今日の裏読み、表読み(2023/08/24)

昨晩は、ドルに若干売り戻しが出たが、引き続きジャクソンホール会議を睨んで、様子見ムードは続きそうだ。
 金融政策としては、トルコ中銀が政策金利を公表する。予想は2.5%の利上げとなるが、想定より利上げ幅が限定されるケースや据え置きの場合、大きなショックとなることは、留意しておきたい。
 経済指標としては、日本の週間対外対内証券売買契約等の状況と7月スーパー販売額、仏8月企業景況感指数、英7月CBI小売売上高、米国では、7月耐久財受注、週間新規失業保険申請件数、7月シカゴ地区連銀全米活動指数とカンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
 注目としては、米経済指標となるが、直近では強弱入り混じる内容が目立っており、同様な展開に留まるなら影響は限られそう。
 また、本日から、カンザスシティー連銀主催・国際経済シンポジウムが始まるが、一応本日は著名人の講演の予定は発表されておらず、影響は限られるかもしれない。ただ、 植田和男総裁が、24日から28日まで米国に出張すると日銀が発表している。カンザスシティ連銀主催のシンポジウムに出席する見通しで、もし、同氏から何か発言があると、相場のかく乱要因となることで注意しておきたい。
 その他米長期金利や株価の動向には、引き続き注視しながら対応したい。

 戦略としては、ドル円は、146.56で上値が押さえられて、144.54まで調整。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期はこれが維持されると買っても、144.54や144.39を割れるなら止めて、再度買い直し場を探すが、このストップは、144円割れまたは、143.20割れとするなら買い下がりでの対応となる。一方上値は、145.60が押さえると利食いやこれをストップに売り狙い。超えても146.40-56ゾーンをストップに売り直しとなる。ただ、こういった売りのターゲットは、その直前の安値の維持では利食いを優先したい。
 ユーロドルは、下値を1.0803まで下値を拡大。突っ込み売りは避けて、下値をこれが維持されると買っても、割れるなら止めて、1.0733をストップに買い直し場を探す形。上値は、1.0872が押さえると利食いで、売りもこれをストップ。また超えるケースでは、1.09031-35、1.0953-60、1.1005や1.1065をストップに、順次売場探しとなる。またこういった反発では、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
 ポンドドルは、1.2615まで再下落も、突っ込み売りは避けたい。早期はこれをストップに買い場探しから、ターゲットは、1.2734や1.2765を前に利食い優先から、売りもこのレベルをストップに対応。更に超えても1.2800-18、1.2885をストップに売り狙い。売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
 一方クロス円は、高値からの調整が続いている。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は昨晩の安値が維持されると買いから入って、ターゲットとしては、ユーロ円やポンド円は、22日の高値を前に利食いやこれをストップに売り狙い。オージー円やNZD円は、15-10日の高値を前に利食いで、またこれをストップに売り場を探しながら、利が乗ればしっかりと利食いながら対応したい。