誰でも簡単?カギ足チャートは見るだけでトレンドと売買の判断ができる?

こんにちは!インヴァスト証券の山口です。

取引を始めたら相場が思惑と反対に動くなんてありますよね。上がると思って買ったら下がり始めた!下がると思って売ったら上がり始めた!悲しくなりませんか?

株式やFX(為替)などを取引する上で、相場が「上がる」のか「下がる」のかを予想することは、とても大切です。

また、相場の分析には色々な分析手法があります。

今後の経済情勢から投資をする方法や値動きを示したグラフ、いわゆる「チャート」から今後の相場動向をイメージして取引する方法など、どこから手をつけていいのやら。。。。。

そこで、今回は江戸時代から受け継がれ、今でも利用されている「カギ足チャート」を使った相場分析の方法や売買手法についてご紹介しようと思います。

是非、カギ足チャートをマスターして、相場予想の精度を上げてください!

【目次】

1 値動きにフォーカス!カギ足チャートはトレンドを読む!

1-1 カギ足チャートの見方はとっても簡単!

1-2 実際にカギ足チャートを見てみよう!

1-3 カギ足は線の向きとチャートの色でトレンドを判断できちゃう簡単チャート!

2 更に極める!カギ足チャートの売買サイン!

2-1 肩と腰ってなに?

2-1-1 肩 (過去に付けた高値)

2-1-2 腰 (過去に付けた安値)

2-1-3 肩と腰の値位置に注目して取引する!

2-1-4 「2段抜き」の部分をチャートで確認しよう!

2-1-5 カギ足は過去の高値や安値を意味する肩と腰を超えたら!取引!

【ちょっとコーヒーブレイク】 

2-2 カギ足チャートをカスタマイズして徹底的に使いこなす!

2-2-1 カギ足チャートで設定する「値幅」の意味とは?

2-2-2 トレードスタイルで値幅を調整する!

2-2-3 これがおすすめ!トレードスタイル別、カギ足の設定ポイント!

3 使ってみようカギ足チャート!カギ足チャートのまとめ

  

1 値動きにフォーカス!カギ足チャートはトレンドを読む!

カギ足チャートは「値動き」にフォーカスした価格グラフで相場のトレンドとトレンドの反転、更に売り買いのポイントも確認できちゃうんです。

 今まで見てたローソク足に比べると、なじみが薄いと感じられるかもしれませんが、それは、とっても原始的なチャートだから。

ローソク足は日々の動き(始値、高値、安値、終値)を、1本1本のローソクで示してますが、カギ足はその日の終値しか使わないんです。(日足の場合)

しかも上昇中は高値を抜けたら上向きに線を書きたすだけ。で、相場が一定の値幅下がったら横に線を引いてそこまで下向きに線を引く。

 ま、書き方のルールは置いておいて、使い方はとっても簡単!「線の向き」「線の色」「その傾向」を見るだけなので、これからその使い方をお伝えします。

1-1 カギ足チャートの見方はとっても簡単!

それでは、実際にカギ足チャートの使い方、見方をお伝えしていきましょう!

まず、初級レベルからです。カギ足チャートの見方・使い方はとっても簡単なのでびっくりしないでくださいね!

初級レベルは2つです。ちょっと短期的な取引の売買サインと、もう少し長めの取引用売買サイン。

(短期とか長めとかは、雰囲気で読み進めて行っちゃってください。実際には違いますがデイトレード用とスィングトレード用みたいなもんです。)

短期的な取引用の売買サイン

 「上向きの線なら買い!」(短期的な上昇トレンド)

 「下向きの線なら売り!」(短期的な下降トレンド)

もうちょっと長めの取引用の売買サイン

 「赤い線になったら買い!」(中期的な上昇トレンド)

 「青い線になったら売り!」(中期的な下降トレンド)

え!それだけ?と思われるかもしれませんが、これだけなんです。いかがでしょう!

これが初級レベルのカギ足チャート分析です。

チャートを見ただけで、売買判断や相場のトレンドが把握できちゃうなんて、カギ足チャートってすごいですよね?

1-2 実際にカギ足チャートを見てみよう!

 上のチャートは、冒頭でも利用したユーロ/米ドルの日足をローソク足とカギ足で表示したものです。

今のユーロ/米ドルは、チャート的に買いでしょうか?それとも売りでしょうか?

ちなみにローソク足のみでの売買サイン(酒田五法などの罫線分析)は、あることはあるのですが、いろんな種類があって全部覚えるのはちょっと(>_<)。。。。。なのですが、先程のカギ足チャートの売買サインで見れば、ユーロ/米ドルは「線が下向き」で「青色の線」なので、売りを示唆してるってことがわかります。

じゃ、買い戻すのはいつか?これも簡単です。上向きになるか、赤い線になったら買い戻します。

1-3 カギ足は線の向きとチャートの色でトレンドを判断できちゃう簡単チャート!

ローソク足は、色の違う「陽線」と「陰線」で示されますが、その色の違いだけで売買判断するわけではありません。

しかし、カギ足は「線の向き」で短めのトレンドを、また、「線の色」で少し長めのトレンドを示しているので、カギ足チャートを一瞬見るだけで、売買判断が出来ちゃう、とってもお手軽な簡単チャートなんです!

2 更に極める!カギ足チャートの売買サイン!

ここまでは初級者向けのカギ足の使い方でした。でも、カギ足チャートの本領発揮はこれからです。

ここではもう少しだけ、レベルを上げた使い方をご紹介します。

もちろん、とっても簡単です。カギ足チャートの「肩」と「腰」の位置を確認して売買するだけ!

でもその前に「肩」と「腰」を理解しましょう!

2-1 肩と腰ってなに?

2-1-1 肩 (過去に付けた高値)

「肩」とはカギ足チャートで、上に出っ張ってる凸の部分。

カギ足チャート上にいっぱいある「肩」のうちの3つだけ楕円で囲いましたが、この形状の部分は全部「肩」と言います。過去に付けた高値ですね。

また、連続して肩がどんどん高くなっている局面を「肩上がり」、連続して肩がどんどん安くなっている局面を「肩下がり」と言います。

「肩上がり」は上昇トレンドだってことがわかります。

2-1-2 腰 (過去に付けた安値)

「腰」とはカギ足チャートで、下に出っ張ってる凹の部分。

こちらもカギ足チャート上にある「腰」のうち3つだけ楕円で囲ってます。この形状の部分は全部「腰」で、過去に付けた安値ということです。

肩上がりや肩下がりと同様に、連続して腰が安くなっている局面を「腰下がり」、連続して腰が高くなっている局面を「腰上がり」と言います。

「腰下がり」は下降トレンドだということがわかります。

2-1-3 肩と腰の値位置に注目して取引する!

どこが「肩」でどこが「腰」かが、わかったところで、次は、脱初級者向け「カギ足」の売買サインです。

まず、おさらいですが初級者レベルの「色が変わったら」売買というのは、実は下のようなルールになっています。

  • 直前の「肩」を上回ったら買い! →赤色に
  • 直前の「腰」を下回ったら売り! →青色に

ちなみに、これを「1段抜き」と言います。

そして脱初級者=有段者レベル?では「2段抜き」を覚えましょう!2段抜きのルールはこうです。 

  • 直前の「肩」ともう1個前の「肩」を上回ったら買い!
  • 直前の「腰」ともう一個前の「腰」を下回ったら売り!

過去二つ分の「肩」、又は「腰」を価格が超えたら取引するってことです。

2-1-4 2段抜きの部分をチャートで確認しよう!

それでは、実際に「2段抜き」をチャートで見てみましょう。

 

上のチャートで2段抜きとなっているところにラインを引いています。

紫色のラインが買いサイン、緑色のラインが売りサインですが、買いサインの後に、買いサインというように連続している部分はラインを細くしています。

最初に発生した買い、売りのサインで売買した場合は、以下のとおりです。

 結論から言えば、損切りもありますが、まあ儲かってます。「たまたまでしょ?」と思われるかもしれないので、他の通貨ペアも見てみましょう!

こちらは、米ドル/円のカギ足です。

 

こんな感じです。1回、損切りがありますが、米ドル/円でも、上手く機能していたと言えます。 

2-1-5 カギ足は過去の高値や安値を意味する肩と腰を超えたら!取引!

いかがでしたか?簡単ですよね!

カギ足チャートの売買サイン「2段抜き」は、直前2つの高値(肩)を超えたら買い、安値(腰)を下回ったら売り。

なので、最近の高値(肩)と安値(腰)がいくらなのかをチェックしておけば、OKってことですね。

そしてもう一点!

カギ足チャートが、肩上がり(=上昇トレンド)なのか、腰下がり(=下降トレンド)なのかなども、合わせて確認しておくとベターです。! 

【コーヒーブレイク】

「業績が右肩上がりだ!」「株価が右肩下がりで推移している」という「右肩上がり」、「右肩下がり」という表現があります。

カギ足は江戸時代後期には使われていて、明治時代初期にも書籍や文献でも取り上げられていましたが

それらを確認すると当時のチャートは、カギ足に限らず左向き(←向き)に書かれているんです。

実は、昔は「肩上がり」「腰下がり」だったんですね。

それが、海外のグラフの書き方(デカルト座標系、直交座標系と言われる今のグラフの書き方)が主流になったことで、「肩上がり」、「腰下がり」という表現ではなく、海外のグラフの書き方は右向きなので「右肩上がり」「右肩下がり」という表現になったというわけです。

2-2 カギ足チャートをカスタマイズして徹底的に使いこなす!

最後にワンポイント!

カギ足チャートを使いこなすには、ちょこっとだけ自分流にカスタマイズするのがポイントです。カスタマイズする点は「値幅」と「足種」。

最初のユーロドルやドル円のカギ足チャートは、「足種」が日足で、「値幅」がそれぞれ0.02ドルと2円(どちらも200pips)に設定しています。この「足種(時間足や日足や週足等」と「値幅」がポイントなんです。

2-2-1 カギ足チャートで設定する「値幅」の意味とは?

カギ足の「値幅」の設定は「短かめのトレンド」である「線の向き」が、転換するのはどのくらいの値幅なのかを意味しているんです。

設定した値幅分、相場が逆行したら(短めの)トレンドが変わったと想定して使うと言うことです。

上向きの線、下向きの線の意味は、そういったことなんですね。

2-2-2 トレードスタイルで値幅を調整する!

デイトレードのように短期的に頻繁に売買する方や、スィングトレードやポジショントレードのように週に1回から数ヵ月に1回程度取引される方、長期投資で半年から1年以上保有される方、いろいろなトレードスタイルがあるかと思います。

ローソク足をトレードスタイルによって使いわける場合、デイトレードなら1分足や5分足、スィングトレードなら日足などとなりますが、カギ足の場合は「足種」は長いデータがあるのなら長期投資で1時間足でも5分足でもそれ程問題はありません。

ただ、トレードスタイルに合った「値幅」に設定する必要があります。 

2-2-3 これがおすすめ!トレードスタイル別、カギ足の設定ポイント!

カギ足チャートは線の逆行(=短期トレンドの転換)を「値幅」で決めますので、短期的なトレードをされる方は値幅を小さめに、長期的な運用になるほど値幅は大きく設定します。

設定例

  • デイトレード (ドル円なら値幅は5銭~10銭程度、足種は分足~10分足程度)
  • スイングトレード (ドル円なら値幅は20銭~1円程度、足種は30分~日足程度)
  • 長期投資 (ドル円なら値幅は1円~5円程度、足種は12時間足~週足程度)

相場環境やボラティリティにもよりますが、設定例を参考にご自身のトレードスタイルにあったカスタマイズをおこなってください。

 ※足種については、ご利用の証券会社やFX会社により、過去どの程度まで遡って価格データを取得できるかにもよりますが、大量に過去の価格データが取得できるのであれば、値幅の設定が同じなら日足よりも1時間足のように短い足種の方が分析し易いです。

3 使ってみようカギ足チャート!カギ足チャートのまとめ

いかがでしたでしょうか?ローソク足より前から使われていた、日本発祥のカギ足チャート!

時間はあんまり意識していないかわりに、相場の値動き、特に短期、中期、長期といったトレンドにフォーカスした「カギ足チャート」は、見るだけでそれらのトレンドと売買すべき価格が判断できるとっても便利なチャートなんです。

特にトライオートFXの「仕掛け」を使う際には、「今日上がるか下がるか」より、中長期的なトレンドをイメージできるかどうかが『カギ』になります。

そういった意味では短期、中期、長期のトレンドがぱっと見でわかる「カギ足」も「仕掛け」を使う際にとっても有効なツールになると思います。

是非、今後は、ローソク足で過去の推移を確認、カギ足で相場の方向性を確認といった感じで、ローソク足と併せて、カギ足チャートもご利用ください!

過去にカギ足を含めたWEBセミナーもおこなっておりますので、ご興味のある方は是非そちらも併せてご覧ください。

※インヴァスト証券トライオートFXのカギ足チャートは「時系列」での表示になります。

※インヴァスト証券FX24、インヴァスト証券くりっく365でも「カギ足」チャートを用意しています。

※シストレ24のミラートレーダーでは「カギ足」チャートをご用意しておりません。

※「買い五嶮」や「売り五嶮」、などの売買サイン、「窓」や「中心」などといったカギ足独自のチャートの形とその名称もありますが、今回はこれらの名称や状況の説明は簡略化したり、できるだけ省いて説明しています。

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