先週は、急激な円高進行で1ドル107円台を記録する波乱の相場となりました。直近1年を振り返ると「ドル円の3大急落」とも言える相場だったのではないでしょうか。そのような予想外の相場でも「piranha USDJPY」は過去最高利益を更新するという好調さを発揮し、テラスユニットの成績に貢献してくれています。
現在、相場全体が不安定な状況であると言え、パナマ文書が各国に与える影響も未だ見えておらず、値動きの大きい相場が今週以降も予想されます。
トレンドフォロー系ストラテジーにとって、相場が大きく動いていることは、必ず勝つということを意味するのではなく、大きな利益を産むチャンスがたくさん潜んでいるということを意味します。
ですので、引き続きテラスユニットではトレンドフォロー重視のユニットを継続したいと思います。
日銀による為替介入はないだろうというニュースが多いですが、強制的に相場が大きく動く介入だけは、常に注意しておく必要があります。
予想外の急落相場で約+400pips!過去最高利益更新の「piranha USDJPY」
先々週から保有していた「売り」×2のポジションを+400pips以上で利確し、過去最高利益を更新しています。
逆張りの仕掛けを得意としていることから、一時的な反発もなかった今回の急激な下げ相場では、週後半はポジションなしとなっています。
もう少し反発があれば、そのタイミングで逆張りの「売り」を仕掛け利益を倍増していたでしょう。
トレンドフォロー系ストラテジーの中でも「piranha USDJPY」は、不得意相場が分かりやすく、『値動きが小さい時』に損切り連発もしくは横ばいの成績となりやすいです。
今はその不得意相場ではなく、活発な値動きが続くと思われるので運用継続で行きます。運用後損益が-500pips近くなったら運用停止とします。
直近1年間で急落相場が3回ありました。
・昨年8月のチャイナショック
・今年2月の日銀マイナス金利発表後
・今回の急激な円高
「piranha USDJPY」はこれら3回の相場すべてで大きな利益を獲得しており、予想外の急落への対応ストラテジーとして今後も重宝したいです。
過去の急落相場でのトレードを詳しく見てみます。
■2015年8月チャイナショック時
24日の最後の急落時にはポジションを持っておらず、前半の下げタイミングで500pips近い利益をあげています。
■2016年2月日銀マイナス金利発表後
途中に一段の反発があり、その前後で500pipsずつ合計1000pipsの利益となっています。
逆張りの仕掛けが急落相場の始点を捉え、下げの途中で一旦調整が入ればさらに大きな利益へと繋げています。
今回の112.5円から110円までの下げで利益をあげ、その後は仕掛けなしとなっています。
(一旦調整があれば、売りを仕掛けていた可能性が高いです)
その後、下げ切った先週の末に108円で買い×2を仕掛けており、ロジックとしては下げトレンドは終了し、反発に入ると判断しています。
もうひとつのトレンドフォロー「MAX USDJPY」
4ポジションを活用して大きな利益を狙うトレンドフォロー系ストラテジー「MAX USDJPY」についても急落時のトレードを見てみます。
上チャートのように、「piranha USDJPY」とは逆に、急落相場では横ばい、もしくはマイナス成績となっています。
今回のドル円107円台をつけた急落相場でもマイナスとなっているように、「MAX USDJPY」にとっては予想外の急落は不得意だと言えます。
急落の発生を予想できれば事前に停止をしますが、チャイナショックしかり、マイナス金利発表後の急落しかり、直前での運用停止判断は難しいところです。
それでも、長期で見れば着実に利益を積み上げていっているのは、時間を掛けたトレンド相場で4ポジション全てを活用した「大きな勝ちトレード」があるためです。
急落の後の反動で勝つとは言い切れませんが、今のドル円は非常にボラティリティが高く「MAX USDJPY」の4ポジション全てを仕掛けた「大きな勝ちトレード」が期待できます。
上がるにせよ、下がるにせよ、どちらかの方向に動く可能性があるので、テラスユニットでは今週も「MAX USDJPY」は運用継続とします。
今週はユニットに変更はありません。