昨晩の海外(2024/04/20)

金曜日の海外市場は、主だった米経済指標の発表のない中、米10年物国債利回りが4.631%まで上昇、「イスラエルの攻撃を受けたイランは再攻撃に慎重な姿勢を示している」との報道もあって、中東情勢に対するリスク回避の動きに落ち着きが見えたが、総じて円の軟調を除くと、週末を控えてまちまちの展開となった。尚ラムスデン英中銀副総裁が「為替がインフレに与える影響を考慮」、ウンシュ・ベルギー中銀総裁は「基本シナリオはないが、2024年に1回のみの利下げとなる可能性は低い」、ミュラー・エストニア中銀総裁は「年内3、4回の利下げはあり得る」、マックレム・カナダ銀行総裁「インフレは引き続き広範囲に及ばなくなりつつある。正しい方向に進んでいる」、グールズビー・シカゴ連銀総裁が「過去3カ月のインフレは無視できない」などと発言している。
 ドル円は、小動きながら154.63までじり高、ユーロドルは、独3月生産者物価指数が予想を上回り1.0678まで上昇後1.0640まで利食いに押され、ポンドドルは、英3月小売売上高が弱い結果となったことで対ユーロでの売りも伴い、1.2469から1.2367で下落した。尚ユーロポンドは0.8612まで上昇した。
 一方クロス円では、ユーロ円は165.03、ポンド円は192.74、オージー円は99.41、NZD円は91.25、カナダ円は112.63まで反発した。