【第3回】これが肝! 成功者のAP設定と稼働停止

トライオートFXは、サービス開始から約2年を経過いたします。そこで、経験を積まれ利益を上げているトライオートFXをご利用のお客様46名に、成功者としてお話を伺いました。

― 成功者に聞きました トライオートFX成功の秘訣[全4回] ―
【第1回】月間2.5万円のプラスが目標 成功者の運用方針
【第2回】スワップに騙されるな 成功者の通貨ペア
【第3回】これが肝! 成功者のAP設定と稼働停止
【第4回】小技裏技あり 成功者の経験談

お話を伺ったお客様について
2015年の期間売買差損益が50万円以上、かつ4か月以上の継続的な取引があるお客様にアンケートさせていただきました。
また、皆さま自動売買(AP注文)をご利用いただいた経験があります。

前回は、成功者の方々の情報源と通貨ペア選定のポイントについてご紹介しました。
今回は皆さんの気になっている、具体的なAP注文設定のポイントと稼働停止についてです。
回答を見ていただければ分かるかと思いますが、成功者の多くが「過去のボラティリティ(変動率≒値動き、振れ幅、変動幅、値動き、)」を参考にしています。

Q.AP注文/仕掛けの設定について教えてください
細かく仕掛けるため、最小利食い設定可能値
利食い
過去の振れ幅を参考に設定
スプレッドの狭いもの
過去データからボラティリティを計算しています
トレンド
長期変動幅と資金安全性
取引する通貨ペアの変動幅。ボラティリティ。基本的に損切りしないような運用をしています。
1日の平均値動き
その時の予測される変動幅(勘)、損切りしない条件を考える。
設定する前の流れで決める
基準はない
利食い幅を小さくして頻繁に利食いできるよう設定。トレンドを追いかけて行くAPでは、セーフティ設定で上限(下限)を設定しておき、高値買い(安値売り)しないようにする。
通貨のレンジと変動幅
利益確定の値幅が広すぎると、繰り返しその値段帯で売買する頻度が減ってしまい、逆に値幅が小さすぎると、AP注文数が多くなり資金効率が悪くリスクも高くなるので、取引回数と利幅がちょうどいいと思われるところで設定しています。
コツコツ利食いしつつポジションは少なくなるように
5~20pips
運用資産と、同時発注数量
利確はできるだけ小さい値幅に設定しています。

利確幅を小さく、損切りされない設定

ボラティリティの他、「利確幅は小さく」、「損切りされない(損切りしないではないことに注意)設定」が鉄則のようです。
利確幅を小さくする理由は、利益確定の機会を多くすることが期待できるからだと思われます。

また、損切りされないような損切り幅をイメージし設定する理由は、長期的な相場の方向性を想定されているからで、非常に有効だと思われますが、損切りをしない(相場が想定以上に思惑と反対に動いても一切決済しない)ということではない点に注意が必要です。

そして、最も成功者の方々が上手く運用できているのは、回答の中にもあるとおり「資金安全性」、「資金効率が悪くリスクも高く」、「ポジションは少なく」、「運用資産と同時発注数量」などリスク管理が念頭にあるからかと思います。
第1回でも取り上げましたが、成功者の方々は大きな利益ではなく資金運用を目的においています。

利益ばかりに気を取られず、レバレッジを抑えリスク管理を軸において各設定を考えましょう。
それ以外にセーフティ設定で「上限(下限)」の設定をして高値買い、安値売りをしないようにするなど、独自の工夫をされているということなども参考になるかもしれません。

含み損に反応 わからなくなったらやめる

損切りの設定をしない方が多いためか、AP注文の稼働停止のタイミングは含み損が多くなり過ぎたり、資金管理的に難しくなったタイミングで停止するようです。素直に方向が分からなくなったら止めるのも、成功のコツでしょう。

Q.AP注文や仕掛けの停止の判断は?
トレンドの転換が感じられるとき
ポジションが膨れたとき
ほとんどなし
ロスカットが近いとき
含み損が一定規模増えた時
市場の動きが予想と違った時
市場の動きが予想と違った時
新規約定、決済時にスリッページが起きたり、週明け等に窓が開いたりして約定、決済金額にずれが発生したとき。その他、暴落、急騰などで資金的に苦しくなったとき。
先の変動が読めなくなったとき
想定した動きと反対の動きが続いた場合。
想定とは異なるレンジまでレートが推移した時。損失が膨らみ過ぎている時
想定以上に値が下がった時のポジション減らし
買い上がり(売り下り)では、そろそろ上限(下限)かなと思うとき。
証拠金不足になりそうになったとき
目標の値になった時
予想と違う時
利益が取れないとき
連敗した時
儲からなかったとき

メインシナリオ(利益があがると思われる相場予想)だけでなく、サブシナリオを想定しているところに違いがあるとも言えますが、サブシナリオ(損失や稼働停止の条件)も考慮し、セーフティ設定に落とし込めるものは設定してから稼働するのがいいのかもしれません。
目標の値になった時など勝ち逃げの場合は、「目標価格」の設定を。含み損に耐えきれない場合は、「ドローダウン」や「最大損失許容額」などを活用すると良いでしょう

まとめ

・ボラティリティが高く、相場のトレンドがわかりやすい通貨で運用
・数カ月というような長期的なトレンドをイメージして運用
・利食い幅は小さめにするが、注文本数は運用資金に対して十分に配慮する
・ポジションが損切りされないような「損切り値幅」を想定して利用する
・過去の値動きからボラティリティを計り、値幅設定をする
・稼働する前に「メインシナリオ」と「サブシナリオ」を考慮し、セーフティ設定を活用

さて、次回はおまけとして、裏技やエピソードを成功者の方々に伺っていますので、そちらを見ていこうと思います。

― 成功者に聞きました トライオートFX成功の秘訣[全4回] ―
【第1回】月間2.5万円のプラスが目標 成功者の運用方針
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