日銀据え置きサプライズでも大幅利益増で3度目利益更新「piranha USDJPY」

先週は、2014年10月以来となるドル円106円となる大波乱の週となりました。日銀サプライズで追加措置の見送り発表から週末にかけて一気に106円台までドル円が下落。「piranaha USDJPY」はこの下落トレンドで+493pipsの利益を獲得し、3度目の過去最高利益更新しました。

3度目の利益更新!乱高下相場で力発揮の「piranaha USDJPY」

4月に2回利益更新をしていましたが、最後の週となる先週に3度目となる利益更新をし、成績絶好調です。

トレードは、「piranha USDJPY」らしく高値圏での逆張り「売り」を2つ仕掛け、その後、日銀の発表での急落で利益を伸ばしています。

決済は+250pipsラインでの利食い。合計+493pips。

「piranha USDJPY」に組み込まれたいくつかの利益確定ラインの中でも最大の利食いラインである「-250Pipsライン」での決済となりました。

相場としては、その後もずるずると値を下げたので、利益を伸ばせたようにも感じますが、この「-250pipsライン」が過去数年において、決済トレードとしては良であるがゆえの設計となっています。

今回の日銀サプライズでの相場変動について時系列で追ってみたいと思います。

4月28日の12:01に日銀「緩和措置見送り」発表がありました。

この発表によりドル円は瞬間的に「-280pips」もの下落をしました。

その後、15:27から黒田総裁会見が約1時間程度あり、質疑応答などの会見中のやり取りから相場は動き、最大で63Pips程度動きました。

世界が注目するイベントだということもあり、今回黒田総裁の会見をリアルタイムに見ていましたが、記者の質問への回答に対して今後の緩和措置に向けてのコメントがないことにさらに失望し、値を下げていったように感じました。

「piranha USDJPY」は逆張りで仕掛けるロジックなので、これだけの棒下げ相場の後には、反対売買の「買い」を仕掛けてもよいところですが、今回はエントリーがありませんでした。

相場反転のタイミングがロジックからは算出されず、じわじわと下げる相場だったからと言えそうです。

「piranha USDJPY」のシステムに、日銀発表や総裁会見などの定性的な情報はロジックに組み込まれていませんが、相場の値動きから高値圏、安値圏を判断し、相場の反転の可能性が高いか低いかを判断しています。

これは、定性情報を数字情報に変換し、ロジックに組み込むことはできますが、敢えて組み込みはせず、「定性情報は価格に全て織り込まれる」という考えに基づき設計されているためです。

「piranha USDJPY」は運用継続としながらも、2/15の運用開始からトータル利益が+800pipsを超えてきているので、そろそろ利益確定の運用停止も視野に入れていきます。

有望ストラテジー「WiseHat AUDUSD」

テラスユニットで3月後半から運用し4/18に停止をした「WiseHat AUDUSD」ですが、ここにきて復調し、利益更新するまで利益を伸ばしてきています。

「WiseHat AUDUSD」はどちらかというとレンジ相場向きのストラテジーなので、高ボラティリティ相場は不得意なのですが、今回の大きい値動きを伴った乱高下相場には、エントリー方向が上手くマッチしています。

最大損切りは1ポジションあたり-150pips程度なので、仕掛け方向を間違えると現在の相場では損切りの連続となってしまいますが、非常にロジックが有効に機能しているといえます。

もう少し様子を見てテラスユニットでは投入するかどうかを判断したいと思います。

<今週停止するストラテジー>
・MAX USDJPY
運用開始後の成績が-500pipsを超えたので運用停止とします。先週の時点で成績が鈍化してきていたので、早めの運用停止が重要だと感じています。「MAX USDJPY」 はトレンドフォローなので相場反転時のマイナスと許容するとしてもその後は、トレンドにあわせてくれると考えていましたが、今回のドル円の下落相場では、ロジックは引き続き「買い」を判断してしまっています。この状況は「MAX USDJPY」のトレードから見ても異常な状況と言え、ドル円の巻き返しの相場が今後来ることが予想されます。その際にMAX USDJPYは成績を取り戻すはずなので、再稼動のタイミングを見計らいたいと思います。

以下は、最新のユニット表です。