今日の裏読み、表読み(2024/04/18)

昨晩は、ドルに売り戻しが優勢となった。ただ、総じて揉み合いの範囲であり、引き続き追いかけるというよりは、逆張り的な戦略が有効となりそうだ。
 本日の経済指標としては、豪3月雇用統計、日2月第三次産業活動指数、ユーロ圏2月経常収支と建設支出、米国では、4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数、3月景気先行指標総合指数と中古住宅販売件数などが発表される。
 注目しては、豪3月雇用統計は強弱次第、米経済指標は、良好が想定されるも、あまり大きな指標の発表はなく、動きても変動幅は限定されそうだ。
 また本日も要人発言の機会が多く注意だが、G20財務相・中央銀行総裁会議などは、日本の要請によって、為替相場に一定の言及があるか注目となるが、それでも実際介入などの実行動がなければ、影響は限られる見通し。
 その他、軟調となっている株価や中東情勢も、リスクオフを煽る可能背に注意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、34年ぶりの高値となる154.79まで上値を拡大。引き続き上値追いは厳しく、慎重な戻り売りで、ストップは、154.79越え、またはサイコロジカル的に強く、市場介入の可能性もある155円越え。超えても156円越えをストップに売直しとなる。下値は介入がない前提では、153.85-87が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、153.00-50ゾーンでの買い直し。このストップは152.59割れ。割れても152円前後までは買い下がりで、このストップは151.58割れ。割れても150.80、150.26や149.94、148.91をストップに買い直しを検討したい。尚、もし円買い介入が入った場合、過去の例からは4-5円動くケースが多いが、現状では下げても150円前後が維持されてしまう可能性もありそうだ。
 ユーロドルは、1.0932まで再反発後、1.0602まで下値を拡大も、これを維持する形。下値は1.0600割れをストップに押し目買い、割れても1.0563や1.0448をストップに買い場探しとなる。上値は、1.0700を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0757、1.0885をストップに売り直し。超えても1.0943-81、1.0996-98をストップに、売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2405まで拡大もこれを維持する形。下値は、押し目買いからストップは1.2374割れ。割れても1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2500を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2579、1.2710、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を160.22で維持して、165.36まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、165.18-35を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、再度166円をストップに売り直しとなる。下値は、163.64-78を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、162.28、160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.54まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。上値は192.93-95を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、193.54、194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、191.65-68を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、190.00、188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を100.81まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、110.02-25を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売りは越えるなら止めて、100.82、101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、98.58を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、ストップを98.18-26割れとして買い直し。更に割れても97.85、97.25-27、96.90、96円、95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して、92.36まで再反発も、上値を抑える形。上値は、91.61を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.02-36、92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、90.53を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、90.08、89.77、89.26割れをストップに順次買い直しとなる。