昨晩の海外

昨晩の海外市場は、中国が「国営企業の米国産大豆や豚肉の一部輸入を停止」との報道や米国内で広がる抗議デモに対する懸念から、NYダウが162ドル安からスタートしたことで、一時リスクオフの動きが広がるも、その後株価が125ドル高まで回復したことで、リスク回避の巻き戻し的なドル売りが続いた。米5月ISM製造業景気指数は、予想を若干下回ったが、4月建設支出が予想を上回り影響は限られた。また、トランプ大統領は、黒人暴行死をきっかけとした全米各地で激化する抗議活動に対し「各州知事は、より強硬な姿勢で臨むべき」との考えを示したが、市場の反応は見えなかった。
ドル円は、107.39を安値に107.77まで反発、ユーロドルは1.1154から1.1101で上下し、ポンドドルは、対ユーロでの買い戻しもあって1.2507まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円は119.96から119.42のレンジで推移、ポンド円は134.55まで反発、オージー円が73.20、NZD円が67.78、カナダ円は79.34まで上昇した。