【第1回】月間2.5万円のプラスが目標　成功者の運用方針

お話を伺ったお客様について
2015年の期間売買差損益が50万円以上、かつ4か月以上の継続的な取引があるお客様にアンケートさせていただきました。
また、皆さま自動売買（AP注文）をご利用いただいた経験があります。

成功者と聞くと、なんとなくそれを生業にされている方「デイトレーダー」や「専業トレーダー」など自分とは違う人物像を思い浮かべるかもしれません。
詳細をお伝えする前に、まず成功されているお客様の人物像をイメージしてしてみようと思います。

年代は40代が41％と最も多く、職業は会社員の方が74％と4分の3を占めています。
トライオートFXで成功されているお客様の象徴的なユーザーモデルは40代の会社員で、年収500万円から1000万円程度、「専業トレーダー」や「デイトレーダー」ではなく、ほとんどが読者の皆さんにも身近な30代から50代の現役サラリーマンです。
これはトライオートFX全体のユーザーと比較しても同じで、人物像としては皆さんと変わらないのです。隣に座っている同僚が成功者でもおかしくないということです。

目標が違う　FXはギャンブルじゃない

では、隣の成功者と何が違うのでしょう。
それは「成功者は資産運用を目指している」ということです。
「トライオートFXでの運用資金」とそれに対し、「トライオートFXで1年間にどのくらいの運用利益を上げたいのか」という質問をしてみました。

上記は回答の一部です。
中には運用資金に対して、100倍近くの年間リターンを得たいという極端な回答もありましたが、多くの方は、概ね運用資金に対し年間30％程度の期待値をもってトライオートFXをされていらっしゃるということがわかりました。

運用資金に対して年間30％程度ということは、具体的には、運用資金が100万円なら、年間で30万円の運用利益です。1年は12カ月ですから、月間の利益は2.5万円、月次の収益率にすると「2.5万円÷100万円×１00＝2.5％」になります。

では、実際にどれぐらいの利益が出ているのかというと、下記のようになっています。
平均値は21万円/月（月間の収益率は5.6％程度）
中央値は13万円/月（月間の収益率は3.8％程度）
※取引された月数で、2015年1月から11月までの累積収益を割った取引月あたりの平均損益額の平均値と中央値を算出。

実際の運用も目標に対して大きく外していません。

成功者は大きいリターンは目標にしておらず、上記の収益率からも想像できるとおり比較的大きめの証拠金で取引をされていることからもわかるとおり、リスク管理の重要性を熟知しています。

相場変動で収益が増減しても、平均は維持する

相場状況や運用している通貨ペアのボラティリティ（変動率）の変化等、さまざまな影響で毎月目標通り安定した利益を出すことは不可能です。成功者の方々が昨年どういった取引をしていたのか実際に見てみましょう。
下の表は成功者の方々が、利益だったのか損失だったのか、また、利益率はどの程度だったのかを、月別にみたものです。

勝率と負率は成功者の方々全員に対する、利益だった人の割合と損失だった人の割合を示しています。勝ち最大利益率と負け最大損失率は、その月に利益月次利益率が最大だった成功者の数値と、逆に月次損失率が最大だった成功者の数値で、一番下の行にある平均利益率は、成功者全員の投資金に対する月次利益率を平均したものになります。

中国ショックのあった昨年8月やスイスフランショックや米国の寒波のあった1月などは、成功者も取引の難しさを感じています。その点、9月や10月など読みやすい相場ではしっかりと利益を上げています。
一番下の行、月次収益率を見てください。
取りやすい相場付きだったかどうかなど相場環境などの違いはあるものの、概ね月次ベースでは運用資金の1％から10％程度、押し並べて見れば5％前後の収益率だったということがわかります。

ここまでのお話で「相場環境の変化で収益率が大きく変動するものの、成功者の期待値は月次５％程度のイメージで取引をされている」ということから、成功者の方々の取引スタンスは、低レバレッジでの運用とリスク管理を重視されていらっしゃると読み取れませんでしょうか？

次回は、成功者の情報源、AP注文や仕掛けのお取引のコツについて迫ってまいります。