今日の裏読み、表読み(2024/04/17)

昨晩も中東への懸念、軟調な株価を受けて、リスク回避的な動向が続いた。
 本日も大きな経済指標に薄く、同様な展開が続くかが注目となる。
 経済指標としては、NZ第1四半期消費者物価、日3月通関ベース貿易統計、豪4月先行指数、英3月消費者・小売・生産者物価指数、南ア3月消費者物価指数と2月小売売上高、ユーロ圏3月消費者物価指数・改定値、米地区連銀経済報告などが公表される。
 大きな材料はないが、各国の物価指数で、相場に一定の動きが出るだろうが、総じて反応は限定される。
 本日も金融イベントが多く、要人発言が焦点となりそうだが、英欧の要人の発言では、6月の利下げの思惑に注目が集まりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、34年ぶりの高値となる154.79まで上値を拡大。引き続き上値追いは厳しく、早期は戻り売場探し。ストップは、サイコロジカル的に強く、市場介入の可能性もある155円越え。超えても156円越えをストップに売場探し。下値は介入がない前提では、153.85-87が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、153.00-50ゾーンでの買い直し。このストップは152.59割れ。割れても152円前後までは買い下がりで、このストップは151.58割れ。割れても150.80、150.26や149.94、148.91をストップに買い直しを検討したい。尚、もし円買い介入が入った場合、過去の例からは4-5円動くケースが多いが、現状では下げても150円前後が維持されてしまう可能性もありそうだ。
 ユーロドルは、1.0932まで再反発後、1.0602まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は、1.0563や1.0448をストップに買い場探しとなる。上値は、1.0667を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0757、1.0885をストップに売り直し。超えても1.0943-81、1.0996-98をストップに、売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2405まで拡大。ただ、突っ込み売りは避けたい。下値は1.2374をストップに買い狙い。割れても1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2500を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2579、1.2710、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、下値を160.22で維持して、165.36まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、164.70、165.18-35を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、再度166円をストップに売り直しとなる。下値は、163.64を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、162.28、160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。
 ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.54まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。上値は192.75-95を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、193.54、194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、191.65を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、190.00、188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を100.81まで上値を拡大も更なる展開とならず、上値は、110.02-25を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売りは越えるなら止めて、100.82、101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、98.58を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、ストップを98.18-26割れとして買い直し。更に割れても97.85、97.25-27、96.90、96円、95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して、92.36まで再反発も、上値を抑える形。上値は、91.61を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.02-36、92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、90.53を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、90.08、89.77、89.26割れをストップに順次買い直しとなる。