昨晩の海外(2024/04/18)

昨晩の海外市場は、主だった材料のない中、軟調な株価を背景に米10年物国債利回りが、4.577%まで低下、ドルに売り戻しが優勢となった。また、米地区連銀系勢報告では、「米経済活動は全てを考慮した結果、若干拡大した」、「短期的なインフレ上振れリスクを認識」などの見解が述べられたが、相場に影響は見えなかった。
 ドル円は、日米韓財務大臣会合での共同声明で「既存のG20のコミットメントに沿って、外国為替市場の動向に関して引き続き緊密に協議」と示されたこともあって、154.71から154.16まで一時下落、ユーロドルは、ユーロ圏3月消費者物価指数・改定値は前回と変化がなかったが1.0680まで反発、ポンドドルは、英3月消費者物価指数が予想を上回り、1.2482まで反発後、対ユーロでの売りもあって1.2424まで値を下げた。ユーロポンドは0.8572まで値を上げた。尚センテノ・ポルトガル中銀総裁は「6月は非常に重要な決定となる」、「金融政策を変更する時が来た」、ホルツマン・オーストリア中銀総裁の「利下げをするかどうかは6月まで待つ必要がある」との発言が伝わったが、反応は見えていない。
 一方クロス円では、ユーロ円は164.81まで反発、ポンド円は、191.68まで値を下げ、オージー円が99.54から99.01、NZD円は91.45から91.02、カナダ円は112.22から111.71で揉み合い気味に上下した。