
トランポノミクスへの期待を発端にドル高に相場が傾き、ドル円が2週間強で12円(1,200pips)も動くという急激な相場になりました。
今週末には年内最後の米雇用統計があり、その先にはイタリア国民投票、FOMCが控えています。そしてここまで加熱したドル高相場が、さらに相場を波乱へと動かすことが予想されます。
そこで高勝率系ストラテジーよりも、高いボラティリティを好む「損小利大」のトレンドフォロー系ストラテジーを重視していきたいです。
テラス・ストラテジーのみのフルオートとして採用している「(1週間)収益率1位 / PF1.2以上 / 3ポジション以上」では先週トレードはありませんでした。
トランプショックの直ぐ後11/12から「Genius_Theta NZDUSD」を3週連続で選択しています。「Genius_Theta NZDUSD」は「利食い < 損切り」の設定のため、勝率が高く、軽くドカンといくタイプのストラテジーですが、基本となっているスタイルは逆張りではなく、トレンドに乗る「順張り」です。
そのため、トランプショック以降は、継続して「売り」を仕掛け、現在も4ポジションの売りを保有しています。
今後の想定としては、ドル高が進行すれば、利食いとなり、4週連続の採用となり、逆にドル安に反転すれば、損切りとなり、来週はフルオートから外されることになります。
もしくは、相場が横ばいで進行した場合、損切りすることなく、次の優秀なストラテジーに入れ替えられるので、急激な「ドル安」だけが望まぬ相場となりそうです。
フルオート「テラスのみ/(1週間)収益率1位/PF1.2以上/3ポジション以上」のストラテジー入れ替えを見てみると以下の様に、負けていくストラテジー、調子を落としたストラテジーをよいタイミングで入れ替えていることが分かります。
「GapFighters360 NZDUSD」を採用した10/29はパフォーマンス絶頂期でその後ドローダウンしてしまっています。それでも早い段階で(翌週には)「MAX EURCAD」に入れ替えたことでそれ以上の損失を間逃れています。
MAXは採用直後は好調でしたが、トランプショックで損切りしてしまいました。
それまでの利益を吐き出しただけですが、フルオートは直ぐにより優秀な「Genius_Theta NZDUSD」に入れ替え、利益を伸ばしています。
この一連の入れ替えは、トレーダーの裁量ではなかなか難しいものだと思います。ここに自動で入れ替える仕組みの優位性があるように感じます。
「俺のフルオート」で最も注目している「best invast label_2016」が、先週だけで約315万(10kに直すと約+6万円)のプラスと順調に利益を伸ばしています。
今週から「MultiAgent」と「ArtTradeFx」を採用しています。
どちらも、「損小利大」ステータスが付いていて、直近のトレードをみてもトレンドに逆らわず順張りでの仕掛けをしています。
非常にシンプルな条件ながらまさに運用したいストラテジーを選んでいるように思います。
条件の中の「稼動以来 取引回数450回以上」が特徴的で、期間によらず取引回数が多ければ採用に値するということを狙っています。
さらに「一発」も絡めているので、
「短期間で高頻度取引で成績を伸ばしたストラテジー」
「一発の利益を運よく当てて成績を伸ばしたストラテジー」
という、運用を躊躇するようなストラテジーを上手く除外できています。
このあたりの設定をテラスフルオートにも活かして行きたいと思います。