昨晩の海外

昨晩の海外市場は、株価や米長期金利の動向に神経質な展開も、NY株価が堅調を維持したことで、金曜日で荒れた相場の巻き戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、1.565%まで上昇後1.511%まで低下し、ドルの上値を抑えた。またNY株価3指数は、バイデン大統領が、「新型コロナウイルスの変異型・オミクロン株について、懸念要因だがパニックではない」、「この冬、米国で経済閉鎖やロックダウンは不要」との考えを示したことで、揃って大きく反発し、リスクオフの動きに巻き戻しが優先となった。 
ドル円は、アジアの安値112.99から113.96まで一時反発、ユーロドルは1.1295まで反発後、1.1258まで下落、ポンドドルは、1.3363から1.3288まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は127.49の安値から128.38まで反発、ポンド円も150.70から151.70、オージー円は80.66から81.42まで値を回復したが、NZD円は77.14から77.65で推移、カナダ円は、オタワで2件のオミクロン変異株感染を確認したとの報道が嫌気されて88.60から89.46で上下した。