【第2回】スワップに騙されるな　成功者の情報源

お話を伺ったお客様について
2015年の期間売買差損益が50万円以上、かつ4か月以上の継続的な取引があるお客様にアンケートさせていただきました。
また、皆さま自動売買（AP注文）をご利用いただいた経験があります。

前回は、成功者の方々はFXユーザーの大多数と変わらない人物だったが、きちんとリスク管理ができているということをお伝えしました。
今回は成功者の情報源、AP注文や仕掛けのお取引のコツについて迫ってみたいと思います。
お取引の際の情報源について、回答では下記のようなものが多くありました。

・チャート
・ネット上のニュースなど各種情報
・テレビ、新聞の経済ニュース
・インヴァスト証券のレポート
・著名トレーダーのブログ
・トライオートFX公式攻略サイト
・仕掛けランキングのステータス

チャートやネット上のニュース、著名トレーダーのブログなどが目立っており、特段、他の投資家の方々と大きく異なる情報や特別な情報等を基にお取引されている方は見受けられません。
（インヴァスト証券のトライオートFX公式サイトや「仕掛けランキング」を参考にされていらっしゃるのは、運営している私どもにとって嬉しい限りです。）

情報は同じなのに、何が分かれ目となるのでしょうか。
まず、通貨ペアの選定について特徴的な傾向があります。

裁量取引で人気の通貨は不向き

１つ目の特徴は、「スワップポイントの高い通貨」「高金利通貨」という回答をされる方が少ないことです。
裁量取引ではドル円に匹敵する人気を誇る、「高金利通貨（ランド/円、豪ドル/円、ＮＺドル/円、トルコリラ/円など）」ですが、成功者にはあまり人気がありません。
これはトライオートFXに限ったことではありませんが、成功者の多くは昨年の（高金利通貨が弱い）相場環境では、高金利通貨を積極的に買っていこうというスタンスでお取引をしていません。
つまり、通貨ペアのファンダメンタルをきちんと考えてお取引されています。

2つ目の特徴に続くことですが、自動売買を使用されている成功者の方々は、裁量取引のような短期売買を想定していないため、これらの通貨は選びません。失敗するユーザーほど、取引期間に合わないスワップ、高金利に惑わされやすいようです。

「長期的なトレンド」と「大きな値動き・変動」が決め手

自動売買を利用されている成功者の方々は、６ヵ月以上の比較的長めの投資スタンスで取引をしています。
当然ながらそれに合った通貨ペアでお取引するのが無難です。下記は回答の一部ですが、これらの回答が圧倒的多数です。

昨年8月の値動きやここ最近の値動きを振り返ってみても、わかりやすいと思います。
一般的にスワップポイントの高さで人気の高い豪ドルや南アランド、トルコリラですが、昨年を振り返ると長い期間下降基調で推移してきました。

■豪ドル/円　南アランド/円　トルコリラ/円　週足チャート

そのため、「高金利通貨の買い」というスタンスで取引されていらっしゃったお客様は、損失が増えてしまったことと思われます。そんな中、トライオートFXにおいて、昨年1年間で最も人気の高かった仕掛けは「豪ドル/米ドル」の売りで、「高金利通貨である豪ドルを売る」という取引をされていた方が多かったのが事実です。

■豪ドル/米ドル　週足チャート

このように数カ月にわたるおおきな相場の流れをニュースやチャートなどから読み取って予想し、運用されていらっしゃる方が、結果的に利益が出たということではないでしょうか？
次回は更に踏み込んで、AP注文や仕掛け設定などのテクニックを探っていきたいと思います。