今日の裏読み、表読み(2024/03/19)

昨晩は、日銀やFOMCを控えて、様子見ムードが優勢となったが、本日は日銀の結果発表が控えており、円に大きな動きが出るか注目となる。
 金融政策としては、日銀金融政策決定会合の結果発表では、事前に大きくリークされているように、マイナス金利の解除、YCCの上限撤廃やETFの買取停止が発表される見通し。ただ、これは総じて織り込みの範囲となるが、マイナス金利の解除をしても、断続的な利上げ否定される見通し。YCCの上限を撤廃しても、臨機応変に買入オペを継続、日銀が過去に買ったETFも当面売却する予定は示されない見通しで、こういった面がまたぞろ円売りに繋がる可能性は注目しておきたい。また、豪準備銀行は、政策金利を現行の4.35%に据え置く見通し。サプライズは想定外の利上げとなるが、想定は難しそうだ。
 経済指標としては、日本の1月鉱工業生産・設備稼働率、スイス1月貿易収支、独ユーロ圏3月ZEW景況感調査、加2月消費者物価指数、米2月住宅着工・建設許可件数、NZ第4四半期経常収支などが公表される。
 注目としては、独ユーロ圏3月ZEW景況感調査は、良好な結果がユーロ相場を支えるか、加2月消費者物価指数も強い結果が、カナダドル買いに、また米2月住宅着工・建設許可件数も強い数字がリスクとなる。

 戦略としては、ドル円は、150.89まで反発後、146.49まで調整もこれを維持する形。上値は、149.33-50が押さえると買いは利食いや売り狙いとなるが、超えるケースでは、150.23-57、150.85-89をストップに順次売り狙い。下値は、148円ミドル、148円前後の維持では、売りは利食いや買い下がりで、ストップは147.93割れ、割れても147.60-80での買い狙いで、これは147.43割れをストップ、更には146.49をストップに買い直しとなる。
 ユーロドルは、1.1139で上値を抑えられて、調整が1.0695まで広げる形もこれが維持して1.0981まで再反発も更なる展開とならず、上値は、1.0906が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えるなら止めて、1.0964や1.0981をストップ、更には1.0996-98、1.1085、1.1139や1.1150越えを順次ストップに売り場探しとなる。下値は、1.0840前に下げ渋りでは、売りは利食いや買い狙い。割れるなら止めて、1.0790-97、1.0762や1.0732割れをストップに順次慎重に買い場探しとなる。 
 ポンドドルは、下値を1.2518で維持して、1.2895まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2823や1.2895を前に、上げ渋りでは買いは利食い、売り狙い。超えるなら止めて、1.2996越えをストップに、売り直しとなる。下値は、1.2672-90を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.2579-97、1.2518-36、1.2445、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、 上値を163.72で抑えられて、下落が160.22まで拡大もこれを維持する形。下値は、160.88-06を前に、下げ渋りでは売りは利食いや買い下がり、割れるケースでは、160.22をストップ、割れても160.00前後から159円ミドル方向と買い下がって、ストップは158.90割れとなる。上値は、162.68を前に上げ渋りでは利食いやこれをストップに売場探し。超えても163.52、163.72、164.30をストップに順次売場探しとなる。
 ポンド円は、上値を191.33で抑えられて、下落が187.97まで拡大もこれを維持する形。下値は188.58を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いはこれをストップ、割れても187.97をストップに買い直しも、割れるなら止めて、186.85をストップに買い直しとなる。上値は、190.16を前に、上げ渋りでは利食いやこれをストップに売り狙い。超えても190.70、191.20-33、191.50や192円越えをストップに順次売場探し。
 豪ドル円は、上値を99.06で抑えられて、96.90まで下落もこれを維持する形。下値は、97.25-27を前に下げ渋りでは売りは利食い、買いも割れるなら止めて、96.90をストップ、更には96円割れをストップに買い下がりとなるが、割れても95.48-50、94.57-73、93.73割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、98.06-22を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りは越えるなら止めて、98.56-63をストップ、更に。超えても99.06、99.50や100円越えをストップ、更には101.36や102.83をストップに順次利食いや売り場を探す形。
 NZD円は、下値を88.64で維持して93.46でまで上値を拡大後、90.37まで再下落。下値は、90.37を前に下げ渋りでは、売りは利食い、買いもこれをストップ、割れて90円前後の維持の場合の買いは、ストップは89.77割れをストップ、更には89.26をストップに買い直しとなる。上値は、90.99や91.22を前に上げ渋りでは利食いや売り狙い。超えても91.45-67、91.83、92.95-15、93.36や94.03をストップに売り直しとなる。