今日の裏読み、表読み(2024/05/09)

昨日も円の軟調が続いている。ただ、ドル円の反発も直近安値高値の半値となる156円が近づいており、更なる上値追いは避けたい。あくまで押し目で買うのが安全となりそうだ。
 本日の金融政策としては、英中央銀行、ポーランド中銀、メキシコ中銀が政策金利を公表する。一応据え置きが想定されているが、英中銀に関しては、既に6-8月の利下げが想定されており、議事録における投票が焦点。前回は利下げが1票、据え置きが8票だったが、利下げ票が増えるとこの思惑を高めそうだ。 
 経済指標としては、英4月RICS住宅価格指数、日本の3月毎月勤労統計調査、4月外貨準備高、4月25-26日開催分の日銀金融政策決定会合における主な意見、3月景気先行指数・速報値、中国4月貿易収支、南ア3月製造業生産、メキシコ4月消費者物価指数と3月生産者物価指数、米週間新規失業保険申請件数などが発表される。
 引き続き日本の指標の影響は少ない。注目は米週間新規失業保険申請件数となるが、先週末の米雇用統計が弱かったことで、サプライズは強い結果となるが、大きな相場の動きとはならない見通し。
 その他不安定な株価、30年物国債の入札を受けた米長期金利の動向となるが、今週は再びFRBの利下げ期待に市場が傾いており、長期金利の更なる低下が見えると、ドルの圧力となりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、160.17の高値から151.86まで調整もこれを維持して反発が続いている。ただ、上値追いも厳しく、上値は、直近半値となる156円が押さえると弱く、慎重に売り上がりを検討したい。ストップ156.08越え。超えても158円越えをストップに売り直し、超えるなら止めて、159.58や160.17をストップに、再度売り直しとなる。下値は、155円前後の維持では、売りは利食いで、買いは154.55-69をストップに買い下がり。割れるなら153.40前後まで買い下がっても、割れるなら止めて153円まで買い直し。このストップは152.80割れ。割れても151.86をストップに、段階的に買い下がりとなる。また割れても151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探し。
 ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0813まで再反発も、更なる展開とならず、ただ、突っ込み売りも避けたい。下値は、1.0735を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるならやめて、1.0700前後まで買い下がって、ストップは1.0674割れ。割れても1.0624-49を前に、下げ止まりでは売りは利食いで、この買いのストップは1.0600割れ。割れても1.0563や1.0448をストップに買い場探しとなる。上値は、1.0788-91や1.0813を前に上げ渋りでは、買いは利食いで売っても超えるなら止めて、1.0885、1.0943-81、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2636まで反発も、上値を抑える形。下値は、1.2466-68の維持では、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.2423をストップに買い直し。更には1.2300-32、1.2265、1.2187、1.2070や1.2037割れをストップに順次買い場探しとなる。上値は、1.2565を前に上げ渋りでは買いは利食いで、売りもこれをストップ、超えても1.2595や1.2636を前に、上げ渋りでは利食いや売り。超えるケースからは、1.2710、1.2803-23、1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持する形。下値は165.04をストップに、押し目があれば買い下がり。割れても164.02割れをストップに買い直し。更には163.02、162.28、160.88-06、160.22や158.90割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、167.39や168.67を前に、上げ渋りでは利食い、これをストップに売場探し。超えても171.00や171.56をストップに売り直しとなる。
 ポンド円は、上値を200.55で抑えられて、191.37まで下落もこれを維持する形。下値は、193円を前に、下げ止まりでは売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、191.37をストップに買い直し。更に割れても190.83-10、190.00-30、188.58、187.97、186.85をストップに順次買い場探しとなる。上値は、195.75を前に上げ渋りでは、買いは利食いで、売りはこれをストップ、超えても197.43、199.85や200.55をストップに、売り直し場を探したい。
 豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46まで下落もこれを維持する形。下値は、101.59を前に下げ渋りでは、売りが利食いで、買っても割れるなら止めて、再度100.46をストップ買い場探し。更には99.75-94、も99.37-42、97.78、97.25-27、96.90、96円割れをストップに順次買い直しとなる。上値は、102.47-65を前に上げ渋りでは、買いは利食いや売り狙い。超えても103.19、104.94をストップに順次売場探しとなる。
 NZD円は、95.40を高値に91.19まで下落後93.47まで再反発も、上値追いは避けたい。上値は、93.66-87をストップに売場探し。超えても95.16や95.40をストップに売り直しとなる。下値は92.47を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、再度91.19や90.82をストップに押し目買い。更に割れても89.77-96、89.26割れをストップに買い直し場を探す形となる。