Direxion デイリー米国金融株ブル3倍 ETF【金融株トリプル】

Direxion デイリー米国金融株ブル3倍 ETF【金融株トリプル】

ETFの数少ない弱点

ETFは様々な指数に連動するように設計され、実際にその指数の構成銘柄と構成比率に沿った銘柄を組み入れることで同じパフォーマンスが出せる仕組みになっています。

気軽に分散投資が出来、価格も手ごろなことから過去10年で最も成長した金融商品でもあるのですが、数多くの銘柄を組み合わせているだけに、値動きがゆるやかである、という難点があります。これは、裏を返せばリスクが低いことに他ならず、分配金ももらえるので長期投資にはもってこいなのですが、逆に短期で利益を出したい人には物足りない値動きとなります。  

レバレッジETFの誕生

そんなETFの唯一ともいえる弱点を克服すべく開発されたのが、このレバレッジETFです。

レバレッジETFは原資産の日々の騰落率に対し2倍、3倍、又はマイナス1倍、マイナス2倍となる値動きになるよう、先物やオプションなどを組み合わせて設計されています。なので、なので、例えば今日一日などのような短期的な相場観に自信があるときには、元の指数ETFよりもレバレッジETFを使ったデイトレードの方が高い収益を見込めます。

複雑な設計でこういった値動きを実現しているため、レバレッジ銘柄はエクスペンスレシオが一般的に高めに設定されており、長い期間の投資には向いていません。

また、原資産に対して2倍や3倍といった動きをするのは1日の中だけでの話で、複利効果やエクスペンスレシオの関係から、2日以上保有した場合の価格の動きは純粋な倍率ではなくなってしまうことがあり、短期売買専用の銘柄とも言えます。

下のチャートは、通常のETFの代表格、アメリカの指数S&P500に投資できる世界で最大の資産高を誇るETF・ SPYと、S&P500の2倍の値動きをするように設計されたETF・SSO(S&Pダブル)の10年間の値動きを比較したものになります。

 
SSOの方が相場の山はより高く、谷はより深い動きになっているのがお分かりいただけると思います。全体で見ると10年間でのパフォーマンスは大きくは変わらないので、やはり短期での値動きを追うべき銘柄だと 言えるでしょう。

金融株トリプルはトライオートETF採用銘柄の中で最も値動きの激しい銘柄

金融株トリプル/正式名称・Direxionデイリー米国株ブル3倍ETF)は、トライオートETFに採用されている26銘柄の中で最も値動きの激しい銘柄です。

2016年で見た時の値動きがこちら。

1年で値段が倍以上になっているのがお分かりいただけるかと思います。  

昨年はトランプ相場で後半特に米国株は強かったのですが、景気敏感株と呼ばれる金融セクターは景気の動きに元々とても敏感。

セクターそのものも右肩上がりだったのですが、パフォーマンスが更に3倍となる金融株トリプルにとっては絶好調の1年でした。  


 

良くも悪くもパフォーマンスが3倍になる

もちろん、いい事ばかりではありません。少し過去に遡って見てみましょう。

米国金融株は2016年2月、世界の経済成長の鈍化や、日本のマイナス金利政策導入が米国の金融セクターにも影響を与えるのでは、といった憶測から年初来安値をつけたのですが、金融株トリプルはもちろん下がる時もその影響は3倍増し。ものの2ヶ月で価値が約半分になってしまいました。高値の時に買ってしまっていた場合資産価値は半分以下になってしまう危険があったということです。

   
このように、いい時も悪いときもその3倍の値動きをする金融株トリプル。

2017年3月現在は過去最高値を爆走していますが、相場が下がり始める局面で最も影響を受けるのもこの銘柄です。  

お取引の際は以上の事もぜひ頭に入れておいていただければ幸いです。