昨晩の海外(2023/7/06)

昨晩の海外市場は、注目の6月13-14日開催分の議事録では、一部の当局者は利上げを支持したものの金利の据え置きに全会一致で同意、一方でほぼ全ての当局者が年内の追加利上げを予想していると示され、米10年物国債利回りが3.945%まで上昇したが、総じてドル買いは限られた。尚米5月製造業受注は横ばいとなり、4-6月期の全米新車販売が、好調な結果となるも反応は見えなかった。
 ドル円は、144.73から144.08で上下し、ユーロドルは、1.0908まで反発後、ユーロ圏6月サービス業PMI・改定値が予想を下回り、ECBの調査による1年先の期待インフレ率が前回から低下したことなどから1.0854までじり安となり、ポンドドルは、1.2688から1.2736で上下した。
 一方クロス円では、中国のPMIが弱かったことで、NY株価3指数が軟調となったことで、総じて売りが優勢となるも、FOMC議事録にサプライズはなく、影響は限られた。ユーロ円は157.72から156.79、ポンド円は184.03から183.16、オージー円は96.75から96.06、NZD円は89.68から89.14、カナダ円は109.38から108.51の揉み合いの動きに留まった。