
今週2月27日よりレンジ追尾【分割版】がスタートしました。
>>レンジをもっと使いやすく!資金効率を高めた【分割版】をリリースします。
本日は、レンジ追尾のメリット・デメリット、そして【分割版】の運用方法を簡単にご紹介したいと思いますが、その前に、レンジ追尾について少しおさらいしておきましょう。
「レンジ追尾」は、長期で見ると一定範囲での上下動きを繰り返しやすいという為替相場の特徴を捉えて、長期の値幅に売り買い両方の注文を一定間隔で設定する自動売買です。
レンジ追尾の基本的仕組み
レンジ追尾の基本ロジックは以下のとおりです。
- 「想定レンジ幅」=過去1年間の「高値-安値」
- 「利確幅」=一日平均変動幅の4分の1
- 「損切幅」=「想定レンジ幅」-「利確幅」
※想定レンジ幅を超える値動きとなった時に損失が発生します。
「レンジ追尾」メリット・デメリット
さて、ではレンジ追尾にはどのようなメリット、デメリットがあるのか見ていきましょう。
メリット
- 将来の相場予想が不要
- 売り買い双方でコツコツ利益
- 評価損を実現利益で緩和して長期運用
デメリット
- 設定する注文数分の証拠金が必要
- 直ぐには届かない注文にも証拠金がかかり非効率
- 仕掛け内に注文数が多く管理しにくい
どんな相場状況にも対応できる自動売買はありませんが、レンジ追尾も広い範囲を網羅する分、その時点では無駄な注文、資金がかかってしまい、証拠金取引の資金効率メリットが減少してしまいます。その改善を目的としたのが今回の【分割版】です。
レンジ追尾のデメリットを改善した【分割版】
【分割版】は、文字通りオリジナルの設定をそのままいくつかのパーツに分けたもので、1つのパーツは20本前後の注文で構成されます。複数あるパーツの中で現在の価格変動範囲にマッチしたパーツの成績が当然良くなり、現在価格から離れた価格帯のパーツは取引が行われていないため、その違いが一目で分かります。
こちらで1ヶ月または3ヶ月という比較的短期の成績で上位の通貨ペアから選んでいただくと良いでしょう。もちろん、急な相場状況の変化により価格帯が変わってしまう場合もありますので、定期的に状態を確認し次のパーツを稼動するなどの管理は必要となります。
レンジ追尾【分割版】の運用方法
3月2日現在、「レンジ追尾_英ポンド/米ドル_Hパーツ」がトップとなり、続いて「レンジ追尾_ユーロ/米ドル_Bパーツ」となっています。
「レンジ追尾_英ポンド/米ドル_Hパーツ」を詳しく見ると、現在の価格はHパーツのレンジ範囲の下に位置していることが分かります。このままHパーツを稼動すると、価格が反発すれば取引が開始しますが、このまま英ポンド/米ドルの価格が下落すると取引が行われません。この場合、Hパーツの下のレンジ範囲のパーツを稼動します。
英ポンド/米ドルに絞り込むとHパーツ以外のパーツの状況が一目で分かります。
では、2番目の「レンジ追尾_英ポンド/米ドル_Iパーツ」を詳しく見てみましょう。
英ポンド/米ドルの現在値がちょうどIパーツのレンジ範囲に入り始めたところです。
HパーツとIパーツの両方を稼動しておき、もしこのまま価格が下落するようならHパーチを稼動停止しIパーツのみで運用するという方法もよいでしょう。
自動売買ですが、ただほっとくのではなく、状況に応じて調整しながらトレードをお楽しみください!