【第4回】小技裏技あり　成功者の経験談

お話を伺ったお客様について
2015年の期間売買差損益が50万円以上、かつ4か月以上の継続的な取引があるお客様にアンケートさせていただきました。
また、皆さま自動売買（AP注文）をご利用いただいた経験があります。

前回は、具体的なAP注文設定のポイントと稼働停止についてご紹介しました。
今回は長くトライオートFXをご利用いただいている成功者の方の裏技など経験談をご紹介します。回答の中には、このようなものがありました。

―AP注文を削除していく際、画面の下から消していくと作業が楽。

お客様からのお問い合わせがかなり多いAP注文の管理についてですが、2月のリニューアルで一括稼働停止や一括削除など、HOME画面での管理は格段に機能アップしますので、AP注文の削除や停止ですが、2月には一括停止や削除機能がリリースされる予定です。トライオートＦＸは今後もどんどん進化していきますので、ご期待ください。

―我流ですが、イベント時に大きく変動しそうな時は大きく、変動幅が小さそうな時は小さい利幅設定にします。無理しない。期間を決めない。流れが悪い時は取引を控える。

相場に合わせて自在にAPの設定を変えられるのも自動売買を使い慣れた成功者ならではの手法ですね。 2月のリニューアルで発注前ならAP注文の設定を変更できるようになります。ぜひこちらも使用していただきたいです。

―本来の使い方ではないとは思いますが、セーフティ設定で下限、上限を設定しない。

私も早めに利益確定してしまい、「（相場の）頭としっぽは猫にでもくれてやれ」どころか、頭の部分を少ししか利食えなかったケースがあるのでわかる気がします。
逆に、前回のAPや仕掛けの設定で高値掴みや安値掴みをしないようにというために、セーフティ設定を利用される成功者の方もいらっしゃるので、ここについてテクニカル分析ではどういった手法があるのかを弊社テクニカルアナリストに聞いてみました。

「天井や底値をイメージするための分析手法はエリオットのフィボナッチリトレースメントや一目均衡表の値幅観測論、フォーメーション分析の値幅計算など、色々とありますが、基本的にはトレンドは明確な反転シグナルが出るまでは続くというのがテクニカル分析の前提なので、トレンドがはっきりしている場合は、あまり上限や下限の設定はしないというのも1つです。また、目処を算出する場合には、長期的な観点で算出するのが常套句です。」（インヴァスト証券　テクニカルアナリスト山口　哲也）

なお、上記の分析手法の詳細ては、過去にセミナーで弊社テクニカルアナリストの山口が詳しく説明したものを動画配信していますので、そちらを参考してください。
YouTube 「インヴァストチャンネル」にて動画配信中

おしまいに、個人的なエピソードを１つ。
昨年末まで開催しておりました「仕掛けWARS」というイベントで、当社テクニカルアナリストの山口が、豪ドル/米ドルの売り追尾仕掛けを作成していたので、それを参考に私も仕掛けを作成してみました。

利益確定の値幅を20pipsと小さめにして、レンジ幅は上昇する可能性を想定して少し広めに500pips（8月の高値を超えたら止めるというようなイメージ）という「豪ドル/米ドルの売り追尾仕掛け」です。

その後の相場はなんと、豪ドル/米ドルが上昇……

利食いは何回か繰り返したものの、評価損が20万以上に膨れ上がってしまいました。

しかし、8月の高値を超えることなくレンジ内で値動き。大きな評価損が2ヶ月ちょっとの間に2回程ありましたが、最後は15万円程度の利益になりました。

AP注文の設定では、相場方向が合っていることが前提となりますが、今回の取引は「売り」で始まったにもかかわらず最終的には稼働時より高い価格で稼働停止しています。中長期的な方向感は間違っているのに、プラスで取引を終えることができました。
これは、相場が細かい上下を繰り返しながら上昇していくような場合には、仮に想定している相場方向が間違っていても、細かい利食い幅（今回は20pips）を繰り返す関係で利益を上げることができるからです。

今年になってまた豪ドル/米ドルが下落しているので、もうちょっと長めに稼働させておけばよかったかなと少し後悔しています。以上、仕掛けウォーズ、エピソード１でした。（お後がよろしいようで……？）

今回の成功者の方々のお話は参考になりましたでしょうか？
個人的には、投資スタンスや、取引する通貨ペア選び、リスク管理など、改めて、実際に利用されていらっしゃる方の、頭の中をのぞいてしまったような気がしていて、これからちょっと自分の取引にも取り入れてみようと思っています。