トレンドの持続的発生で成績上昇中!HyperSwing

トレンドの持続的発生で成績上昇中!HyperSwing

ストラテジーを使った運用で、同じロジックを複数の通貨ペアに適応させて、その時々で成績の良い通貨ペアをチョイスして使うという運用方法が、最近、再度脚光を浴びているようです。

今回は、複数の通貨ペアに展開し、その中のいくつかの通貨ペアが入れ替わり立ち代わり好調になっているストラテジーとしてHyperSwingをピックアップしてみました。

HyperSwingは6ヶ月実益損益ランキングの8位にユーロポンド版、11位にユーロ円版がランクインしています。
その2つに加えて、ランキングは大きく後退するもののコツコツと成績を上げているフラン円版に注目していただきたいと思います。

6ヶ月実益損益ランキング


HyperSwingのトレード手法は、トレンドに追随し順張り方向にエントリーを行なうもので、押し目買い、戻り売りのタイミングを狙って、買い売り両方のトレンドを狙います。

順方向にレートが動き、含み益を抱えるとトレンドが終息したと判定するまでポジション保有を継続します。従って、トレンドが続けばいつまでも利益を伸ばし続ける仕組みです。

反対にエントリーと逆方向にレートが動き含み損を抱えると140pipsで決済します。
ただし、フラン円版の2015年1月15日には、140pipsの設定値を超えて損失が発生しました。これについては、後程、フラン円版のご紹介の際にご説明したいと思います。

さて、まずは、ユーロポンド版から見て行きましょう。

HyperSwingユーロポンド12ヶ月実績

ユーロポンド版の過去1年の実績を日足ロウソクチャートで確認しますと、2015年秋までのトレンド発生が少ないマーケットでは成績を下降させています。

特にAの期間は0.7から0.725の中を上下する相場で、エントリー後逆行するケースが多く極端に負けが多くなりました。

ところが、2015年10月頃からまず下落方向に、続いて上昇方向に非常にハッキリと分かりやすいトレンド相場が到来し、エントリーすれば順方向にトレンドが発生するといった好調なトレードを頻発し一気に成績を伸ばしました。

平均取引時間が116時間4分14秒と記録されていますが、Bの期間では、ほぼ一貫して上昇方向にトレンドが発生していますので、買いエントリー後即含み益保有、そして、比較的長時間保有し勝ちトレード決済を繰り返すことが出来たわけです。

次にユーロ円版の実績を見てみましょう。


HyperSwing
ユーロ円12ヶ月実績

ユーロ円版は、ユーロポンド版のBの期間のように長期間一貫して急角度なトレンドが発生したという訳ではありませんが、それでも、Bの期間では時折短期間に上昇するケースを除き下落方向へのトレンドが発生し成績を上昇させました。

半面、非常に狭いレンジ相場で推移したAの期間では、成績を下降させています。

平均取引時間が38時間55分5秒と、極端に短くなっていることからも、トレンド発生後トレンド終息までの時間が短かったことが分かります。

最後に6ヶ月実現損益ランキングの上位圏内には入ってはいないものの、継続して実績好調なフラン円版です。


HyperSwing
フラン円全期間実績


2014年年末までのAの期間は、フラン相場が殆ど大きな動きなく完全な細かいレンジ状態でしたので、勝っても小さな利益、そして、負けトレードが増える勝率が低い状況を作り出していました。

2015年1月以降を境にフランの動きが劇的に変わり値動きが出てきたことで右肩上がりに勝率、勝ちトレード数を上昇させています。

平均取引時間は50時間11分16秒と、HyperSwingとしては短いものですが、値動きが出てきたと言ってもトレンドがあっという間に止んでしまうからでした。

なお、冒頭に申しましたように2015年1月15日に設定上の損切設定値140pipsを超えて最大362.80pipsの損失が計上されています。
これは、スイス中央銀行の発表で、上の画の緑矢印部分に現れた1日で100円から190円超の値動きが生じた際に、損切設定値を超えて決済されたものです。

さて、3つの通貨ペアの実績を見て参りましたが、HyperSwingは、トレンド発生で成績を上げることが明白なストラテジーです。
通貨ペア毎の値動きとHyperSwingの成績を見なが ら、使っていくことでトレード結果を上昇させやすいストラテジーです。