雇用統計の結果

非農業部門雇用者数

11月3日(金)、10月の雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は予想18万人に対し結果15万人でした。

(出典:労働省労働統計局)

なお9月の数字が下方修正されていることにも注目してください。

失業率

10月の失業率は予想3.8%に対し結果3.9%でした。

(出典:労働省労働統計局)

平均時給

10月の平均時給は7¢の上昇でした。

(出典:労働省労働統計局)

労働力率

10月の労働力率は62.7%でした。

(出典:労働省労働統計局)

まとめ

以上のデータを総合すれば雇用市場は良い具合に過熱感が取れてきており、連邦準備制度理事会(FRB)が更なる利上げを実施しなければいけない理由は見て取れません。

利上げサイクルは終了しました。

今後、市場参加者の関心は「次の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げはある?」から「いつまで現行の政策金利5.25~5.50%が維持される?」に移ってゆきます。

度重なる利上げが株価の頭を抑え込む原因となってきたわけですから、マーケットはこれを好感し、年内は軽快な値運びとなることが予想されます。

アノマリー的にも11月、12月は株式市場が強い季節として知られているので、いま相場から降りる必要は無いです。