昨晩の海外

昨晩の海外市場は、弱い米4月耐久財受注もあって、米長期金利が低下するも、NY株価3指数が、堅調を取り戻したことで、リスク回避相場に巻き戻しが優勢となった。また、FOMC議事録では「大半のメンバーが、今後数回の会合で、50BPの利上げ適正と考えている」と示されたが、サプライズはなく、相場の反応は限定された。尚米10年物国債利回りは、2.708%から2.770%で揉み合った。
 ドル円は、一時127.50まで上昇、ユーロドルは、パネッタECB専務理事が、「中立金利を目指すべきではない」と発言、ECB金融安定報告書で「ユーロ圏の経済見通しは弱まる」、「資産市場が急激に調整されるリスクがある」と示されたことで1.0643まで売りに押された後、1.0695まで値を戻し、ポンドドルも英国政府が公表したジョンソン首相のパーティーゲート事件に関する報告書を受けて、同首相への退陣圧力が強まる可能性が警戒されて、1.2482まで下落後1.2592まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円が134.99から136.16、ポンド円は158.40から160.32、オージー円は89.31から90.39、NZD円は81.70から82.58、カナダ円は98.47から99.46まで買い戻された。