トライオートFXスタートガイド

トライオートFXスタートガイドでは、これからFXを始める方はもちろん、今まで自分の相場観で取引してきたけど継続的に利益を出すのが難しいと感じている方に、トライオートFXの特徴から自動売買の活用方法など、FXで長期資産運用をするためのコツをすべてご案内いたします。

目次

1.トライオートFXとは?
 1-1.トライオートFXの5つの特徴
 1-2.あなたはどのタイプ?簡単フローチャート
 1-3.マニュアル売買に向いている人、自動売買に向いている人

2.はじめてのトライオートFX自動売買
 2-1.リピート系自動売買の特徴
 2-2.FXで自動売買をおすすめする3つの理由
 2-3.自動売買のメリット・デメリット
 2-4.他社のサービスとどう違うの?
 2-5.自動売買の仕組みをマスターしよう
 2-6.自動売買はどうやって始めるの?
 2-7.いくらから取引できるの?
 2-8.自動売買の変更・停止などの管理方法
 2-9.自動売買で注意することは?

3.レンジ追尾完全攻略
 3-1.レンジ追尾の仕組み
 3-2.レンジ追尾の特徴
 3-3.資金効率をさらに高めた「レンジ追尾パーツ」
 3-4.自分でレンジ追尾を作成する
 3-5.レンジ追尾の実践運用方法

4.自分の相場観を活かした自動売買
 4-1.トレンド相場の細かい動きをとる追尾
 4-2.追尾のメリット・デメリット(マニュアル比較)
 4-3.追尾を作成する際の3つのポイント
 4-4.追尾の推奨証拠金の考え方

5.自動売買運用のコツ
 5-1.初心者がやりがちな3つの間違い
 5-2.運用資金に合わせて設定を調整する
 5-3.初回注文価格を変えてターゲットレンジを変更する
 5-4.カウンター固定で同価格の指値連続注文
 5-5.注文価格が現在価格とかけ離れた時
 5-6.相場に応じて自動とマニュアルを使い分ける

 

1.トライオートFXとは?

トライオートFXは、ハイスペックなトレード環境と簡単かつ自由に設定できる自動売買機能により、今まで多くの人たちが求めても中々実現できなかった「FXで長期運用」を目指すインヴァスト証券独自のFXサービスです。

1-1.トライオートFX5つの特徴

トライオートFXは、自分の相場観で自由に売買できる快適なトレード環境と、初心者の方にも簡単に始めることができる自動売買をご提供しています。さっそくその特徴を見ていきましょう。

その1 業界最狭水準スプレッドで快適トレード

米ドル/円0.3銭、ユーロ/米ドル0.3pips、英ポンド/円1.0銭など各通貨ペア業界最狭水準の原則固定(※例外あり)スプレッドにてご提供しています。マニュアル売買はもちろんのこと自動売買も低スプレッドにて取引いただけます。

  • 対円通貨ペア:1pip=1銭(0.01円)、対外貨通貨ペア:1pip=0.0001外貨
  • 震災などの天変地異や事変等による突発的な相場急変時や、重要な経済指標の発表前後(毎月初に発表される米雇用統計等)、主要株式市場のオープン時、NYクローズ前後の流動性低下時等、インターバンク市場での動向によって上記のスプレッドをご提供できない場合があります。
  • トルコリラ/円については原則固定ではありません。コアタイム(16:00~25:00(欧州サマータイム時間))以外の時間帯はスプレッドが大きく開くことやレートが配信されないこと、レートが配信されている場合であってもロスカットを含む取引が約定しないこと等があり、お客様の預託された証拠金の額を上回る損失が発生する可能性があります。
  • 自動売買も同様です。

その2 1,000通貨対応で少額取引可能

  • 1,000通貨あたり、米ドル/円のお取引の場合(レバレッジ25倍、1米ドル=100円として算出)
  • 南アランド/円のみ10,000通貨単位となります。 

その3 独自の自動売買機能

トライオートFXの自動売買は、条件を設定するだけで「新規⇒決済⇒新規」を繰り返す連続注文です。注文設定とセーフティー設定で自動売買、自動停止を実現します。

これを複数設定することにより、強力な自動売買ロジックへと進化!

代表的な自動売買ロジック「追尾」

 

自動売買注文にはマークアップ手数料が適用されます。
自動売買注文では、手数料を別途いただくことはありませんが、下記のマークアップが約定価格に転嫁されます。

※南アフリカランド円のみ10,000通貨単位からの取引となります。

その4 年間収益率30%以上の自動売買「レンジ追尾」

相場が上がるか下がるかを予想せずに、為替相場のレンジの動きを捉えて買いと売りを同時に設定する自動売買設定、それが「レンジ追尾」です。取引ツールから選んで稼動設定するだけなので、初心者の方にも簡単にご利用いただけます。

※上記はレンジ追尾_ユーロ/米ドル_Dパーツ、2017/6/22現在、12ヶ月のバックテスト結果です。

>>詳しくは「レンジ追尾」完全攻略をご覧ください。

その5 FXしながら寄付をするポイントプログラム

業界初!社会貢献ポイント制度をご用意しています。10,000通貨取引するごとに1ポイント付与いたします。貯まったポイント(1ポイント1円)を認定NPO法人へ寄付いただくことにより、確定申告で寄付控除を受けることができます。

>>インヴァストミッションプロジェクト

1-2.あなたはどのタイプ?簡単フローチャート

自分がどのような取引に向いているのか、簡単なフローチャートにまとめましたのでご参考にしてください。

1-3.マニュアル売買に向いている人、自動売買に向いている人

これまで数多くのお客様の取引を目の当たりにしてきましたが、その経験を踏まえてアドバイスさせていただきます。FXは短期間で大きな利益を得ることができる可能性のある金融商品ですが、正直に申し上げてそんなに甘くはありません。マニュアル売買がどのような方に向いているのか、また自動売買がどのような人に向いているのか、これからFXを始める方も既にご利用いただいている方も、ぜひ一度お読みください。

マニュアル売買で取引すべき人

①FXについて勉強時間を割ける人

為替相場は投資対象としてもっとも難しい分野に入ります。FXがここまで一般個人に普及しているのは日本くらいです。FXで特に短期売買の判断には高度な分析を必要しますが、デイトレ、スキャルピングといった短期売買がもてはやされています。でも、まったく勉強する気のない方は、FXの短期売買は避けてください。短期売買でたまたま勝ち続けることができたとしても、それを続けるには相当な訓練と勉強、そして実際にトレードする時間が必要です。最初にたまたま利益を得ても、最終的には大きな損失を出して止めてしまうという方を多く見てきましたが、継続している方はこういった苦い経験を踏まえて真剣に勉強した方なのです。

②資金管理について冷静に考えを持てる人

今あるお金がすべてなくなってもいいと考える人は向いていません。FXに限らず、投資においてもっとも重要なことは資金管理だといわれます。現在自分が持っている資産のうち、いくら位をリスクのある資産に投資してもよいのか、その中で余裕を持って取引できるポジション数量はどれ位なのか。これが投資における資金管理です。初心者によくありがちなことが、資金管理を考えずにポジションを保有し、気付いたらロスカットで大きく資産を減らしてしまうことです。最初に資金管理の考え方をしっかりと学べば、想像を超えるような損失を被ることもないでしょうし、リスクに見合ったリターンを得られるようになるでしょう。資金管理の具体的方法として、あらかじめ1回あたりの取引の損失や保有する数量の上限などマイルールを決めてそれを守って取引することが大切です。

③自ら課したルールを守れる人

相場の世界では、自分に負けない精神力が求められます。大袈裟に聞こえますが、要は相場の変動に右往左往しない準備が必要だということです。ジョージ・ソロスやウォーレン・バフェットといった有名な投資家は、皆必ずそれぞれの投資哲学を持ちそれを実行しています。FXはレバレッジ25倍のハイリスク・ハイリターンの取引ですので、知識やテクニックを身につけても自分が作ったルールを最後まで守れない方にはお勧めできません。

ルールを作ることは簡単ですが、守ることは非常に難しいことです。行動心理学では、人間は目の前の損失を回避することによりリスクを取る傾向があり、一方で目の前に利益があると利益が手に入らないリスクの回避を優先する傾向があるそうです。これは行動経済学でプロスペクト理論という名で証明されています。つまり、FXのトレードに置き換えると、損切りは耐えて遅くなり利益確定は早くなるということです。

プロスペクト理論とは

プロスペクト理論の元となった実験は、カーネマンが「一つだけの質問による心理学(psycology of single questions)」と呼ぶ手法による。この手法は、心理学者のウォルター・ミシェル(英語版)が用いた方法を参考にしたものである。例えば、以下の二つの質問について考えてみよう。

質問1:あなたの目の前に、以下の二つの選択肢が提示されたものとする。

  1. 選択肢A:100万円が無条件で手に入る。
  2. 選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない。

質問2:あなたは200万円の負債を抱えているものとする。そのとき、同様に以下の二つの選択肢が提示されたものとする。

  1. 選択肢A:無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円となる。
  2. 選択肢B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債総額は変わらない。

質問1は、どちらの選択肢も手に入る金額の期待値は100万円と同額である。にもかかわらず、一般的には、堅実性の高い「選択肢A」を選ぶ人の方が圧倒的に多いとされている。

質問2も両者の期待値は-100万円と同額である。安易に考えれば、質問1で「選択肢A」を選んだ人ならば、質問2でも堅実的な「選択肢A」を選ぶだろうと推測される。しかし、質問1で「選択肢A」を選んだほぼすべての者が、質問2ではギャンブル性の高い「選択肢B」を選ぶことが実証されている。

④外貨を買う資産ヘッジを目的とする人

日本のFX市場は特に、競争激化により世界でも最も低コストでFX取引ができる環境です。銀行で外貨預金をするよりFXを利用する方が遥かにメリットが高いことは言うまでもありませんが、この場合レバレッジは低く抑えてください。ちなみに外貨預金のような目的でFXをされる方はトライオートFXのような店頭FXではなくどちらかというと取引所FX「くりっく365」のお客様が多いです。

 

自動売買で取引するべき人

①マニュアル売買に自信がない人

先ほどご案内した「マニュアル売買をすべき人」でいうと私自身ルールを守るといった点について自信がありません。
またFX相場について仕事柄多少は知ってはいますが、トレーダーのみなさんと比較するとそこまで深い知識はありませんし経験も足りませんので短期売買などは自分自身はやりません。自動売買だからといって、FXの知識が全くないとかでも大丈夫というワケでは決してありません。きちんと学び理解してから臨んで頂く必要があります。

②自動売買のロジックに納得がいっている人

トライオートFXの自動売買は必ず利益を上げてくれる打ち出の小槌ではありません。ただし、設定した自動売買のロジック通りに相場が動いた場合には利益がでます。つまり自動売買のロジックを選ぶことが最も重要な要素になります。選ぼうとしている自動売買ロジックがどのような売買をするのか?どのようなコンセプトで仕掛けるべきものなのかを理解していなければなりません。トライオートFXでインヴァスト証券が用意している仕掛けは大きく分けてたった2つです。「レンジ追尾」と「追尾」です。この二つのロジックについて十分な理解をした上で納得して使ってみてください。

まとめ

  • マニュアル売買は簡単ではない。相場、資金管理、ルール管理の3つを知識と技術を手に入れる必要がある。
  • 自動売買はマニュアル売買に自信がない人向け。但しロジックは理解する必要がある。

 

2.はじめてのトライオートFX自動売買

皆さんは、FXでどれくらいの利益を期待されますか?3ヶ月で投資金の2倍ですか、それとも1年間で10倍ですか?

もちろん、その可能性があるのがFXであり、それが魅力でもあります。でも、トライオートFXが提案する自動売買では、そのような大儲けを期待しないでください。1回の取引で数百円の利益をコツコツ地道に繰り返し積み上げていき、1年間で1030%超の収益率を目指す売買手法、それがトライオートFXの自動売買です。最初にはっきりと申し上げておきますが、マニュアル売買のような興奮は得られない地味な取引です。しかし、地味でもFXの特性を活かして戦略的な資産運用をしたい方にだけお届けする手法です。

2-1.リピート系自動売買の特徴

FXの自動売買は多くの会社でも提供しており、FXトレードにおいて一般化してきたサービスです。インヴァスト証券では「シストレ24」という選択型の自動売買が有名ですが、為替相場特有の一定範囲で上げ下げを繰り返す値動きをコツコツ取っていくリピート系自動売買も人気を集めています。それが「トライオートFX」です。

リピート系自動売買とは、その名の通り注文を繰り返す自動売買手法であり、連続注文とも呼ばれています。相場が一定の範囲内で動くことを想定して、その範囲の中で繰り返し売買を行うというのが代表的な手法です。値動きに応じて設定した連続注文が自動で新規発注と利益確定を繰り返し、利益を積み上げていきます。もちろん、相場が反対に動けば評価損(計算上の損失)が発生しますが、あらかじめ損切りを設定しておくこともできます。

2-2.FXで自動売買をおすすめする3つの理由

コツコツ利益確定を行うリピート系自動売買は、FX3つの特性を活かしています。

FXの特性

  • その1.レンジ相場を形成しやすい
  • その2.コストが安い
  • その3.平日24時間取引できる

その1FXはレンジで動きやすい、だから効率的に利益を狙える

FXは一定の範囲内で上がったり下がったりするレンジの動きをしやすいという特性があります。長い期間で見ても株取引などの金融商品と比べ、FXはレンジ相場であることが多いのです。世界で最も取引されているユーロドルにおいても10年以上、大きなレンジ相場の中で小さなレンジ相場を形成しながら推移してきました。

下の図を見ると、実際に米ドル/円とユーロ/米ドルは10年前の価格と比べても大きく離れてはいませんが、株式相場の値動きと比較すると、為替相場の方が上下の変動幅小さくレンジ相場を形成しやすいといえるでしょう。

 

その2FXは取引コストが安い!だからコツコツ取引が可能

リピート系自動売買の特徴「コツコツ取引」は、取引回数が多くなるため、コストは気になるところです。左図のとおり、日本のFX市場は世界でもトップの売買規模を誇ります。そのため、株取引以上に低コスト競争が激化しており、コツコツ取引でも手数料等を気にせず、積極的に利益を狙いにいけます。

トライオートFXではマニュアル売買、自動売買とも米ドル/0.3銭、ユーロ/米ドル0.3pips等の業界最狭水準の原則固定(※)スプレッドでご提供していますので、なおさら自動売買にも有利な環境です。

※原則固定(例外あり)。トライオートFXのスプレッドはこちらをご確認ください。

 

その3.平日24時間取引できるからこそ自動売買に向いている

FXは株式とは異なり、平日ほぼ24時間取引ができます。オセアニアから始まり、東京、欧州・ロンドン、ニューヨーク、そしてまたオセアニアと、世界の市場は切れ目なく取引が続きます。つまりそれだけ売買チャンスが多いということです。自動売買ならば、一度設定すれば24時間あなたの代わりに売買してくれますので、マニュアル売買のように寝る時間を割いて画面に張り付いてまで取引する必要もありません。

2-3.自動売買のメリット・デメリット

トライオートFXのリピート系自動売買がFXの特性を活かした取引手法であることはお分かりいただけたと思います。では、この自動売買はマニュアル売買と比べてどんなメリット、出メリットがあるのか見ておきましょう。

リピート系自動売買のメリット

  • レンジ相場でも利益を上げることができる
  • 取引を分散することにより値段が予想と反対に動いた際のリスクを分散できる

もちろん、マニュアル売買でも経験を積んだ方ならばレンジ相場のほうが利益を取りやすいという人もいるでしょうが、これまで見てきた中で、マニュアル売買で継続的に利益をあげている人の多くはトレンドにのったスイングトレード(中長期保有)です。レンジ相場でのマニュアル売買は、想像するよりも難しいものです。また、マニュアル売買だと一度ポジションを持ってマイナスになった後にナンピンするのは経験と勇気と、そして資金が必要ですが、自動売買ではあらかじめ注文価格を分散するため、マイナスに動いた時には自動的にナンピンして平均価格を調整しリスク分散が図れます。また、設定時点で注文に必要な証拠金を拘束しているので、その時点で追加の資金は必要ありません。

一方で、マニュアル売買の方が優れている点もあります。

リピート系自動売買のデメリット

  • トレンドが発生し予想が当った時はマニュアル売買の方がリターンは大きくなる

下の表は、豪ドル/円のレンジ幅に合わせて、マニュアル売買(裁量)で1万通貨買った場合と自動売買で1,000通貨×10本の注文に分散して取引した場合のバックテスト結果です。レンジ幅が広くなると、マニュアル売買で単純に保有していた方がリターンは大きくなることが分かります。ただ、マニュアル売買の場合に、そこまで持っていられないことは「1-3.プロスペクト理論」で説明したとおりです。

  • シミュレーション期間は2016/1/4~2016/3/16です。
  • 自動売買の決済損益は1分足データを用いたシミュレーション結果となり、実際の運用によるものではありません。
  • 上記表にはスワップポイント損益は含めておりません。
  • 自動売買の損切り幅は▲1,000pipsに設定しています。
  • 決済損益は、設定価格、シミュレーション期間により異なります。

 

2-4.他社のサービスとどう違うの?

リピート系自動売買のメリット・デメリットが分かったところで、トライオートFXを他の会社のリピート系自動売買と比較してみたいと思います。

利用コストとロジック比較

比較するポイントは様々あると思いますが、ここでは損益に影響のある「コスト」と「ロジックの柔軟性」に絞って比較しています。

※原則固定(例外あり)。トライオートFXのスプレッドはこちらをご確認ください。
※比較は2017年5月末現在、インヴァスト証券調べ。キャンペーン等の条件を除く。

比較表を元に2軸で比較すると以下のようになります。トライオートFXはコストと柔軟性を重視した設計となっています。

2-5.自動売買の仕組みをマスターしよう

連続注文の仕組みは十分理解しているという方は、この章を飛ばしてお読みください。トライオートFXの自動売買をはじめてご利用いただく方は、この章ですべての自動売買の基本となる仕組みをしっかり理解していただければと思います。

自動売買の仕組みは連続注文

トライオートFXの自動売買は、1つ1つの連続注文を組み合わせて生まれています。

 

連続注文の仕組み

トライオートFXの自動売買の核となるのが1つ1つの連続注文です。連続注文は「新規注文条件」「決済注文条件」「次の新規注文条件」の3つの条件で成立し、これを繰り返していく仕組みとなっています。新規注文と決済注文を同時に発注する注文手法は一般的にIFDONE注文と呼ばれ、連続注文とはこのIFDONE注文の繰り返し注文なのです。これにセーフティー設定という自動停止条件を加えることで、相場が予想と反対に動いた場合等への備えを組み込んだ、より細やかな自動売買を作成することができます。

  1. 最初の新規注文条件を設定【IF】:最初の新規注文は「成行」か「価格指定(指値・逆指値)」を選びます。
  2. 決済注文の条件を設定【DONE】:決済注文は、利益確定幅と損切り幅を値幅(pips)で設定します。
  3. 次の新規注文の条件を設定【IF】:決済完了後、決済価格からいくら上昇または下落したら新規約定させるのかを設定します。フォロー(逆指値)、カウンター(指値)は決済した価格からの値幅を設定します。カウンターは価格で指定することで、常に同じ価格で新規買いまたは新規売りを繰り返すことができます。
  4. セーフティー設定:知らない間に損失が拡大してしまうことを防ぐため、また勝ち逃げをするために、自動売買の稼動停止条件を設定することができます。設定条件に到達すると自動的に稼動停止し、それ以降の新規注文は発注されなくなります。

 

カウンターの意味と使い方

例えば、米ドル/円で新規注文を指値113.000円、利益確定30pips、カウンター▲30pipsと設定します。カウンターは、買いの場合は決済価格からいくら下がったら、売りの場合はいくら上がったら再度エントリーするかという条件になります。「価格」指定して新規価格と同値を設定すれば、常にその価格でのエントリーを繰り返します。

 

フォローの意味と使い方

例えば、米ドル/円で新規注文を指値113.000円、利益確定30pips、フォロー30pipsと設定します。フォローは、買いの場合は決済価格からいくら上がったら、売りの場合はいくら下がったら再度エントリーするかという条件になります。一般的にトレンドフォローといわれるトレード手法となります。

 

フォローとカウンターを両方使う効果

例えば、米ドル/円で新規注文を指値113.000円、利益確定30pips、フォロー30pips、カウンター▲30pipsと設定します。
フォローとカウンターの両方を設定することで、どちらか先に条件に達したらエントリーします。相場のトレンドが上昇または下降だとしても、価格は時々刻々上げ下げを繰り返しています。その変動を積極的に狙っていく設定となります。

セーフティー設定

セーフティー設定は、主に損失拡大の防止を目的としていますが、最大ドローダウンや上限(下限)価格の設定をご利用いただくことで、利益を確保して自動売買注文を稼働停止することも可能です。ご自身の相場観やリスク許容額に応じて工夫してご利用ください。

①最大損失許容額

累積損益が設定した損失額を超えた場合に稼働停止します。自動売買注文は損切り決済後も設定通り繰り返し注文を発注するため、相場が予想と反対に動いた場合には想定以上に損失が大きくなる可能性があります。「最大損失許容額」の設定は、損失拡大を防ぐために大切な設定となります。

②最大ドローダウン

累積最大利益からの損失額が設定額を超えた場合に稼働停止します。例えば、最大ドローダウン1万円と設定した場合、累積最大利益が5万円となった後に1万円の損失が発生すると4万円の利益を残して稼働停止し、勝ち逃げをすることも可能です。

③上限(下限)価格

上限(下限)価格は新規注文発注時の価格が、設定した価格条件に達していた場合に、新規注文の発注を停止し稼働停止します。この設定を利用して勝ち逃げすることも可能です。

④最大連敗数

自動売買注文による損切り決済が、設定した連敗数に達した場合に稼働停止します。相場が予想と反対に動いた場合に、自動売買よる損失拡大を防ぐために有効な設定です。

一度稼働停止した自動売買注文を再稼働する場合、稼働停止以前の取引も含めてセーフティー設定の判定をするため注意してください。例えば、「連敗:2」と設定し稼働停止した自動売買注文を再稼働した場合、次に損切りすると1回の負けで稼働停止となります。セーフティー設定により稼働停止した場合、その自動売買注文を再稼働せずに、新たに同じ設定のAP注文を作成いただくことをおすすめします。

2-6.自動売買はどうやって始めるの?

トライオートFXでは、自動売買を始めるのに3つの方法を用意しています。FX初心者も簡単に始めることができる「自動売買ランキング」。自分で相場観や投資資金に合わせてカスタマイズできる「複数作成」。そして1つずつ工夫しながら作成し自分で戦略を構築できる「単体作成」です。取引ツールにはそれぞれガイド機能がありますので、基本的な設定方法は誰でも簡単です。ここでは、それぞれの特徴をご説明いたします。

自動売買ランキング

 

インヴァスト証券であらかじめ用意した自動売買を簡単に利用することができます。ランキングでは登録してあるすべての自動売買の3ヶ月のバックテスト収益率の高い順にご覧いただけます。もちろん、バックテスト期間を変えて確認したり、通貨ペアを絞り込んで選ぶこともできます。スマホアプリからも設定いただけます。設定方法が分からなくてもガイド機能がついているので、初心者の方でも簡単に設定することができます。詳細ボタンをクリックすれば、自動売買注文の統計情報や注文の設定値を確認することができます。

 

 

複数作成(レンジ)・複数作成(追尾・カスタム)

自動売買のロジック「レンジ追尾」「追尾」、自分で自由にカスタマイズできる「カスタム」の3つの設定をご利用いただけます。カスタマイズ性が高いのですが、適当な値に変更してもロジックを崩さないように他のパラメーターを自動的に調整するようにしています。こちらもガイド機能がついているので、設定方法が分からなくなってしまったらぜひご覧ください。

トライオートFXの自動売買に慣れてきたら、自分の相場観で戦略を立ててカスタマイズしてみてください。

 

>>レンジ追尾について詳しくは「レンジ追尾完全攻略」をお読みください。
>>追尾について詳しくは「自分の相場観を活かした自動売買」をお読みください。

単体作成

自動売買注文を11つ作ることができます。自動売買ランキングや複数作成にはない、自分だけの売買ロジックも作成することができるでしょう。

 

2-7.いくらから取引できるの?

自動売買では、一度複数の注文を同時に発注するため、注文数量に応じた証拠金が必要となります。しかし、注文に必要な証拠金ギリギリの資金で運用すると証拠金不足やロスカットにかかりやすく、また損切りにより証拠金が少なくなると新たな注文を発注できず自動売買を継続できなくなります。そのため、トライオートFXでは自動売買をご利用いただく際の資金目安として、資金不足により自動売買が中断しないように過去の損失を加味した「推奨証拠金」をご案内しています。

自動売買の推奨証拠金は通貨ペアや取引額、注文本数により異なりますが、自動売買ランキングの「レンジ追尾パーツ」では50万円から70万円前後、複数作成では取引額等調整いただくことで10万円前後からご利用いただけます。

推奨証拠金の計算方法

  • 自動売買ランキング:必要証拠金(最大ポジション額)+最大評価損失(1年)
  • 複数作成:必要証拠金(最大ポジション額)+過去1年間の1週間の最大下落幅から算出した額
  • 必要証拠金はレバレッジ25倍の額

 

2-8.自動売買の変更・停止などの管理方法

自動売買注文は、一度設定したら変更や停止はできないのかといえば、そんなことはありません。取引ツールより稼動停止はもちろん、個別の自動売買注文の指値や逆指値の変更、取消しを行っていただけます。特に、複数の注文を設定する自動売買では、相場状況によっては設定している価格が現在価格と大きく離れてしまう場合もあります。そういった場合には、もちろん個別に価格設定を変更いただけますし、それが手間ならば稼動停止して新たに自動売買注文を作成いただくこともできます。

自動売買注文を個別に設定を変更する

  1. 変更したい自動売買注文の「変更」をクリックします。
  2. 取引額を変更できます。既にポジションを保有している場合は、次の新規注文の取引額が変更されます。
  3. まだ約定していない初回注文の成行/価格指定の別、指値・逆指値の価格を変更することができます。
  4. 利確幅、損切り幅を変更することができます。保有中のポジションについても変更することができます。
  5. フォロー値、カウンター値を変更することができます。カウンター値については「価格」を指定するとpipsではなく価格で指定することができます。
    ※変更内容を確認して「OK」をクリックすれば変更が完了します。変更を止める場合は「戻る」をクリックします。

建玉照会からも変更いただけます。

 

自動売買を稼動停止する

①一括稼動停止
フォルダ内の自動売買注文を一括で稼動停止することができます。

②個別稼動停止
フォルダ内の自動売買注文を個別に稼動停止することができます。

※稼動停止時にポジションを保有している場合は、設定している決済注文(指値・逆指値)はそのまま有効となり、設定価格に到達すると自動で決済されます。決済の指値・逆指値の変更、手動での成行決済は可能です。
※自動売買を再稼動する場合、設定している初回の指値・逆指値の価格が現在価格に対して不整合な値だと再稼動できません。その際は、指値・逆指値を変更して稼動してください。ただし、想定する設定とは異なってしまう可能性があるので、一度停止した自動売買を再稼動するよりも、新たに作成いただくことをお勧めいたします。

③自動売買の決済
自動売買の設定による決済を待たなくても、いつでも自分で決済することができます。取引ツールのHOMEまたは建玉照会より特定のポジションを選んで決済することも一括で決済することもできます。

HOME画面から決済する

建玉照会から決済する

 

2-9.自動売買で注意することは?

1章でもお話ししましたが、投資においてもっとも注意しなければならないことは「資金管理」であり、自動売買においてもまったく同じです。トライートFXでは、損失拡大を防止するために「証拠金不足」と「ロスカット」という2つのルールがあります。取引口座に入金した資金に対して、ポジションを保有するために必要な証拠金が過大になり一定基準以下となると、自動売買の設定による決済とは別に強制決済となってしまいます。本来、自分で投資資金とポジションのバランスを見て管理するものですが、自動売買では、証拠金不足やロスカットが発生を避けるため、余裕を持った資金として「推奨証拠金」での運用をお勧めしています。

証拠金不足

取引終了時に有効証拠金が必要証拠金を下回ると発生します。証拠金不足額以上の金額をインヴァスト証券の指定する日時までにご入金いただけない場合、保有しているすべてのポジションが自動で決済されます。

ロスカット

有効比率が50%以下(法人の場合100%以下)になるとすべてのポジションが自動で決済されます。

有効比率=有効証拠金÷必要証拠金×100(%)

 

3.「レンジ追尾」完全攻略

「レンジ追尾」とは、一定の範囲内で上がったり下がったりを繰り返しやすいという為替相場の動きの特徴を捉えて、その範囲に買いと売りを同時に設定する自動売買手法です。本章では、「レンジ追尾」の売買手法について詳しく解説するとともに、そのメリットだけではなくデメリット、そして具体的な運用のポイントをご案内いたします。

3-1.レンジ追尾の仕組み

相場が上がるのか下がるのかを予想してどちらか一方向に仕掛ける自動売買が一般的ですが、急激な相場転換時にはそれまで積み上げた利益を超える損失が発生してしまうことがよくあります。この「レンジ追尾」では、「売り」「買い」双方向の注文を設定することにより、相場が上昇している過程では「買い」が利益を積み上げていきますが、一方の「売り」は評価損失を抱えることになります。反対に相場が下落している時は「売り」が利益を積み上げ「買い」は評価損失を抱えることになります。常に売り買いどちらか一方は評価損失を抱える状態ですが、その評価損は実現益によって相殺されることにより緩和され、徐々に実現利益が評価損を上回っていくロジックです。

 

レンジ追尾のポイント

  • 一定のレンジで動いている通貨ペアに適した自動売買
  • 相場が上がるか下がるかの予想を必要としない

 

3-2.レンジ追尾の特徴

では、レンジ追尾にはどのような特徴があるのか詳しく見ていきましょう。

特徴その1 売買チャンスが多く資金効率が良い

レンジ追尾は、「売り」「買い」両方で利益を獲得するため、どちらか一方向で取引するよりも自ずと利益を獲得するチャンスが増えます。また、トライオートFXではMAX方式といって、売り注文と買い注文を同時に発注する際に、「売り」「買い」いずれか数量の大きい分だけ証拠金を拘束する方式を採用しています。そのため、「売り」のみまたは「買い」のみと同じ証拠金で取引できるため、資金に対する収益率も高くなるのです。

以下は、売り買い両方の自動売買を設定する「レンジ追尾」と、買いのみ、売りのみの自動売買を、通貨ペア「EUR/USD」で同じ設定条件で2017年6月23日現在の過去1年間の成績を比較した結果です。

>>推奨証拠金について詳しくは「27.いくらから取引できるの?」をご参照ください。

特徴その2 トレンド発生時の予想が外れた場合のリスクを緩和するがリターンも小さくなる

レンジ追尾はその名の通りレンジ相場に適した自動売買ですが、トレンドが発生した時にはどうなるでしょうか?直近上昇トレンドが発生したユーロ/円の過去3ヶ月の値動きで比較してみました。

「売り追尾」と「レンジ追尾」の総損益を比較すると、相場が予想と反対に動いた場合の損失を軽減していることが分かります。一方で、相場が予想通りに動いた場合は「買い追尾」の方がリターンが大きいことは言うまでもありません。つまり、トレンドが発生するタイミングでは「レンジ追尾」よりも「買い追尾」「売り追尾」の方が優れています。この点は「レンジ追尾」のメリットでもありデメリットでもあるところです。

 

特徴その3 長期で運用してこそ効果を発揮する

レンジ追尾は「売り」「買い」両方の注文を設定し評価損を抱えながらコツコツ利益を積み上げいくため、最初は評価損が利益を上回ることが多くなる傾向があります。しかし、時間の経過とともに累積利益が評価損を上回っていくことを想定しています。その間、評価損が膨らむと頃合いを見て止めようという投資家心理に陥りがちですが、そこを耐えてこそ将来の利益に繋がるのです。

下図のように価格が一定のレンジで推移する場合、利益が積み上がる一方で評価損は価格変動に応じて一定の水準で推移します。

実現利益と評価損を相殺すると下図のようになります。この経過は価格変動により異なりますが、キレイなレンジ相場であっても凡そ6ヶ月以上の運用が必要となるでしょう。

 

特徴その4 両建て取引

これまで説明してきた通り「売り」「買い」同時に取引するからこそ、レンジ相場において利益獲得チャンスが増えて収益率が高くなるのがレンジ追尾ですが、もちろんデメリットもあります。それは、スプレッドやマークアップ手数料という潜在的な取引コストが、一方向の取引の2倍かかることと、スワップポイントがトータルで支払い(マイナス)となる可能性があることです。「売り」「買い」一方向の取引ならばスワップポイントがプラスになるのかマイナスになるのか予め分かりますが、レンジ追尾の場合は通貨ペアおよび「売り」「買い」どちらの保有期間が長くなるのかによりスワップポイント損益は変わってきますし、自分でコントロールすることは困難です。

レンジ追尾メリット・デメリットまとめ

以上の特徴をまとめると、レンジ追尾には以下のようなメリット、デメリットがあります。しかし、特徴をよく理解いただき、そして何よりもレンジ相場を形成している通貨ペアで利用いただくことにより、レンジ追尾のメリットをより享受いただくことができるでしょう。

メリット

  • レンジ相場で力を発揮する
  • 買い追尾、売り追尾に比べ資金効率が良い
  • トレンド発生時にも予想と反対に動いた場合にリスクを緩和する

デメリット

  • 運用開始初期は評価損の方が大きくなる傾向がある
  • トレンドを狙う場合には買い追尾、売り追尾の方が優れている
  • 両建て時には二重の取引コスト、スワップポイント支払いとなる

3-3.資金効率をさらに高めた「レンジ追尾パーツ」

レンジ相場で高い効果を発揮する「レンジ追尾」ですが、中長期の価格変動範囲をカバーするために設定レンジがどうしても広くなり、そのために以下のようにご利用いただきにくい点がありました。

  • 過去1年間の変動幅(高値-安値)に均等に注文を設定するため、その分証拠金が必要となる
  • エントリー価格が現在価格から離れ約定しにくい注文にも証拠金が必要となる
  • 注文本数が多く個々の設定を管理しにくい
  • 想定レンジを超える値動きが発生した時には損失も大きくなる

想定レンジを超える動きとなった場合の損失は回避できないまでも、その他の点は改善できるのではと試行錯誤した結果生まれたのが「レンジ追尾パーツ」です。

下の図は「レンジ追尾ユーロ/米ドル」の日足チャートと累積損益のバックテスト結果です。過去1年のユーロ/米ドルの想定レンジ幅は1,200pipsとなり、このレンジ幅に利益確定幅を一日平均変動幅の約4分の1である25pips間隔で注文を設定すると、買い48本、売り48本、合計96本の注文設定となります。ところが、現在の価格はBの範囲にあり、ACDEはすぐに取引しない可能性が高いのに発注証拠金だけ拘束されることになってしまいます。

そこで、現在の相場に合ったレンジを選んで効率よくご利用いただけるように、1つの区間の注文数20本を基準に分割した「レンジ追尾パーツ」をご用意いたしました。これにより、直近もっとも取引する可能性が高いパーツのみを稼動することができるため、資金効率が大幅に改善されます。また、1つのパーツの注文数は20本前後となるため、注文設定の個別管理も行いやすくなっています。

レンジ追尾パーツの選び方

じゃあいったいどの通貨ペアでどのレンジ追尾を選んだらよいの?と思われるかもしれませんが、実は選びかたはとても簡単です。

取引ツール「自動売買専用パネル」を開くと直近の成績の良い自動売買から順に表示されます。成績、収益率の他、自動売買を稼動するのに必要な資金(推奨証拠金)を確認できます。

自動売買名をクリックすると左側のチャートに発注される注文の位置が表示されます。現在価格にマッチしているかを確認し、よろしければ「リストに追加」>「リストを確定」をクリックしてください。「詳細」ボタンをクリックすると、自動売買の詳しい情報を確認いただけます。操作方法が分からないときは左上「設定ガイドを表示する」をクリックしてください。設定方法を分かりやすくご案内いたします。

稼動開始後の運用ポイント

自動売買を1つ稼動したらそれで良いのかというと、そういうわけにもいきません。為替相場は常に変動していますので、最初に選んだ自動売買の設定レンジで動いてくれれば良いですが、下図のように最初の設定範囲を超えて変動していきます。「レンジ追尾_豪ドル/円_Bパーツ」では現在はBパーツの範囲ですが、価格が上昇すればAパーツ、下落すればCパーツの設定範囲となります。その際、現在のBパーツは評価損を抱える状態となります。もちろん価格が戻ってくるのを待つこともできますが、動いた方向のパーツを追加で稼動することで積極的に利益を狙っていくことができます。ただし、パーツを追加する際にはその分証拠金も必要となりますので、口座状況等確認いただき証拠金不足、ロスカット等にならないよう余裕を持ってご利用ください。

 

3-4.自分でレンジ追尾を作成する

自動売買ランキングから選ばなくても、自分の相場観や投資資金に合わせてレンジ追尾を作成することができます。自動売買専用パネル「複数作成(レンジ)」では、取引した通貨ペアを選択すると過去6ヶ月間の変動幅を自動表示しますので、注文数量や取引額を調整するだけで、資金に合わせてレンジ追尾を簡単に作成できます。操作方法が分からないときは左上「設定ガイドを表示する」をクリックしてください。設定方法を分かりやすくご案内いたします。

  1. 通貨ペアを選択する
  2. 想定レンジ幅は過去6ヶ月のレンジ幅(高値安値)を自動で表示
  3. 想定レンジ幅÷利確幅より計算した売りと買いの合計注文数を設定する
  4. 取引額を設定する
  5. 詳細設定ではさらに細かい設定が可能

レンジ追尾を自分で作成する際の注意点

  1. レンジ追尾は過去6ヶ月のレンジ幅を基準としています。想定レンジ幅を狭くすると注文本数が減少し推奨証拠金も少なくなりますが損切り幅も狭くなります(損切り幅=想定レンジ幅利確幅)。レンジ幅を狭くすると損切りにかかりやすくなり、想定通りの取引が継続できない可能性があるのでご注意ください。
  2. 注文本数を減らすと利確幅が大きくなり、推奨証拠金は注文数が少なくなる分減少します。注文本数を少なくしすぎると利益確定しにくくなるのでご注意ください。
  3. 詳細設定を変更する時は、レンジ追尾のロジックが崩れないように注意してください。

 

3-5.レンジ追尾の実践運用方法

レンジ追尾は一度設定したらそのまま放置し、相場変動に応じてパーツを追加していくのが基本的な運用方法です。とはいえ、相場環境は時々刻々と変化していきますので、中長期運用を基本スタンスに置きながらその時の状況に応じたちょっとした工夫や環境の変化に応じた判断が大切です。ここでは、いくつかの実践事例をご紹介いたします。

方向感がはっきりしない相場では「取引額」に強弱をつけてもよい

通常の上昇、下落を予想するマニュアル取引とは違い、レンジ追尾は「方向感のない相場環境」は絶好のチャンスです。目先、相場に大きな影響を与えそうなイベントがないような時には、レンジ追尾は稼ぎ時といえるでしょう。そんな時には、設定した個別の注文の中で特に売買を繰り返している注文の取引額を大きくすることで、より大きな利益を狙うことができます。

レンジ追尾の止め時は2つ「大きな変化」と「勝ち逃げ」

レンジ追尾の基本は中長期運用のため、前提としては1年などを目安に稼動します。そのため、当初想定したレンジの範囲で値動きしているのに、評価損が大きくなったという理由で稼動停止するのは止めましょう。ただし、当初想定したレンジを超えるような大きなトレンドが生まれるような出来事がある時には、途中で稼動停止することも視野に入れるべきです。

【大きなトレンドが生まれる出来事とは】
少し前になりますが、民主党から自民党に政権が変わり、アベノミクス、日銀により金融緩和政策が始まった時など良い例でしょう。また、直近で言えば2016年11月の米大統領選なども、安倍政権誕生後の動きほどではないにせよ、それまでのドル安基調が一転ドル高に変化しその後数ヶ月その基調が続きました。こうした政権交代などは為替相場の流れをそれまでとは一変させる可能性がある出来事の際には、それまでがレンジ相場だっとしても、トレンドの変化に注意し稼動停止すべきかどうか見極める必要があるでしょう。

【レンジ相場も永遠ではない。どこかで勝ち逃げしましょう!】

大きな出来事が目の前に控えているのが分かっている。でも稼働中のレンジ追尾は絶好超で評価損よりも決済利益の方が大きくなっていて、いつでも稼働停止ができる。こんな時は、たとえ評価損があっても迷わず決済とAP注文の稼働を停止して勝ち逃げしちゃいましょう。その後の相場の動きみてから仕掛け直せば良いのです。

実際にあった当社のリアルトレーダー「金の卵おじさん」の例でご紹介します。2016624日に英国EU離脱の国民投票を控えた前日です。ユーロ/米ドルのレンジ追尾を稼動し、利益も出ている状態でした。事前予想ではEU残留支持の方が高く、この場合英ポンドはもちろんユーロも買われ緩やかな上昇トレンドが発生する可能性がありました。一方、離脱となった場合には大きく下落しレンジ相場に入る可能性も考えられました。ただ、どちらのケースであっても、自動売買としては利益が出ている状態だったので不測のリスクをとらず一旦稼動停止し、結果を見た後で再度稼動する方が明らかに正しい判断でしたので、一度停止しました。

結果はというと周知の通りまさかの「離脱」となり、英ポンドは大きく下落したのはもちろん、ユーロも大きく下落することとなりました。そして2日後、方向感が出ない状況を見てレンジ追尾を再開しました。利益が出ている状態なので判断しやすかったということもありますが、一旦稼動停止することで無用な評価損失を抱えることを防ぐことができた良い例です。相場の方向を予想するのは難しいですが、どちらに動くにせよ大きく変化しそうだという予想は比較的しやすいのではないでしょうか。レンジ追尾を運用している場合には、経済ニュースなどに注意して「大きな出来事」はチェックしておきましょう。

【レンジ追尾で勝ち逃げする方法】

  • 「実現利益>評価損」の時に一括稼動停止 ⇒ 手動決済または自動決済

 

4.自分の相場観を活かした自動売買

FX経験のある方は、あらかじめ設定された自動売買よりも、自分の相場観や戦略で自動売買を設定したいと考えるでしょう。トライオートFXでは、そういった自分の相場観、戦略で自動売買を組んでいただくことができるようになっています。本章では、ベースとなるロジックとしてご用意している「追尾」について詳しくご説明いたします。

4-1.トレンド相場の細かい動きをとる追尾

為替相場は、上昇トレンドでも下降トレンドでもその間上下の価格変動を繰り返しています。追尾は、一定レンジの中では細かい利益確定を積み重ね、さらに相場が動いた方向に追尾していく自動売買ロジックです。自分の相場観で自動売買を組みたい方に向いています。

では、まず買い追尾の仕組みを見てみましょう。下の図は米ドル/円で117.50円から122.50円の5円幅に10本の自動売買を設定しています。

1つ1つの注文設定は「If①」の価格が異なるだけで後の決済注文の利益確定、損切り、次の注文のフォロー、カウンターはすべて同じ値が設定されます。

追尾の基本ロジック

  • 「想定レンジ幅」÷「注文本数」=「利確幅」
  • 「想定レンジ幅」-「利確幅」=「損切り幅」
  • 「カウンター値」=「利確幅」(同一絶対値)
  • 「フォロー値」=「損切り幅」(同一絶対値)

4-2.追尾のメリット・デメリット(マニュアル比較)

レンジ相場が続く豪ドル/米ドルでは売り買いどちらも大きなリターン

2017628日現在の豪ドル/米ドルの価格は0.7605で、これは1年前(ブレクジット前)と同水準にあります。もし、マニュアルで決済せずに1年間ポジションを保有していた場合、売りでも買いでも損益はほぼ0ということになります。では、この時に追尾を利用していたらどうなっていたでしょうか。

下の図は、豪ドル/米ドルで想定レンジ幅900pipsに利益確定30pips、損切り-870pips、注文本数30本の設定で過去1年間のバックテスト結果です。1注文の取引額は5k、最大保有額150k(15万通貨)です。

豪ドル/米ドルのように長期でレンジ相場が続く場合には、売り追尾、買い追尾のどちらでもマニュアルよりも大きなリターンを得ることができます。

追尾は予想と反対に動いた場合のリスクを軽減する

下の図は、2015年6月から2016年6月の米ドル/円の値動きで、買い追尾が予想と反対に動いた場合をシミュレーションしたものです。

レンジ相場が続いた後に強い下落トレンドに入りました。そのため、買い追尾は、最大取引額50k5万通貨)で実現損益59,949円(スワップポイント含む)に対して評価損益が▲444,302円となっています。レンジ幅を2,000pips20円)で設定していますが、勝率98.82%とあるように損切りもしています。この時点で実現損益はプラスですが、すべて決済すると差し引き▲384,353円となりマイナスとなる状態です。

では、マニュアルで同じ取引額を保有していた場合にどうなるかというと、米ドル/円123円で5万通貨買い、価格が105円まで下がった状態を計算すると(105-123)×5万通貨で▲90万円の評価損失となります。追尾の場合、同じ価格で一度に買うのではなく、値下がりに合わせて買っていくため平均購入価格が引き下げられていきます。そのため、同一価格で買うよりも損失リスクが抑えられることになります。

【追尾の損切りの仕組み】
追尾は、設定したレンジ幅以上の反対方向への値動きがあると損切りをしながらレンジ幅を保つように設定します。損切りを設定しなければ、予想と反対方向に値段が動いても実現損失とはなりませんが、その分評価損失は大きくなります。

 

追尾は予想方向に強いトレンドが生まれた時はマニュアルよりもリターンが小さい

下の図は、同じく2015年6月から2016年6月の米ドル/円の値動きで、同じ設定で売り追尾をシミュレーションしたものです。

結果的としては実現利益151,557円、評価損益▲588円。この時点で稼動停止しても損益プラスで終わることができる状態です。では、マニュアルで同額を売り保有していた場合はどうでしょう。先ほどの買いと逆になりますので5万通貨で評価損益90万円となり、マニュアルの方が圧倒的なリターンとなります。

追尾のメリット・デメリットまとめ

メリット

  • レンジ相場ではマニュアルよりも大きなリターンを得られる
  • トレンド相場では予想と反対に動いた場合の損失をマニュアルよりも抑制する

デメリット

  • トレンド相場で予想通りに動いた場合のリターンはマニュアルよりも大幅に小さくなる

4-3.追尾を作成する際の3つのポイント

追尾の作成は、その操作自体は画面上に「設定ガイド」もご用意していますので、初心者の方にも簡単に作成いただけます。ここでは、追尾作成の際に大切な3つのポイントをお話しします。ここを押さえておけば、あとは相場状況や資金に合わせて自由自在に追尾を作成することができます。

ポイント1 通貨ペア・売買方針を決める

まずは通貨ペアを選んで売買方針を「買い」または「売り」のどちらかに決めましょう。ここは個人の相場観によるところですが、追尾の「買い」「売り」の基本的な動きはしっかりイメージしておきましょう。

【売買方針を「買い」にした場合】

【売買方針を「売り」にした場合】

 

ポイント2 想定レンジ幅を広げると推奨証拠金は増加する

想定レンジ幅は、初期設定は過去3ヶ月間の値幅(高値-安値)を自動的に表示します。想定レンジ幅を広げると、その値幅をカバーするために自動売買注文本数が多くなり、自動売買のロジックを保つように新規注文の価格、利確幅、損切り幅等各設定値も自動的に調整されます。想定レンジ幅を広げるメリットは、より広範囲の変動幅をカバーすることと損切りされにくくすることです。その一方で、注文本数が多くなるため推奨証拠金も必然的に大きくなります。

想定レンジ幅を設定する時に覚えておくこと

  • レンジ相場をカバーするなら広く、トレンドを狙うなら狭く
  • 想定レンジ幅を広く設定するとより資金が必要になる

ポイント3 取引額を小さくするメリット・デメリットを押さえておこう

取引額は1つの自動売買注文あたりに設定する取引数量のことです。k=1,000通貨を意味し、10k1万通貨となります。取引額を変更することで、自動売買全体に必要な推奨証拠金も変わりますが、それ以外の設定値は変わりません。

【取引額を小さくするメリット】
取引額を小さくすれば、その分取引に必要な推奨証拠金も小さくなるため、より広範囲のレンジに注文を設定することができます。また、異なる通貨ペアに分散して自動売買を設定することもできます。

【取引額を小さくするデメリット】
トライオートFXでは、自動売買注文の1回あたりの取引額に応じてマークアップ手数料が変わります。手数料といっても別途発生するわけではなく売買価格に内包されるものですが、取引額が小さくなるとこのマークアップ手数料が高くなります。

同じ設定で取引額だけ変えた場合のマークアップ手数料の影響を比較してみましょう。

ユーロ/米ドル 1,200pips(1.03~1.15)買い追尾1年間のバックテスト結果(2017/6/28現在)

 

4-4.追尾の推奨証拠金の考え方

ここで、改めて追尾の推奨証拠金についてご説明いたします。

追尾の証拠金は、設定する自動売買注文本数×取引額あたりの必要証拠金額(レバレッジ25倍)に、過去1年間の中で1週間の最大下落幅から算出した額を加算した金額となります。推奨証拠金は、証拠金不足やロスカット等で自動売買が中断しないよう余裕を持った資金計算としております。

推奨証拠金=必要証拠金(最大ポジション額)+過去1年間の1週間の最大下落幅から算出した額

追尾の推奨証拠金で覚えておいていただきたいことは、変動部分を「“1週間の下落幅”の最大値」を元に算出していることです。この値幅×最大ポジション額をリスク分の金額として加算しています。この額は当然、その時々の相場状況により変わってきますが、2017年6月28日現在で、推奨証拠金は概ね必要証拠金の2倍前後となります。以下に、現在の「“1週間の下落幅”の最大値」の目安をご案内いたしますので、参考にしてください。

昨年2016年のイギリスのEU離脱(ブラクジット)のような大きな出来事があると変動幅も大きく変わる可能性があります。自動売買だからといって放置しすぎないよう、定期的に対象通貨ペアの週足チャートを確認することをお勧めいたします。

なお、売り追尾の場合にもこの値幅に基づき推奨証拠金を算出しています。売りの場合の上昇幅につきましては、念のため対象通貨ペアの週足チャート(過去1年)にて陽線の最大幅をご確認ください。

 

5.自動売買運用のコツ

ここまでトライオートFXの自動売買の仕組みや特徴、攻略方法等をご案内してまいりましたが、本章では、自動売買全体の運用のコツや注意点、さらに経験を積み重ねていくと感じる「こんな時にはどうしたらよいの?」という疑問を解決いたします。

5-1.初心者がやりがちな3つの間違い

①成績が良いからといって、複数の自動売買を過剰に稼動させないこと!

複数の仕掛けを同時に稼働させるということは、それだけで多額の取引を行う可能性があります。改めて言いますが、常に注文数量や建玉数量を意識して、ご資金に対して過剰な取引とならないようにしましょう。

②高金利通貨ペアを値ごろ感で選んで取引するのはやめましょう!

例えば、南アフリカランド円やトルコリラ円などは高金利通貨ペアとして長期保有を目的として買う人が多い通貨ペアです。2017年6月現在、南アフリカランド円は一時の下落トレンドから回復し始めていますが、トルコリラ円は長期的な下落トレンドから抜け出せてはいない状況です。南アフリカやトルコなど高金利の新興国は、そもそも情報が少なかったり政情不安等も起こりやすい等不安定要素が多いのが実情です。外貨預金代わりにレバレッジをかけないで買って長期保有する分には良いですが、自動売買で長期運用する場合には、下落幅を見込んで推奨証拠金よりもさらに余裕を持ってご利用ください。また、マニュアルで取引する際も同じことが言えますが、過去の値動きと比較して今が割安だという値ごろ感で取引せずに、これから上がるの下がるのかしっかり見定めましょう。

③評価損失(マイナス)が膨らんだときの手動決済は慎重に!

自動売買では、そもそも推奨証拠金は評価損失(マイナス)も想定して資金管理していますので、マイナスが膨らんできたからといって過度に慌てないようにしましょう。
人はマイナスが拡大すると、さらにマイナスが拡大したらどうしようと疑心暗鬼になってしまいがちですが、自動売買は長期視点での運用を想定していますので、手動決済することでその連続性は途切れてしまいます。方向感を完全に誤った、相場のトレンドは転換したなどの理由以外で手動決済することは、自動売買の意義から考えると好ましくはありません。ただ、どうしても不安がという方は、予めセーフティー設定により連敗停止設定をしておくことをおすすめします。

5-2.運用資金に合わせて設定を調整する

自動売買専用パネル「複数作成」で自動売買を作成する際には、ご自信の運用資金に合わせて金額を調整することができます。

取引額で調整する

注文本数で調整する

注文数を変更すると推奨証拠金の額もそれに応じて変更されます。また、利確幅、損切幅、カウンター値、フォロー値の設定もロジックを保つように自動的に変更されます。

「レンジ追尾」「追尾」の場合、ロジックが崩れないように自動調整されますが、詳細設定で鍵マークをクリックすると設定値を自由に変更することができます。ただし、ロジックが崩れる恐れがありますので、自由に設定した場合には「カスタム」をご利用いただくことをお勧めいたします。

 

5-3.初回注文価格を変えてターゲットレンジを変更する

複数作成では、追尾の場合過去3ヶ月の変動幅を初期表示し、カスタムでは600pipsを初期表示としています。想定レンジ幅は、対象通貨ペアの過去の値動きを参考に、レンジ相場を狙う場合は中長期の変動幅(6ヶ月、12ヶ月等)、トレンド相場を狙う場合は短期の変動幅(3ヶ月等)を目安に設定することをお勧めしています。あとは、どの価格帯に自動売買注文を設定するかですが、初期設定は現在値を挟んで上下にほぼ均等になるよう設定されています。買い追尾では、現在値(ASK)から「想定レンジ幅-利確幅」を引いた価格が初回注文価格となります。

初回注文価格の位置を確認する

上昇トレンドがさらに強くなるところから設定したい場合

詳細設定で初回OCO「無」をチェックし初回注文価格を現在価格よりも高い価格に設定します。

現在価格よりもさらに下がった場合に買っていきたい場合

詳細設定で初回OCO「無」をチェックし初回注文価格を現在価格から想定レンジ幅を引いた価格に設定します。

 

5-4.カウンター固定で同価格の指値連続注文

カウンター値の初期設定はpips、つまり値幅で設定します。2回目以降の新規注文は前の注文の約定価格からこの値幅を自動計算し注文を発注します。そのため、利確幅とカウンター値を同じ幅に設定しても、2回目以降の指値価格は初回の価格とスプレッド分ずれていってしまいます。

例)米ドル/円 買い 利確幅50pips カウンター-50pips

初回 ASK112.20で新規約定
→ BID112.70で決済約定(この時のASK112.703[スプレッド0.3]
→ 次の注文 ASK112.203112.703-0.5)で新規約定

継続して売買してくにつれて指値価格は徐々にずれていきます。これを、常に同価格の指値で固定した場合、詳細設定よりカウンター固定「有」とすると、初回注文価格と同価格の指値注文を発注することができます。カウンター固定「有」とした場合には初回OCOは自動的に「無」となります。

 

5-5.注文価格が現在価格とかけ離れた時

相場の変動状況によっては稼働中の自動売買注文の価格が現在の価格と大きくかけ離れて取り残されてしまうことがあります。この場合、最初は想定レンジに均等に注文を設定していたものが歯抜けになってしまいます。これを修正するには、該当する自動売買注文の自動売買カードを開き、スタート価格を変更します。元の注文価格にフォロー値の値幅を加算する等により想定レンジ幅の歯抜けになった部分を埋めることができます。自動売買注文の数が多く変更が煩わしい場合には、該当注文を稼動停止して様子を見るのもよいでしょう。

 

5-6.相場に応じて自動とマニュアルを使い分ける

自動売買が短期で効果を発揮するのは、相場が比較的狭いレンジで上げ下げを繰り返す、一般的に揉み合い相場などと言われる時です。強いトレンドが発生している時にはマニュアルの方が利益は大きくなりますが、トレンドの途中や終盤などにはレンジ相場を形成することがよくあります。

下の図は豪ドル/円の日足チャート(2017/1~)です。
レンジ形成時には、概ね200300pipsの揉み合いが12ヶ月程度続いています。レンジ場面では、マニュアルの場合、当然ある程度画面に張り付いていなければ売買チャンスを掴むことはできませんが、自動売買であれば一度仕掛けておけばあとは設定に従って売買してくれます。追尾タイプでレンジ1→レンジ2と狙うのもよいですが、先行きはわかりません。まずは想定レンジ200300pipsの価格固定で仕掛けて上抜けた場合にはそこで再度仕掛けなおすか、予め想定レンジを広くとって仕掛けておくという方法も一つです。