小売売上高のサプライズについて

小売売上高

4月15日(月)に発表された3月の小売売上高は予想前月比+0.3%に対し結果+0.7%と大幅なサプライズになりました。

(出典:米国国勢調査局)

2月の数字も+0.6%から+0.9%に上方修正されたので、二カ月続いてとても強い数字ということになります。

13のカテゴリーのうち8つで増加が見られました。特に非店舗小売業の+2.7%、ガソリンスタンドの+2.1%、雑店舗小売業+2.1%、建設資材園芸用品+0.7%の増加が目をひきました。

また食品+0.5%、健康・日用品+0.4%、レストラン・パブ+0.4%もプラスでした。

一方、自動車は-0.9%でした。

この強い数字を見て10年債利回りは急上昇しています。

(出典:セントルイスFRB)

株式市場への影響

一部の証券会社は「利下げではなく利上げのリスクすらある」と警鐘を鳴らし始めています。私は連邦準備制度理事会(FRB)が利上げするリスクは小さいと思います。

しかし4月に入ってから米国株は一本調子で下げているので投資家は自信喪失に陥っています。

センチメント的に陰の極に達した観があり、目先は株式が反発しやすいと思います。