トランプ相場に翻弄されたBeatrice シリーズ

11月第3週も、トランプ相場に翻弄された感があり、私が設定したフルオートが選定したBeatrice ADX01ユーロドルが負け続けています。

先週の記事で、「波乱相場は今後も続く可能性は高く、一旦停止、あるいは、Beatrice 07ユーロドルの単独採用・・・」と書きましたが、正にその通りとなったため週後半にフルオートをオフに切り替え、Beatrice 07ユーロドルの単独採用としました。

弊社採用中ストラテジーの前週の実績

Beatrice ADX01ユーロドルの不調の理由のトランプ相場について、好調時と対比させて見てみたいと思います。

下の画の10月初旬から10月末にかけてのAの期間は連勝を続けて損益曲線はグングンと上昇していました。

この時期のユーロドル4時間足ロウソクチャートを見ますと、数十pipsの値幅の中で移動し、しかも1カ月弱の期間中全体の値幅は300pips程度に収まっています。

そして、特筆すべきことは、長いヒゲが伸びるケースも稀で、殆どの場合始まり値から終値まで徐々に上昇か下降を行なっていること、また、数日から10日程度の期間、買い方向か売り方向かの何れかの同一方向に一貫してトレンドが発生していることです。

Beatrice ADX01ユーロドルのロジックにとってもエントリー方向に誤りを生じさせ難い相場であったことは疑いようがありません。

Beatrice ADX01ユーロドル最近のトレード

ところが、11月以降のBの期間では、継続して売り方向にトレンドは発生していますが、ユーロドル4時間足ロウソクチャートは、幅の大きい時には350pips程度にも広がり、しかも、殆どすべてのロウソク足は上ヒゲをつけています。

ロウソク足が形成される間の短時間に上昇と下落が生じている訳で、4時間という短い時間の中で数十pipsから時には300pips近い激しいレート変動が起きており、エントリーの方向性も誤りが起きたり、エントリー後にストップロス130pipsにかかりやすくなっていました。

正にADX01ユーロドルのロジックは完全に効かない相場であることがよく分かります。

このような相場ではBeatriceのストラテジーは停止させた方が良いのですが、マーケット状況も変わる可能性に期待して今週もBeatrice 07ユーロドルを稼働させて参ります。