今日の裏読み、表読み

昨日は、若干方向感に欠けた展開となっているが、本日は月末スポット応当日となることもあって、月末のフローで動きが左右される可能性に留意して対応したい。
 経済指標としては、独7月GFK消費者信頼感調査、仏6月消費者信頼感指数、米5月卸売在庫、4月月次住宅価格指数とS&P/ケース・シラー住宅価格指数、6月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数、6月リッチモンド連銀・製造業指数やダラス連銀・サービス売上高・サービス部門信頼感指数などが発表される。
注目は米経済指標となるが、結果次第も直近の米経済の弱い姿を反映した結果となるなら、米長期金利の低下を伴い、ドルの売り圧力となるか注目したい。
 また、本日も米7年物国債の入札も注目で、昨日の5年債の入札は不調となっているが、短期よりより長期の投資ニーズが見えるか注目したい。
 その他、G7の首脳宣言の採択は、特別に市場の影響は与えないが、ECB年次フォーラムでは、インフレに対して、厳しい姿勢が示されるとユーロ相場を支えそうだ。
 本日の為替の戦略としては、ドル円は、東京時間は、月末のフローの動きに注目されるが、案外売りも出る展開。安易に上値は追わず、高値は売りも、買いはしっかりと押し目を待つスタンス。また、仲値後は、仲値を越える動きが見えると強気、逆なら弱気で見て、総じて逆張りで臨む形を想定したい。
 ユーロドルやポンドドルは、引き続き半期末を睨んで、ドルに売り戻しが出易い見込みで、上値は追えないが、押し目買いを優先したい。
一方クロス円も若干方向感が見えづらくなっているが、大きめ下げや戻りがあれば、逆張り場を探したい。