今日の裏読み、表読み(2024/04/15)

一応週末のイランによるイスラエル攻撃は、小規模に留まったことで、週初の相場のリスクオフの動きは限定された。ただ、イスラエルは、更なる報復を示唆しており、今週もこのニュースには注意を払っておきたい。
 今週は、米小売売上高、また、IMFや世銀の秋季会合など金融イベントが多く予定されており、こういった会合から様々な発言が出てくることから、要人発言にも大きな注意を払っておきたい。
 本日の経済指標としては、日本の2月機械受注、スイス3月生産者輸入価格、トルコ2月失業率、ユーロ圏2月鉱工業生産、加3月住宅着工件数、2月製造業出荷 と卸売売上高、米国では、4月NY連銀製造業景気指数、3月小売売上高、2月企業在庫と4月NAHB住宅市場指数などが発表される。
 注目は米4月NY連銀製造業景気指数と3月小売売上高となる。強弱次第で一定の動きが見えると思われるが、強い結果は既に先週のCPIから織り込まれており、リスクは弱い結果となりそうだ。
 また要人発言の機会も多く発言も注意だが、FRBに関しては、既にタカ派的な発言は想定されており、影響は限られそうだ。

戦略としては、ドル円は、34年ぶりの高値となる153.39まで上昇。引き続き上値追いは厳しく、早期は戻り売場探し。ストップは153.50や154円越え。または、155円のサイコロジカルは強く、これをストップに売り狙いも検討したい。下値は介入がない前提で、152.59が維持されると買い戻しも、買いは152.00-50ゾーンでの下げ渋りでは利食いや買い狙い。割れる動きからは151.58や150.80割れをストップに買い下がり。更に割れるケースでは、円買い介入がなければ、150.26や149.94、148.91をストップに買い直しを検討したい。尚、もし円買い介入が入った場合、過去の例からは4-5円動くケースがあることは、留意しておきたい。
ユーロドルは、1.0932まで再反発後、1.0623まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、下値は、1.0623が維持されると売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて、1.0563や1.0448をストップに買い場探しとなる。上値は、1.0757を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、1.0885をストップに売り直し。超えても1.0943-81、1.0996-98をストップに、売り場探しとなる。
ポンドドルは、下値を1.2427まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは避けたい。これが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.2374、1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2579を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.2710をストップに売場探し。更に超えても1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、売り直しとなる。
一方クロス円では、ユーロ円は、下値を160.22で維持して、165.36まで反発も、現状はこれが上値を抑える形。上値は、164.70を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、再度165.18-36越えをストップ、超えても166円をストップに売り直しとなる。下値は、162.28を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。
ポンド円は、下値を187.97で維持して、193.54まで上値を拡大も、これが上値を抑える形。上値は192.44や192.93を前に、上げ渋りでは買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、193.54、194円や195円越えをストップに売り直しとなる。下値は、190円を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。
豪ドル円は、上値を100.81まで上値を拡大。上値は、100.25や110.81を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売りは越えるなら止めて、101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。下値は、98.74を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めて、ストップを98.18-26や97.85割れとして買い直し。更に割れても97.25-27、96.90、96円、95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、93.46からの調整を90.37で維持して、92.36まで再反発。上値は、92.02-36を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても92.95-15、93.36や94.03をストップに、順次売り直しとなる。下値は、90.71を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、90.08、89.77、89.26割れをストップに順次買い直しとなる。