昨晩の海外(2024/04/12)

昨晩の海外市場は、米3月卸売物価指数が予想を下回ったが、米10年物国債利回りが、4.513%から4.591%まで上昇、一時ドル買いを強めるも、10年債利回りの上昇が限られたことで、ドル買いも限定された。尚ウィリアムズNY連銀総裁は、「最終的には利下げが必要になる」、「FRBの利上げは基本的な見通しの一部ではない」、バーキン・リッチモンド連銀総裁は「インフレ・データからは、ディスインフレが広がるという確信は得られなかった」と述べた。
 ドル円は、153.29から152.80まで下落後153.32まで上値を若干拡大、ユーロドルは、1.0757から1.0699、ポンドドルも1.2579まで反発後1.2511まで一時値を下げた。ECB理事会で政策金利が据え置かれ、声明では「インフレが持続的に収まるとの確信を得られれば、金利引き下げが適切になる」とするも、ラガルドECB総裁は、「データを得るまで政策に関していかなる路線にもコミットすることはできない」と述べ、総じて影響は限られた。
 一方クロス円では、ユーロ円は164.70まで反発後163.95、ポンド円も192.59から191.83まで一時売りに押され、オージー円は99.67から100.25まで反発、NZD円は91.46から91.97で上下、カナダ円も112.05から111.69で上下した。