トライオートETFは自分自身が必要とした金融サービス
トライオートETFは金融機関に携わっている人間として自分で運用したい商品を形にしたものです。
リアル運用ブログの照会の前に少しだけトライオートETFがなぜできたのかを紹介させてください。
ほとんどの金融商品はお金持ちに有利
私は30代半ばですが、総合証券会社や大手銀行が販売している資産運用のための金融商品について、下手な知識があるばかりにほとんどのものに手を出せないでいます。
理由は良いと思える商品があまりないからです。
一部の富裕層向けの金融商品はかなり発達しているとは思いますが、私のように資産を持っていない小口の顧客は資本の論理でどうしてもコスト的に不利な立場になります。
ETFを日本人の6%の人しか知らないワケ
そのような環境の中で自分でもできる圧倒的に優れていると思える金融商品がETF(上場投資信託)です。米国では当たり前の常識です。伝説投資家ウォーレンバフェットも一般人はS&P500を購入しておくだけで十分だと言っています。
コストが安く、透明性が高く、いつでも換金可、しかも小額からできるという30代のこれから資産形成を目指す人にとっては4拍子そろった商品です。
ではなぜ日本では6%の人しかETF(上場投資信託)を知らないのか?
この点はスタートガイドの広瀬さんも指摘してらっしゃいますが、ETFは金融機関が販売しても儲かりません。
投資信託やラップ口座は手数料や信託報酬が入ってきますが、ETFは通常の株式なのでわずかな売買手数料しか入らないことが原因です。そのため日本ではETFを積極的に推奨する金融機関がはっきり言って存在していません。
その点、私たちはそもそも投資信託などを販売しておらず、ETFを強く推奨することについてなんら制約がなかったためETFを題材にすることができました。
日本人が優れたETFへとアクセスするには高い壁が
さて、この4拍子そろった金融商品なのですが、実際に購入しようとすると問題がありました。
それは日本に上場しているETFからは海外ものを選べない。なぜなら為替ヘッジされていないものが多く、しかも流動性(売買出来高)がほとんどない。そして、海外ETFを購入しようとすると外国用の口座を作り両替するので元本為替リスクもかかる上、少額からの場合は手数料がとっても高くなってしまうということを知りました。
これらの問題を全て排除して少額からでも不利なく、自由度高く、最高レベルの世界の金融商品に最も安いコストでアクセスできるサービスを作るべくトライオートETFのプロジェクトはスタートしました。
リリース&念願のリアル運用ができるように
そして4月25日のスタートから私もリアル運用をはじめています。 色々な改善点を皆さまと一緒に探して、作っていけたらいいなと思っておりますのでたまに行うアンケートなどについてご協力頂ければ幸いです。
さて、リアルトレードについてですが、私もトライオートETFは皆さんと同じように初めてです。なのでまずは色々と試しています。レバ1倍口座です。100万円入っています。
- S&P500ETF→追尾仕掛け
- ナスダック100トリプル→追尾仕掛け
- 原油ETF→AP単体
- バンガード新興国株→追尾仕掛け
あとは試しにマニュアルポジションとしてこんな具合です。
- 日経レバ 1口
- EU大型株ヘッジ 1口
- 高利回り社債 1口
- 金融株 1口
始めてみての気づき
気づきその1 レバ1倍は超ゆったり見てられる。
色々と試して面白い発見が日々出ますが、今のところ感じている点は、「放置しておいていいな」という所です。毎回ツールを見に行ってもやることないです。はっきり言って。レバ1倍ってホントにゆったりですねー。
※レバレッジをある程度かけて資金効率を良くして自動売買で取引したいというご要望が多かったため、2017年2月4日レバを5倍標準に変更しました。
気づきその2 ETF自動売買への高いニーズと可能性
あと、自動売買ETFを利用している人の数が予想以上に多いということにびっくりしています。私も使っているのですが、バシバシと利食いのメールが届くと嬉しいものですね。
試しに入れてみたレバレッジ型のナスダック100トリプルですが、自動売買と相性いいなぁと感じています。引き続き研究してみます。
損切りしないので当然損益曲線は右肩上がり。5,128円のプラスです。ほぼ1カ月間で5,000円という感じです。
まだ自動売買による注文はほとんど買いポジションを持っていないので、これからだと思いますが、レバ1倍で年間の最低収益率10%以上は目指したいですね!今のペースだと6%なので、月間1万円位を増やす感じでしょうか。
ゆったりがんばります。