今日の裏読み、表読み

総じて米感謝祭ムードで、動意に薄い中、円の買い戻しが続いている。ただ、本日も米国は、債券・株式・商品市場が短縮取引に留まることもあって、週末を控えて、ポジション調整のフロー以外は、総じて揉み合い気味の展開を想定して対応したい。
経済指標としては、日本の11月東京都区部消費者物価指数と10月企業向けサービス価格指数、独12月GFK消費者信頼感調査と第3四半期GDP・改定値、仏11月消費者信頼感指数、加9月財政収支などが発表される。
注目度の高い指標はなく、東京の物価指数は強い結果が想定されるが、日銀が、物価上昇を全く無視していることから影響は見えず、独第3四半期GDPは改定値であり、予想比でサプライズでもない限り、相場の反応は限定される見通し。
ECB要人発言では、昨日理事会の議事録が発表されており、想定内の発言に留まれば影響は限られそうだ。

戦略としては、ドル円は、円買いが続いているが、今日は5-10日もあり、早期は138円割れをバックに押し目買いも、139円が抑えると利食い優先。またこの売りは139.20越えをストップ、または、140円を超えるまでは、売り上がりとなるが、当面138円が支えると利食いが安全そうだ。
ユーロドルは、反発が続いているが更に上値を追うのは難しい。1.0450や1.0482をストップに売り場探しから、ターゲットは、1.0382が維持されると利食いも、割れるなら1.03ミドルでは利食いで、買いもこういった位置から1.03まで買い下がって、ストップは1.03のクリアな下方ブレイク。また割れても1.02ミドルは堅くなりそうだ。
ポンドドルも慎重に売り場探しで、できればストップは1.2154越え。ターゲットは、1.20ミドルでは利食いで、買いはこの位置から1.20、出来れば1.19ミドルまで買い下がって、ストップは1.1872割れで対応したい。 
一方クロス円も、直近安値を睨んで押し目買いから、反発ではしっかりと利食って、大きめの戻りでは直近高値を睨んで、売り場を探したい。