イタリア国民投票でも稼働維持Beatrice 07ユーロドル

12月の第1週のBeatrice 07ユーロドルは、負けに終わっております。

アメリカ大統領選が影響を及ぼし始めた以降のマーケットで、弊社が選定したストラテジーはパッとした成績を収められていませんが、前週も微減ではありますが、その状況は変わっていません。

弊社採用中ストラテジーの前週の実績

Beatrice 07ユーロドルの敗因を見て行きます。

11月28日(月)午前のエントリー後、ユーロドルマーケットは、1.0560付近から1.0685付近までの125pips程度の幅を行ったり来たりと2往復上下を繰り返しました。

エントリー後しっかりと含み益を出しましたが、最終的には運悪く10pips以下から50pips超の4個の損切決済を強いられ終了となっています。

致し方ない結果であったと思います。

今後のBeatrice 07ユーロドルを含むストラテジーの稼働については、短期の足元では11月5日早朝には投票が完了するイタリアの憲法改正の是非を問う国民投票が行なわれます。

志摩力男先生によれば、「今回はイタリア上院の議員定数を大幅に削減し、権限も縮小するという「大なた」です。個人的には、日本の参議院にも同様な措置が必要とは思います。

イタリアも日本同様、ちょっと強い上院(参議院)があるために、何も決まりません。しかも、上院(参議院)で与党が選挙で負けるケースが多いので、短命政権が多いという事情があります。ただ、このような何事も決定し難い仕組みとなったのは、先の第2次大戦時の反省の結果でもありました。

今回、国民投票が否決されれば、レンツィ首相は辞任すると言っています。その場合、政局が流動化し、もしかするとユーロ離脱を主張する「五つ星」中心の政権が誕生するかもしれないという不安があり、それがユーロの重しにもなっていました。」と、余談ではありますが中々一般的なニュースには出て来ないイタリア上院の問題点を知り勉強にもなりましたが、この国民投票が短期的なユーロドル相場に与える影響はかなりある可能性があります。

投票はイタリア現地時間4日の午前7時から午後11時まで(日本時間の4日午後3時から5日午前7時まで)行われ、日本時間5日昼ごろには大勢が判明するというスケジュールです。

Beatrice 07ユーロドルは、12月5日(月)の午前にエントリーを予定していますので、ユーロドルマーケットの渦に巻き込まれに行くようなものですが、稼働維持で使用して参ります。