短期の相場見通し
S&P500指数の向こう1カ月のターゲットは5,800とします。
9月3日のレーバーデー明けの米国株は用心深い取引で幕を開けましたがカマラ・ハリスとドナルド・トランプによる大統領候補討論会を境として再び騰勢に転じました。
9月18日の連邦公開市場委員会では0.50%の利下げが発表され、政策金利は4.75〜5.00%のレンジとなっています。
連邦準備制度理事会はインフレの沈静化に伴い物価と政策金利の間の乖離がとても大きくなってしまっている状態を一気に詰めようとしています。
その背景には(早く動けば動くほど景気後退を回避できやすいに違いない)という心の動きがあります。
マーケットはこれを好感しました。 S&P500指数、ダウ工業株価平均指数は過去最高値を更新しており、場味は良いです。唯一、ナスダック総合指数のみが未だ7月10日の高値、18,671.07を奪還出来ていません。
米国経済の現況
米国経済は相変わらず好調です。
失業率は4.2%となっており過去の経験則ではこのあとどんどん上昇してしまうリスクが出る水準にさしかかっています。
従って雇用市場の状況が悪化するようならFRBは更に大胆に利下げしてくると思われます。
企業業績
企業業績は好調です。2024年のS&P500指数のEPSは242.21、2025年は278.41が見込まれています。
このように今年も来年も普段より少し速いペースでEPSが伸びてゆくと見られています。
注目CFD
今月も米国D30(NYダウ)、米国NQ100(ナスダック100)、米国S500(S&P500)、米国R2000(ラッセル2000)、日本225(日経225)はロングで臨みたいと思います。