トライオートFX ガイドナビ「トライオートFX、証拠金はいくらではじめる?」

トライオートFXの運用をはじめる際の疑問や不安を解消していただくためのコンテンツ「トライオートFXガイドナビ」。
今回は、多くのお客様からいただく「証拠金はいくらではじめられるの?」というご質問にお応えしていきます。
トライオートFXの自動売買をはじめるために必要な証拠金が想像より高いというお声もいただきますので、こちらのブログでその理由をご理解いただき運用を始めていただけたらと思います。

目次

1.自動売買利用時に必要な証拠金

FX取引を始める際には、余裕を持ったご証拠金で運用を始めることが重要です。
と耳にするものの「余裕を持った証拠金ってどのくらい?」と疑問になるかと思います。

「セレクト」を利用する際の余裕を持った証拠金目安は以下の金額となります。
【ハイブリット】 100万円以上
【コアレンジャー】 50万円以上
【ハーフ】30万円以上

必要な証拠金(発注に必要な証拠金)があれば、取引を始めることができます。
少ない証拠金で取引を始めてしまうとすぐにロスカットとなる可能性があることは皆さんイメージがつくかと思います。
一方で、余剰証拠金には水準がないため、どの程度の証拠金があればよいのですか?というご質問を多くいただきます。

そこで、トライオートでは過去の価格変動リスクを加味した証拠金目安として「推奨証拠金」を提示しており、推奨証拠金以上を元手に運用をはじめていただくようご案内しています。それが上記でお伝えした金額です。

※ロジックや通過ペアにより増減があります。(詳細はこちら(3へリンク))なお、実際に取引を始める際には取引ツールにて推奨証拠金をご確認ください
※推奨証拠金はロスカットを回避するための目安であり、必ずしもロスカットが回避されるものではありません。

2.「推奨証拠金」とは


「推奨証拠金」は下記の計算式により算出されています。

推奨証拠金=必要証拠金×取引数量(※1)+シミュレーション期間の最大ドローダウン

※1.売注文数量と買注文数量のそれぞれを合計し、多い方の合計数量

計算式の中の「必要証拠金×取引数量」は、発注する際に最低で必要となる証拠金です。
この証拠金があれば自動売買を稼働(発注)することができます。

「シミュレーション期間の最大ドローダウン」が価格変動リスクを加味した余剰証拠金にあたります。

〇推奨証拠金の理解を深めましょう!

「セレクト」画面を用いて具体的に説明していきます。
例:コアレンジャー_米ドル/円(2021/8/5時点)

出所:インヴァスト証券作成

※シミュレーション結果は将来の利益を保証するものではありません。

セレクトから自動売買プログラムを選択すると「2019年1月~現在まで」(緑枠)のシミュレーション結果(赤枠)が表示されます。

・発注に必要な証拠金=約48万円(この証拠金があれば発注は可能) 
・推奨証拠金=約90万円
・差額=約42万円(2019年1月以降の最大ドローダウン)

セレクト画面上では初期セット数にて損益計算が行われているため、初期セット数での計算にて説明させていただきます。セット数の確認や変更はセレクト画面上で行っていただけます。

この自動売買ロジックは初期セット数だと発注に必要な証拠金と推奨証拠金に42万円ほどの差額があり、差額部分が「期間中の最大ドローダウン」にあたります。

出所:インヴァスト証券作成

※推奨証拠金と発注に発注証拠金は初期設定のセット数を基に算出されます。なお、初期設定はプログラムにより異なります。
※このプログラムの初期セット数は2セットのため、1セット利用時は半分の証拠金額となります。

「最大ドローダウン」は、選択期間において累積損益(実現損益+評価損益)が最も大きく右肩に下がっている箇所となります。

※赤枠の箇所が最大ドローダウン。

出所:インヴァスト証券作成

シミュレーションの損益チャートでは2020年3月頃が最大ドローダウンとなっております。これはコロナショックの相場変動により最も損益幅が広がった期間になります。

※シミュレーション結果は将来の利益を保証するものではありません

・損益幅の計算から最大ドローダウンを算出
 2020年3月2日実現損益+評価損益 = +328,376円
2020年3月9日実現損益+評価損益 =  -93,384円

 期間中の最大ドローダウン= 421,760円※

※初期設定の2セット稼働した場合のシミュレーション このプログラムは2019年1月から稼働した場合に最大で約42万円のマイナス(最大ドローダウン)が発生していたというシミュレーション結果になります。

このように、トライオートFXではシミュレーションにおいて最も大きいマイナスによるロスカットを回避できた証拠金額として期間中の最大ドローダウンを自動的に算出し推奨証拠金として提示しています。

出所:インヴァスト証券作成

※シミュレーション結果は将来の利益を保証するものではありません。

発注に必要な証拠金 + 最大ドローダウン= 推奨証拠金額

      484,000円   +  421,760円      = 905,760円   
推奨証拠金は過去の相場変動を基にシミュレーションを行った結果であるため、必ずしもロスカットにならないとは言い切ることはできません。
少し割高だなと思うかもしれませんが、過去のリスクを加味し、証拠金効率も考慮したうえで「推奨証拠金額」を目安にして運用をはじめていただくようご案内しています。

2020年1月からの推奨証拠金額の確認方法

シミュレーション期間は2つの内1つを選択できます。


1.2019年1月~現在まで 2.2020年1月~現在まで
⓵セレクト>任意の自動売買プログラムの「詳細を見る」をクリック

出所:インヴァスト証券作成

※シミュレーション結果は将来の利益を保証するものではありません。

②「損益チャート」をクリックすると「2019年1月」「2020年1月」のいずれかを選択可能です。

出所:インヴァスト証券作成

※シミュレーション結果は将来の利益を保証するものではありません。

3.各プログラムはどのくらいの証拠金で始めればいいの?

セレクトの各自動売買プログラムを稼働する際に、具体的に幾ら用意すればよいのかをご紹介していきます。

推奨証拠金は通貨ペアやロジックによってまちまちではありますが、冒頭で目安として挙げたセレクトで長期運用を目指した分散投資型のロジック「ハイブリット」と、最もスタンダードなロジック「コアレンジャー」と、比較的に証拠金を抑えて運用を始められる「ハーフ」をご紹介させていただきます。

■ハイブリッド

1セットあたりの推奨証拠金【100万円程度】
米ドル円,ユーロ英ポンドの推奨証拠金=約100万円

ハイブリッドの特徴はこちら

※推奨証拠金、発注証拠金は毎営業日の算出となります。最新の証拠金はセレクト画面からご確認ください。
※2021/8/4時点

■コアレンジャー

1セットあたりの推奨証拠金【50万円~100万円程度】
米ドル円の推奨証拠金=約50万円

コアレンジャーの特徴はこちら

※推奨証拠金、発注証拠金は毎営業日の算出となります。最新の証拠金はセレクト画面からご確認ください。
※2021/8/4時点

■ハーフ

1セットあたりの推奨証拠金【30万円~100万円程度】
米ドル円の推奨証拠金=約30万円

ハーフの特徴はこちら
 

※推奨証拠金、発注証拠金は毎営業日の算出となります。最新の証拠金はセレクト画面からご確認ください。
※2021/8/4時点

セット数の調整方法はこちらをご覧ください

ご覧いただいた通り、コアレンジャーやハーフは数十本の注文を一度に発注して運用を行います。
注文管理に慣れないうちは1、2個程度の自動売買注文の稼働から始めていただき、徐々に稼働を増やし複数の通貨ペアでポートフォリオを組んで運用を行っていただくと良いでしょう。
※ハイブリッドは複数の通貨ペアのコアレンジャーでポートフォリオが組まれています。
※推奨証拠金はロスカットを回避するための目安であり、必ずしもロスカットが回避されるものではありません。

まとめ

1.自動売買注文は「推奨証拠金」を目安に運用をはじめましょう
2.推奨証拠金は、シミュレーション期間の価格変動リスクを加味した証拠金額

推奨証拠金=必要証拠金×取引数量(※1)+シミュレーション期間の最大ドローダウン

3.セレクトの推奨証拠金(米ドル円)                   

ハイブリッド:約100万円 コアレンジャー:約50万円 ハーフ:約30万円 2021/8/4時点)

推奨証拠金額で運用を始めた場合でも、シミュレーション以上の損失が発生しロスカットになる可能性はあります。証拠金状況をきちんと把握し、ご自身がし注文を管理できる範囲内で運用をはじめましょう。