/4~1/2Avg(1Avg=1日平均変動幅)とし、利確幅と注文間隔を同じ値幅にすることにより細かく取引を行います。なお、取引数量はサブレンジ帯の数量の2倍です。また、カウンター値(決済後の次の新規注文の逆張り方向のエントリー条件)も利確幅と同じ値幅で設定しました。
利確幅とカウンター値を同じ値幅にすることで、1つの自動売買は同じ価格帯で取引を繰り返していきます。
※フォロー値(決済後の次の新規注文の順張り方向のエントリー条件)と損切り幅は設定されていません。

・サブレンジ帯での売買
コアレンジ帯より上のレンジ帯には売り注文のみ。コアレンジ帯より下のレンジ帯には買い注文のみを仕掛けます。利確幅は約1Avg(1Avg=1日平均変動幅)、利確幅と注文間隔は同じ値幅とし、取引数量はコアレンジ帯の数量の1/2で設定しています。また、カウンター値も利確幅と同じ値幅で設定しました。
※フォロー値と損切り幅は設定されていません。

フォロー値・カウンター値等、自動売買の仕組みについてはこちらをご確認ください。

ご参考:コアレンジャー_ユーロ/豪ドルの設定値
※サブレンジ帯の取引数量を1,000通貨とします。

コアレンジャー_ユーロ/豪ドルの成績比較(2019年9月3日現在)

コアレンジ帯の注文間隔を狭くしたことや、取引数量をサブレンジ帯の2倍に設定することで推奨証拠金は増えますが、バージョンアップ後(右側グラフ)の青い線(期間総合損益)は山谷が少なく、なだらかな右肩上がりになっていることが分かります。

※コアレンジャーのコアレンジ帯では、売り注文と買い注文の両方を発注するため、両建てになる可能性があります。両建てはスプレッドが二重にかかることや、スワップポイントで支払いが生じる等デメリットがある点をご理解の上ご利用ください。

スワップの高い通貨向きの戦略「スワッパー」

スワッパーは高金利通貨を対象とした自動売買戦略です。

高金利通貨の値動きを想定してデザインされており、買い注文のみを行ないます。また、バージョンアップ後のスワッパーは、エントリー価格により取引数量が異なり、利確幅よりもカウンター値を大きくすることで徐々に買い下がる取引を行ないます。

スワッパー対応通貨ペア(全2通貨ペア)

相場の上昇局面では、スワップと相場値上がりによる収益の両方を狙っていきます。一方、相場の下落局面では含み損失を抱えますが、その間もスワップを積み上げていきながら、価格の戻りを待ち、プラスに転じた際に買いポジションを決済する設計です。

スワップは、2つの通貨の金利差から発生するもので、高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売ることでその金利差を受取ることができます。

ご参考:トライオートFXの1日あたりの買いスワップ
(2019年8月30時点※日によって変動します)

■自動売買プログラムの設定値

バージョンアップ後のプログラムの大きな特徴は、レンジ帯を三つに分け、価格が高いレンジ帯から価格が安いレンジ帯へ、取引数量が徐々に増える点です。

・レンジ帯
2018年1月から2020年2月末までの相場変動を参考にしています。(2020年3月14日、2019年10月末までを変更)

・売買
上記で設定したレンジ帯に買い注文のみを仕掛けます。利確幅は約1/2Avg(1Avg=1日平均変動幅)とし、利確幅と注文間隔は同じ値幅になっています。
なお、取引数量はエントリー価格により異なります。レンジ帯を3分割し、価格が高いレンジ帯から価格が安いレンジ帯へ移るごとに取引数量が徐々に増えていく設計です。
また、カウンター値を利確幅×1.5とすることにより、自動売買にて繰り返し取引を行うたびに自動売買注文のエントリー価格が下がっていくようになっています。
※フォロー値と損切り幅は設定されていません。
自動売買の仕組みについてはこちらをご確認ください。

ご参考:スワッパー_南アランド/円の設定値

価格が安いレンジ帯での取引数量を大きくすることにより、短期的な反発での利益獲得を狙っていきます。

自動売買セレクト利用時の注意点

・推奨証拠金
運用する際の目安として、必要証拠金に加え、2018年1月2日からの最大ドローダウンの半分を加味した参考値です。推奨証拠金は必ずしもロスカットにならないという金額ではありません。推奨証拠金では心配な方や、意図しないロスカットを避けたい!直近のドローダウンはあまりあてにならない!とお考えの方は、まずは推奨証拠金の2倍から3倍程度の余裕を持たせることをお勧めします。その後は、取引ツールにて有効比率でしっかり管理しましょう。

・各自動売買プログラムの利用可能回数
2019年9月14日、自動売買セレクトのFX自動売買プログラムのバージョンアップに伴い、各プログラムの利用できる回数がセレクト一覧に表示されます。

上記の「残り2500」とは、「コアレンジャー_豪ドル/NZドル」をカートに入れて発注できる回数を表しています。
もし、残りの発注できる回数が0になった場合は「売り切れ」の文字が表示され、自動売買セレクトからカートに入れることが出来なくなります。なお、「売り切れ」になる前に発注し、既に稼働している自動売買注文については影響しませんのでご安心ください。


※売り切れになった場合は、プログラムの稼働状況を考慮して、売り切れの自動売買プログラムを再提供するか、または新たなプログラムを提供する等、Myページにてご案内予定です。

自動売買セレクトの自動売買プログラムは、今後は相場の変動等により不定期にバージョンアップを予定しております。皆さんどうぞ楽しみにしていてください!