欧米市場の戦略

■アジア市場サマリー
日経平均 19702.63 -26.65 -0.14%
TOPIX 1614.82 -1.18 -0.07%

■現況のセンチメント
中立(VIX指数11.74)

■市場のテーマ
北朝鮮の地政学リスク
米長期金利の動向
主要国の株価動向
トランプ政権の政策への思惑
原油相場の動向
米政治リスク

■今夜の材料
20:30 (欧)ECB理事会議事要旨
21:30 (米)新規失業保険申請件数
   (米)フィラデルフィア連銀景況指数
22:15 (米)鉱工業生産
   (米)設備稼働率
23:00 (米)景気先行指数

■今夜の売買戦略(ドル円)
 レンジか?

昨夜のドル円はNY午前で一時111円手前まで
上昇する場面が見られたものの、トランプ大統領
が製造業諮問委員会と戦略・政策フォーラムを解散
すると発表した事で米政権への懸念が台頭。
更にFOMC議事録でインフレ見通しに対する慎重論
が示された事から、ドル円は110円付近まで急反落
する展開となりました。
本日の東京市場では、日経平均が寄り付きから軟調
な展開となり、ドル円は序盤で一時109.60台まで
下げ幅を拡大しております。
米政権不安の再燃と米利上げ観測の後退で、ドル円は
再び109円台に戻って参りました。尤も、政権不安と
利上げ観測の後退の両方とも新味の無いネタという事も
あり、ここから更にドル円が下値を掘る展開は想定し難い
と言えるかもしれません。
今夜のドル円は、NY市場や米長期金利の動向を睨んでの
展開となりそうで、109円台半ば~110円台半ばの値幅を
想定しております。

現在のレート
 ドル円:109.86