
先週の日銀決定会合ではサプライズは無く金融政策の現状維持となり、米FOMC会合では12月の利上げの可能性示唆で一時ドル高となりましたが、その後の大きなトレンドには繋がりませんでした。
日銀の黒田バズーカを期待して投入した「piranha USDJPY」は当てが外れましたが、「Cloud NINE EURJPY」は先々週に続き大きく利益を伸ばし、過去最高利益を今回も更新しました。
ユニット投入後2週連続、過去最高利益更新の「Cloud NINE EURJPY」
ユーロ円の流れに上手く合わせて、「買い」「売り」を仕掛けられています(上チャート)。
現在12連勝のステータスが付いていますが、もともと高勝率のストラテジーではないので、運がよいぐらいに捉えておき、「Cloud NINE EURJPY」らしいトレードに注目してみます。
先々週のドラギ発言を受けた大きな下げトレンドの前の”じわじわと下がる局面”をトレンド発生ポイントとして捉え、「売り」を仕掛けています。
そのポジションを大きく利食いし、まだトレンドは継続しているという判断から追加の「売り」。その後多少ユーロ円が反転(上昇)したことからは小さく利益確定をしています。
そして現在は、上昇途中からの「買い」を仕掛け、ポジション保有中となっています。
一連のトレードを見ると、まさにトレンドフォローといえるトレードです。
150pips~200pipsのレンジ相場では機能しにくいですが、現状のユーロドルの400pips~600pipsのレンジ相場であれば、十分にロジックが力を発揮できます。
-500pipsを撤退ラインと設定しつつ、運用を継続していきます。
「Cloud NINE EURJPY」の特徴をまとめると以下のようになります。
1:稼動開始から2年以上経過しているが、最大ドローダウンが-1,500pips程度と低い
2:平均利益78Pips、平均損失:52Pipsの損小利大のトレンドフォローロジックが堅実に機能している
3:1ポジションあたりの最大損失は-125pips程度と損切りが早い
という3ポイントが挙げられます。
逆に弱みとして、勝率が低いことです。テラスユニットでも9月28日に投入したのですが連敗した為、一時運用を停止にしてしまっていました。トレード回数はそれほど多くなく、こつこつ勝つタイプではないので、辛抱して運用することが難しいストラテジーとも言えます。
久しぶりにトレードをした先週の「KAGI USDJPY」
10/16以降トレードがありませんでしたが、26日からやっとトレードとなりました。
終わってみればレンジ相場を抜け出せなかった先週ですが、損失を最大限に抑え、取れる利益を最大限に取ることができ、微減の成績で切り抜けています。
2回の「買い」のタイミングではその後の下げとなる前の絶妙なタイミングで軽度の損切りができています。
「KAGI USDJPY」にとってはできるだけ値動きが必要で、現在の値動きでは少し物足りません。年内までにはある程度動くのではと考えていますが、それまでにより優秀なストラテジーが出てきた場合は入れ替えを行っていく予定です。
「KAGI USDJPY」も-500pipsの損失で停止として、今週も運用継続します。
入れ替え最有力候補ストラテジー「DELSOL EURUSD」
以前からウォッチをしていて投入タイミングを見計らっているストラテジーですが、まさにここ最近のユーロドルの400pips~600pipsレンジを乱高下する相場に合っています。
高い勝率を維持しており、先週も過去最高利益を更新しています。ECB理事会、FOMCと大きな変動要素イベントを追え次のタイミングまでは材料出尽くしとなる可能性があります。そうなれば「DELSOL EURUSD」にとっても有利な相場となりやすいと言えます。
現在、含み損を抱えたポジションを持っているのでこれが整理されたタイミングで投入を考えたいと思います。
今週はユニット変更はありません。
以下は最新のユニット表になります。