
スイスフラン暴騰の余波、ECB(欧州中央銀行)の金融緩和の影響を受け、値動きが慌ただしかった
前週でした。弊社のリアル口座は、証拠金は週中程に240万円を超えましたが、終わってみれば
1/17(土)朝時点の¥2,346,289から1/24(土)マーケット終了時の¥2,337,476へと、残念ながら\8,813の
微減となってしまいました。
ただ、現在週末持ち越しの含み益が¥68,775発生しており、再度の240万円台乗せを願うばかりです。
1月4週目の弊社リアル口座成績
※決済履歴は、クローズしたポジション多数の為、最新のもののみ表示しています。
このようなボラティリティが大きく、且つ方向を読むことが難しい相場では、ストップロスが浅くエントリーの
精度が高いコツコツ成績を上昇させる安定型ストラテジーが優位で、今までと変わらず利益を積み上げることが
できましたが、一発利益獲得を狙う利大損小型ストラテジーは軒並み成績を降下させています。
弊社リアル口座のストラテジー別成績
中でも安定度抜群のコツコツ型ストラテジーの代表格であるSiegeユーロドルの最近のトレードを見ますと、
166pipsの大きな利益を獲得したスイスフラン高騰時のトレードと20pips弱のコツコツトレードで9連勝を
飾りました。前週も取り上げさせていただきましたが、どの様な相場に強く、どの様な局面で負けトレードと
なるのかを、あらためて具体的事例と共にご説明したいと思います。
Siegeユーロドル最近1ヶ月の実績
ボラティリティが上がってくると一気に成績を伸ばしていますが、方向感の掴めない相場でもエントリーの
方向性を間違えることなく勝ちトレードを連発しています。ただ、スイスフラン高騰のタイミングは、
売りエントリーの判定後にたまたま大きく順方向に下落しただけとも言えます。なぜなら、過去には大きく動く
タイミングで、損切設定値150pipsまで到達させられる負けトレードも喫しているからです。
具体的な例としては、12/15~12/16(以下の画の中の最も左の黄色い矢印)の負けトレードが挙げられます。
12月に入りマーケット参加者が薄くなり値動きが激しい相場で、一気に200pips程度下落した際に、
エントリー方向を間違え、2ポジション合計で170pipsの損失を発生させています。
Siegeユーロドル最近1ヶ月の実績
また、12/30~1/2の年末年始のマーケットクローズ期間を含む数日間にわたって保有し続けたポジションも、
窓開け時点で200pips程度下方向にレートが進んでいたため、1ポジションでマイナス159pipsという
最大損切設定値150pipsを大きく超える損切決済となっています。
この様に、Siegeユーロドルも一気に大きく動く相場では大きく負ける可能性もある訳です。
ただ、ユーロドル相場で発生頻度が高いレンジ相場では、どんどん利益を積上げて行きます。
また、Siegeユーロドルにとっては細かすぎる日足50pips程度の幅の相場であっても大きな負けトレードを
連続させ損益曲線を下降させるといったことはありません。
日足50pips幅程度の相場(2014/03~08) 日足100pips幅以上の相場(2014/09~12)
上の画の通り、日足50pips幅程度の相場では、思うように損益曲線を上昇させることは出来ていませんが、
とは言え、負けトレード連発で原証拠金に食込むような状態にはならず損益曲線は横這いを維持しています。
また、黄色い矢印のトレードでは、前述した2014/12/15~16のトレード、または、年末年始の窓開き時の
トレードのように一気に200pips近くのレート変動が生じて負けトレードとなっていますが、そのような
トレードが発生しても大きく証拠金を減少させることはありませんでした。
日足100pips幅以上の相場では、勝ちトレード頻発でグングンと利益を蓄積して行きます。
以上、見て来ましたように、稼働開始の2014/04/27以降、細かいレンジ相場、ボラティリティの高い相場、
方向感なく激しく動く相場を経ても、原証拠金に食込むほどの負けトレードを頻発させることなく利益を積み
上げて来ているSiegeユーロドルは、間違いなく優秀なストラテジーだと思っておりまして、今後も
弊社リアル運用のユニットでの使用を継続して行けると考えております。