昨晩の海外

昨晩の海外市場は、予想を上回る米2月消費者物価指数を受けて、ドルが上昇する局面があるも、米食品医薬品局の「米国はジョンソン&ジョンソンが開発した新型コロナウイルスのワクチンを、血栓発生を理由に接種停止を呼びかける」との一部報道や米30年債入札を受けて、米国長期金利が低下したことなどから、ドルが軟調な展開となった。 
 米10年物国債利回りは、1.701%から1.616%まで低下した。株価では、NYダウがマイナスで引けたが、ナスダックがプラス、S&Pは史上最高値を更新して引けた。
 ドル円は、109.13から米2月消費者物価指数を受けて109.60まで上昇後、109.02まで売りに押され、ユーロドルは、予想を下回る独4月ZEW景況感指数を受けて、1.1879まで下落後、1.1945まで反発、ポンドドルは、タカ派とみられていたホールデン英MPCいいがン、6月に辞任する意向を示したことで、1.3769から1.3695まで一時売りに押されたが、その後は値を戻した。
 一方クロス円では、ユーロ円が129.80から130.44まで反発、ポンド円が149.68まで下落、オージー円は83.04から83.40、NZD円は76.97から76.67で揉み合い、カナダ円は、86.58を安値に87.16まで反発した。