昨晩の海外(2024/04/05)

昨晩の海外市場は、週間新規失業保険申請件数が、予想より弱い内容となったことを受けて、一時ドル売りが優勢となった。ただ、その後シリアでの大使館攻撃受けて、イランがイスラエルに報復を宣言したことが、中東の地政学リスクの高まりにつながり、原油価格が大きく上昇したことで、NY株価3指数が急落。リスク回避の動きにつながった。米10年物国債利回りは、4.377%から4.299%まで低下した。尚ドルスイスは、スイス3月消費者物価指数が、予想を大幅に下回ったことで0.9075まで上昇後、リスクオフのスイスフラン買いで0.9010まで下落した。
 ドル円は151.77まで反発後151.12まで下落、ユーロドルは、3月6─7日のECB理事会の議事録で、「インフレ率が目標とする2%に戻りつつあるとの認識を示し、利下げを実施する論拠が強まっているとの確信を強めている」とされたが、1.0877まで反発後1.0832まで下落、ポンドドルも1.2684まで買い戻された後1.2636まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は164.92の高値から163.79、ポンド円は192.26から191.02、オージー円は100.41から99.48、NZD円は91.71から91、カナダ円は112.49から111.50まで売りに押された。